浅暮三文  作品別 内容・感想

ダブ(エ)ストン街道   

第8回メフィスト賞受賞作
1998年08月 講談社 単行本

<内容>
 ケンの彼女のタニヤは夢遊病により、度々彼の元からいなくなり行方をくらましてしまう。いつもはなんとか彼女の行方を突き止めることができていたのだが、今回は全くどこへ行ったかわからないという状況。そうしたなか、タニヤから手紙が届く。手紙によると彼女は“ダブ(エ)ストン”というところにいるらしい。ケンはタニヤを連れ戻すために未知の場所“ダブ(エ)ストン”に足を踏み入れる。

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<感想>
 浅暮三文氏のデビュー作であり、第8回メフィスト賞受賞作。出版当初はメフィスト賞初の単行本による出版で、しかも内容がミステリではないということで異色とされた作品。感想を書いていなかったので、久しぶりに紐解いてみた。

 読んでみると、デビュー当初はこんな作風だったのかと感慨深い。ファンタジー系ロードノベルというような内容。なんとなくではあるが、浅暮氏の作品というよりは、小路幸也氏の作風と感じてしまうのは気のせいであろうか?

 内容に関しては、あまり述べることはない。色々な登場人物が出てくるわりには、ほとんどが関わりなかったりと、それぞれの短いエピソードに対する全体的な関連性もほとんどない。まさに、思いついたものを書き留めるといったような物語のような気がする。最初、チョイ役で登場かと思った郵便配達員が主人公と友情を育み、最後まで存在感を出していたところは見物であった。

 私の中では、浅暮氏のデビュー作としてというより、メフィスト賞の歴史の一ページとして、こんな作品もあったよという位置づけの作品。


左目を忘れた男   6点

2002年03月 講談社 講談社ノベルス

<内容>
 気がつけば病院のベッドの上。指ひとつ動かせない身だが、なぜか外の風景が見える。どうやら後頭部を強打され、左眼が眼窩から飛び出し彷徨っているらしい。平凡なサラリーマンに何が起こったのか。犯人は誰? 左眼はどこ?
 視覚だけを頼りに行き着いた摩訶不思議な真相。前代未聞のエンターテイメント!

<感想>
 物語は遅々として進まず、解決の糸口さえつかめているのかわからず、次々とわき道にそれ、思い通りに進むことはない。それは、主人公がほぼ植物人間に近い状態であり、なおかつその彼は体から飛び出た左眼の視点によって事実の追求がなされているからだ。左眼といっても本当に左眼だ。どこかのオヤジのように自力で動くようなことはない。ただ、動かされるのを踏み潰されることがないよう祈りながら待つだけ。

 まさに遅々として進まない。結構いらいらしてしまう。やはり、自力で動くことの出来ないパーツによる捜査というのは無理がある。それの動きが他の物に依存しているからであり、なおかつ偶然性によりすぎる。

 世界観の構築という面では斬新な発想であるとは思うが、物語としては成り立っているとはいいがたく思えた。


石の中の蜘蛛   6点

第56回日本推理作家協会賞受賞作
2002年06月 集英社 単行本
2005年03月 集英社 集英社文庫

<内容>
 楽器の修理を仕事とする立花は仕事のために防音された部屋を捜し、そこへ引越しをする事に決めた。しかし、その部屋の下見の最中、交通事故に遭ってしまう。しかも、その事故が原因で異常な聴力を持つ羽目に・・・・・・。その後、なんとか引越しを終えた立花であったが、その異常な聴覚が前に住んでいた者(失踪したらしい女性)の痕跡を読み取ってしまう。そしていつしか立花はその失踪した女性を捜す事に・・・・・・

<感想>
 本書の内容は簡単に言ってしまえば、失踪した女性の行方を追うというもの。その内容はミステリーとしてはありきたりのものであるが、その捜索方法については目を見張るものとなっている。なんと、異常聴覚を利用して、部屋の中からその痕跡を暴き出し、それを元に行方を探すというとんでもない方法なのである。

