もっと気楽に考えればいいじゃないか。手紙で近況報告するくらいの気持ちでね・・・・・・という瀬尾の言葉に後押しされ、駒子は日常に起こった物語をつづりはじめる。
「秋、りん・りん・りん」
駒子は大学構内で奇妙な振る舞いをする<茜さん>(駒子が勝手につけたあだな)に目を奪われて行く。その格好、そして振る舞いは彼女の目をひいた。そして大学の講義で出席表で彼女の名前を確認したところ、講義のたびに彼女の名前は変わっていた!? <茜さん>の奇妙な振る舞いの影に隠された秘密とは?
「クロス・ロード」
駒子は美容室である幽霊の噂話をきいた。とある交差点でひき逃げされた少年がいた。画家であるその少年の親は嘆き、その交差点に息子の絵を描いた。そしてその絵が夜な夜な動き出すという噂がたっているという。そしてある日、その少年の絵は突然骸骨の絵に様変わりをしていた!!
「魔法飛行」
駒子の大学の学園祭当日。駒子は同じ英文タイプ部の野坂野枝と受付嬢をすることに。受付を切り盛りする中、野枝の幼馴染でUFOオタクの卓見が現れる。超自然的なものを信じないという野枝に卓見がテレパシーを実践してみるという。学園祭に遊びに来ていた双子のこどもの片方にキーワードを言い、離れたところ(塔の上)にいるもう一人がそのキーワードをあてることができるかというものであるが・・・・・・
「ハロー、エンデバー」
物語を書くようになってから駒子は差出人のない奇妙な手紙を受け取るようになる。瀬尾に渡していた物語が読まれていたかのような事がその手紙にはかかれているのだ。そしてその三通目の手紙には遺書と思しき内容が・・・・・・。駒子は瀬尾に相談し、そして瀬尾は・・・・・・
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