 本書で目を見張るのは、この異常聴覚の描写。聴覚というものの極限を想像し、それを描写してひとつの作品としてしまうのはすごいことである。これは井上夢人氏の「オルファクトグラム」に近いものを感じられた(もしくは浅暮氏の他の作品にも似たようなものはあるのだが)。ただ、主人公がまるで女性を追い詰めるかのような妙な生々しさがあるので、ファンタジーというにはちょっと・・・・・・という感はある。

 長編よりも短編にして聴覚探偵としてシリーズ化でもすればもっと面白くなったのではないかと思うのだが。この設定、一冊で終わらせてしまうのはどうももったいない気がする。


殺しも鯖もMで始まる   6点

2002年12月 講談社 講談社ノベルス密室本

<内容>
 掘られた形跡のまったくない地中の空洞で奇術師は餓死していた。人をくったダイイング・メッセージ“サバ”は何を意味する? 容疑者が雪の山荘に閉じ込められた夜、第二の密室殺人が発生。室内にはさらに不可解な血文字“ミソ”が。ヒトクセある探偵が解き明かす真相は、どこまでも“本格ミステリ”だった!!

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<感想>
 メフィスト賞作家の中でもっとも本格ミステリからかけ離れたデビュー作を放った者が、“密室本”にてもっとも本格的なミステリを発表してしまった。

 奇術師の四人の弟子達と二つの密室とダイイングメッセージ。これらを使って見事な密室劇が創りあげられた。といいたいところだが、実際二つの密室を取り上げてみるとどうだろう。“屋敷の中の閉ざされた部屋”という密室はいまいちに感じられた。こういうトリックをいまさら行ってもと。丁寧に屋敷の見取り図が挿入されているものの、別に必要なかったのではと感じてしまう。しかし、もうひとつの“穴の中”の密室のほうはなかなか面白かった。これは図入りで説明してくれたので非常にわかりやすい。実際に可能かどうかはおいておくとして、奇抜なアイディアといえるであろう。

 もうひとつの構成要素のダイイングメッセージであるが、これはまた改めて“ダイイングメッセージ”の使い方の難しさというのをつくづく感じる。閉ざされたなかでダイイングメッセージを書くのならば、そのものずばり犯人の名前を書いてしまえばいいようなものである。ただし、当然それではミステリとしては面白くない。だからといってそれをひねりすぎれば、犯人指摘の決め手とはならないはずである。また本書においては被害者が犯人の正体を知っていたのかどうかということにも疑問がわくのだが・・・・・・

 そんなこんなといろいろと注文をつけたものの、それでも楽しませてくれたのはたしか。“密室本”にて“密室”を正面から取り扱った本書の姿勢には十分評価したい。


針   6点

2004年01月 早川書房 ハヤカワSFシリーズ Jコレクション

<内容>
 日本の企業によるアフリカの密林開拓の現場にて、現地作業員全員が失踪するという事件が起こった。現地の日本人がその事件を調査するとジャングルの奥でとんでもない光景を見ることに・・・・・・
 一方日本では幼少のころから皮膚病をわずらっている男に奇妙な変化が訪れていた。皮膚の感覚が突然敏感になり、今まで感じることのなかったような反応をするように・・・・・・。“触覚”を題材にした異色SF作品。

<感想>
 浅暮氏の作品で、すでに視覚、聴覚、嗅覚を題材にした小説が出ているのだが、本書は触覚をテーマとして扱ったものとなっている。

 通常であれば浅暮氏の本はミステリーの分野として出版される感覚であったのだが、なぜか本書はSFシリーズの1冊として出版された。読んでみて、その理由を探ると・・・・・・うーん、なるほど。これは“どぎつい”。読んでみれば、SFのほうから出版したという理由も納得ができる。

 どういうことかといえば、本書で扱っているテーマの触覚を“触覚=性”というようにとらえたものとなっているのである。そういうわけで、本書を出版するのに、SFが良いというよりは、SF作品とすれば許されるだろう的な妥協が見え隠れしているような気がする。

 それで本書を読んでの感想はどうかというと、やはり“触覚=性”という点のみに収束してしまうのはどうかと考えてしまう。まぁ、それが著者なりの見解なのだから、そこに口をはさんでも仕方ないのかもしれないが、終始その性的な描写のみで物語が進められてしまうというのはどうだろうかと感じられた。よって、本書はミステリー性とか物語性という点ではかなり薄いものとなっている。序盤では密林の猿の異常行動から始まり、それが日本に住む主人公となんらかの接点が描かれるのかと思いきや、そういうわけでもなかったように思われる。その最終的なまとめ方も不満に感じられた。

 よって、本書はこの“触覚”とうものを描写で表わした文体を受け入れられるか、受け入れられないかによって好き嫌いは分けられるだろう。ただ、この“触覚”を描写した世界観は、井上夢人氏が「オルファクトグラム」にて嗅覚を視覚的に表わしたときと同様の感動が得られた事を付け加えておく。


ラストホープ   5.5点

2004年06月 東京創元社 創元推理文庫

<内容>
 昔の強盗仲間であった東堂と苅部が経営する釣具屋“ラストホープ”。ある日、苅部がどこからか持ってきたFAXを店に取り付けたとたん奇妙な内容のファックスが送られてきた。「病気の父に山女魚(やまめ)を食べさせたく、30センチを超えるものと引き換えに1匹につき2万円を進呈する」と。東堂は夜になり、さっそく山女魚を釣りに行き、見事吊り上げるのだが、何者かに襲撃されて魚を奪われてしまう。ところが次の日、また似たようなファックスが店に送られてきており・・・・・・。いつしか“ラストホープ”の面々は1億円の争奪ゲームに巻き込まれてゆくことに。

<感想>
 内容はクライム・コメディとでも言えばよいのだろうか。もしくはクライムをとってただ単にコメディとしてもよいような気がする。正直なところ、本書は“クライム”という名にはあまりふさわしくないと思う。それが何故かといえば、元泥棒の主人公らの行動があまりにもなさけなく、元泥棒の設定が全くといっていいほど生かされていないからだ。釣具屋の店主らしく、釣りというのは相手を騙し誘い込む・・・・・・などと語ってはいるものの、実際に釣られているのは当の主人公たちのほう。これでは騙され続ける単なる商店街の親父たちにしか思えない。それであるならば、いっそう対抗馬の婆様軍のほうを主人公に持ってきたほうがと思えなくもない。

 全体的に物語としてはそこそこ面白く、ラストでの落としどころもそう悪くはないと思うのだが、もう少し主人公のキャラクター造形をなんとかしてもらいたかったところ。色々な意味でちょっと中途半端な作品になってしまったのかなという感じの小説であった。


嘘 猫   

2004年09月 光文社 光文社文庫

<内容>
 大阪から東京に上京し、広告代理店で働き始めたアサグレ青年。安下宿にて一人暮らすアサグレ青年の家に突然、一匹の猫が舞い込んできた。やがて始まるアサグレ青年と猫との共同生活。浅暮三文氏の自伝的青春小説。

<感想>
 作家になる前の浅暮氏の、猫と共に暮らす生活がユーモラスに描かれている。現実的な生活の中にある種のファンタジーを感じさせてくれる作品となっている。ファンタジーを感じさせてくれるのは、なんといっても“猫”の存在である。ふと思うのだが、これが犬であったり、他の動物ではたぶんだめなのであろう。“猫”であるからこその世界なんだろうなぁ、と強く感じさせられてしまった。

 そして、この本の最後を読んだとき、この出来事によって浅暮氏のデビュー作である「ダブ(エ)ストン街道」が描かれたのかと、ひとり納得をしてしまった。

 また、この本を読んでから裏表紙に掲載されている浅暮氏の顔を見ると、なんとなく猫っぽく感じてしまうのは決して気のせいではないだろう。


悪魔はダブルでやってくる   

2005年02月 小学館 単行本

<内容>
 久々の長期休暇を自宅でゆっくり過ごそうと食料を買いだめしてきた主人公。その際、特売の缶詰を大量に買ってきてしまい、その一つをさっそく空けてみたとき、なんと中から魔法使いと名乗る男が現われた!!

<感想>
 本書は妙な具合のファンタジー小説と言った内容になっている。缶詰に閉じ込められ、缶詰から脱出し、魔法使いから逃亡し・・・・・・という一連の流れを世界を又にかけて行っていると言うもの。最終的には、とりあえずというようなオチは付いてはいるものの、読んでいる最中は同じ事を繰り返し、繰り返し読んでいたという気分であった。

 また、物語の流れが細切れであると言う印象が強かったのだが、それもそのはず、本書は「週刊アスキー」誌上にて半年近くかけて連載されたものという事。1章ごとに妙なオチを挿入してはいるものの、週刊誌で読むのならともかく、一冊の本として読むうえではそれほど効果があるものだとは感じられなかった。

 何にせよ、「ダブ(エ)ストン」以来の奇妙な笑えるファンタジー小説である。「ダブ(エ)ストン」が好きだと言う人は、こちらも読んでみてはいかがだろうか。


実験小説 ぬ   

2005年07月 光文社 光文社文庫

<内容>
(省略)

<感想>
“実験小説”とタイトルについているように、さまざまなアイディアが盛り込まれた作品がそろえられている。

 例えば、道路標識や記号などを用いて物語を構成してみたり、不可思議なクイズ宇が挿入されていたり、ゲームブックの感覚で物語をループさせることにより効果を狙った作品を作ったり、と多彩な実験が繰り広げられている。必ずしも作品の全部が全部成功しているとは思えなかったが、その奇抜なアイディアには感嘆させられてしまう。これからも是非ともこのような実験を続けてもらいたいものである。

 また、作品の後半に掲載されているショート・ショートも必見。


再びラストホープ  パリと悪党たち  6点

2010年08月 東京創元社 創元推理文庫

<内容>
 釣具屋<ラストホープ>を営む東堂と苅部。東堂が作った釣り具が国際コンテストで入賞したことにより、旧知の中華店主・李を通訳に連れて大会に参加するためパリへと出向く。彼らは、釣り具店を世界進出させるのを目的として旅立ったはずであったのだが、いつのまにか小さな村の合併問題に巻き込まれることとなる。東堂ら3人は村の裏金の行方を調べるために奔走することとなり・・・・・・

<感想>
 これは以前出版された「ラストホープ」の続編。元泥棒で現在釣具店を営む中年男性たちの物語。前作はさほど面白い作品とは思えなかったのだが、文庫ということもあり、なんとなくで購入してしまった。期待せずに読んでみたのだが、本書は思いのほか楽しんで読むことができた。前作よりもずっと“クライム・コメディ”らしくなっていると感じられた。良く言えば、ウェストレイクのドートマンダー・シリーズのような印象の作品。

 最初は村の裏帳簿を捜すという宝探しのような話だけであったのだが、そこに合併相手の村がさまざまな妨害を仕掛けてくることとなり、さらには謎の生物までが登場し物語をひっかきまわし始める。そこから発展して、いつしかラストホープの面々はルーブル美術館からお宝を強奪するという大がかりな泥棒話となってくる。

 ルーブル美術館に押し入るという行為には驚かされるのだが、それ以外についてはある程度予想どおりの展開と言えよう。それでも、独特なコメディタッチで物語が描かれており、リラックスしながら話の展開を楽しむことができる内容になっている。

 1作目が出た時は、特に続編などは期待していなかったものの、2作目のこのできを見ると3作目があってもいいかもしれないと思ってしまう。もし続編が出れば間違いなく購入して読むこととなるであろう。ただし、今まで同様、文庫で出版を期待しておきたい。


百匹の踊る猫  刑事課・亜坂誠 事件ファイル001  6点

2015年12月 集英社 集英社文庫

<内容>
 東京の警察署の刑事課に勤める亜坂誠は妻と離婚し、4歳のひとり娘と暮らすシングルファーザーである。不規則な暮らしにより子供の面倒を見ることができず、さらにそのせいで仕事もうまく行っていないという状況。警察を辞めることを考える中で、誘拐事件が勃発する。犯人からの声明文は化学企業を告発するもので、“百匹の踊る猫は告げていた”という文章を付け加えられていた。亜坂は署内の同僚から邪険にされつつあるなか、警視庁捜査一課のベテラン刑事・土橋とコンビを組むこととなり・・・・・・

<感想>
 久々に読む浅暮氏の作品。サブタイトルを見ると、刑事ものであり、シリーズもののよう。読むには手ごろなページ数と思い、手に取ってみた次第。

 これは刑事ものとして、なかなか面白かった。主人公は、まさに今風の刑事といったシングルファーザー。家庭と仕事に板挟みとなり、仕事を変えようかと悩んでいるところに、誘拐事件が起き、しかも癖のあるベテラン刑事と組まされることに。このベテラン刑事が事あるごとに細かいことを聴いてきたり、教訓のようなものを述べたりと口うるさい。しかし、それが段々と刑事として重要なことを口に出しているのだと気づき始めることに。

 起こる事件については、“百匹の踊る猫”という意味深な文章を付けた犯行声明を各新聞社へ送り付けるという奇抜なもの。ただ、主人公の刑事自身にスポットが当たり過ぎていて、犯人の存在や犯行部分が弱まってしまったという感じであった。また、事件自体も後半は小さなところへ収束してしまった感がある。

 全体としては、落ちこぼれつつある刑事の再生を描いているところが光る作品と言えよう。シリーズとして読み続けたい気もするが、果たしてシングルファーザーとして仕事を続けていくことが可能なのか? というところが非常に気になる。本当に続編が出るのかどうかはわからないが、もし出るのであれば次の作品も読んでみたい。


無敵犯  刑事課・亜坂誠 事件ファイル101  6点

2016年12月 集英社 集英社文庫

<内容>
 刑事・亜坂誠が勤める管内の図書館で爆発事件が起きた。死亡者はいなかったものの、現場には意味不明な文字が残されていた。亜坂がここ最近起きた事件を調べていくと、動物虐待、ごみ屋敷放火、下水道内での爆発といった事件が起き、それらの現場に不審な文字が残されていることを知る。果たして犯人の目的は? 亜坂は、再び捜査一課の土橋の力を借り、本格的な事件捜査を開始する。

<感想>
 シングルファーザー刑事、亜坂誠が活躍するシリーズ第2弾。前作では、刑事の職にやる気を失いつつあった亜坂であったが、ベテラン刑事土橋に感化され、刑事魂に火がつくことに。今作でも、事件に対し自ら率先して動き、徐々に凄腕の刑事になりそうな片鱗を見せつけている。

 短めの作品なので、かなりスピーディーな内容。序盤は本書における登場人物の人生などが語られるが、事件が怒り始めると、そこからクライマックスまで一気になだれ込むこととなる。薄めの作品のわりには少々盛り込み過ぎだとか、犯人の動機が薄っぺらすぎるとか、目につくところもあるのだが、基本的には楽しんで読める警察小説となっている。

 このシリーズの注目すべき点は、なんといってもベテラン刑事・土橋の存在。なんとこの土橋、著者の浅暮氏が書く、他の刑事ものにも登場しているとのこと。そういわれてしまうと、他の作品も読んでみたくなってしまうのだが、どうしようか考え中(光文社文庫から出ている「セブン」というシリーズ)。




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