一言、二言

過去の一言、二言
 2004年1月31日  今日は一風変わった本
 今日は月末ということもあり、今月発売予定の本を購入しようと出かけたのだが、どれも見当たらなかった。講談社のミステリー・ランドもなし。本格ミステリー・マスターズの新刊もなし。ハヤカワ文庫のロイ・ヴィカーズの作品も見つからなかった。見つかったといえば京極夏彦氏の愛蔵版だけ(これはノベルスと文庫で持っているから買わなかった)。
 結局、本屋で見つけた予定にはなかった新刊を購入。

「大相撲殺人事件」 小森健太郎(ハルキ・ノベルス)
「ハイブリッド・アーマー」 中島望(ハルキ・ノベルス)

 小森氏の本は2、3冊読んではいるものの、この人からはどうも推理小説の書き手という印象を受けることができない。よって通常小森氏の本は敬遠しているのだが本書はタイトルからしてバカミスっぽいので、なんとなく購入。まぁ、期待せずに気楽に読んでみようかと思う。

 そして中島望氏であるがこちらは知る人ぞ知るメフィスト賞作家。とはいうものの、ミステリーの書き手ではないので、もはや講談社ノベルスからは見放されてしまったか。確か来月には富士見ミステリー文庫からも新刊を出す予定のはず。なんにせよ、とりあえずはがんばってもらいたいものである。

 それにしてもハルキ・ノベルスというのは微妙な本を出版するなぁと改めて認識。それはそれで一部の作家にとっては貴重なポジションであるのかもしれないが・・・


 2004年1月28日  待ちに待った「家族狩り」
「ライオンハート」 恩田陸(新潮文庫)
「家族狩り 第一部 幻世の祈り」 天童荒太(新潮文庫)

 恩田氏の文庫本は今月これで三冊目。「麦の海に沈む果実」「ドミノ」そして「ライオンハート」と一気にたまってしまった。さてどれから読むかと思いつつも、だいぶ前に買った「ロミオとロミオは永遠に」も目の前に置いてあったりする。

 そして待ちに待った一冊がこの「家族狩り」である。天童氏といえば「永遠の仔」が有名であるが、その前の作品の「家族狩り」も山本周五郎賞を受賞した話題作である。当時は購入しなかったものの、その分厚つさと出刃包丁を握った手が写っている表紙の迫力は今でも忘れられないでいる。それがようやく読めると思ったのだが、実は今回の文庫は「家族狩り」の構想をもとにした新作という位置づけのようなのである。この文庫は毎月1冊づつ出版する5部作という形態をとっている。確かに新作を待ちに待っていた作家であるので、それはそれでうれしい気持ちには変わりない。ただ、昔の「家族狩り」を心待ちにしていたのでなんとなく残念な気分である。こうなれば新潮社からの昔のハードカバー版を探して買おうかな、などとも考えている。
 まぁ、とりあえずは目の前のものを読んでからか。これは来月までには必ず読んでおくようにしよう。


 2004年1月27日  ミステリー・リーグの不安な点
 1月22日に「ミステリー・リーグ巻き返しなるか」ということを書いてみた。今年はこのミステリー・リーグがミステリー界でさらに躍進するのではという思いには変わらないのだが、そこに一つの不安がある。それは・・・

 ミステリー・リーグの本があまり本屋に置いてないということだ。

 先日、谺健二氏の新刊「星の牢獄」を購入した。この本を購入したのは、市内でもそこそこ大きな本屋である。今回はちょうど本屋に置かれた日に立ち寄れたようなので、難なく買うことができたが、これが2、3日遅れていたらどうなっていただろう。その本屋においてあった数もせいぜい、3冊か4冊程度であったような気がする。たぶん、最初に置かれた時期を逃したら容易には手に入らないのではないだろうか。実際、去年出版された「アノニマス」は発売されていることを知らず、少し遅れて本屋で探してみたのだがなかなか見つけることができなかった。また、原書房の本が小さい本屋には置いていないということも事実である。
 ミステリーとしては良い本がそろっていると思うので原書房にはできるだけ早くメジャーになってもらい、多くの本屋に並んでくれればと願わずにはいられない。今年はミステリー・リーグのみならず、原書房までをブレイクさせるような新作が出てくれないものだろうか。


 2004年1月24日  本日はいろいろと
「亜智一郎の恐慌」 泡坂妻夫(創元推理文庫)
「八号古墳に消えて」 黒川博行(創元推理文庫)
「ドミノ」 恩田陸(角川文庫)
「針」 浅暮三文(ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)
「星の牢獄」 谺健二(原書房)

 創元推理文庫からは過去の作品の文庫化を2冊。「亜智一郎の恐慌」は50音順最初の探偵・亜愛一郎のご先祖様が活躍する作品。時代は幕末という設定である。双葉文庫から出ていたものを文庫化。そして「八号古墳に消えて」は<大阪府警捜査一課>シリーズ第三弾。

「ドミノ」は2001年に出版された本の文庫化。パニック・コメディとのこと。

 浅暮三文氏の最新作はなんとハヤカワSFシリーズからの刊行。こんどは“触覚”!

 そして一番の注目はなんといってもミステリー・リーグ最新刊、「星の牢獄」。谺健二氏の5作品目である。ふと思うのだが谺氏の作品は一般に読まれているのだろうか? たぶんそうでもないのではと思う。なぜならば、作品の分厚さによるとっつきにくさ、扱う内容の重さ、シリーズとして続いているような印象といった具合に敷居が高く感じられるのだ。しかし、私見では前作で一連の作品は一区切りつき、本作から新しい道をあゆみはじめるのではないかと考えているので(実際のところは読んでみなければわからないが)この作品は多くの人に読んでもらえればと思う。とはいうものの、この作品も十分、分厚いのだが。
 私の勝手な予想では今年あたり谺健二氏のブレイクの年と考えているのだがどうだろうか(私の予想は当たらないことで有名なのだが)。


 2004年1月23日  「白夜行」から4年半
 「幻 夜」 東野圭吾(集英社)

 もう、「白夜行」から4年以上も経っているのか。よくよく考えれば「白夜行」もすでに文庫かされているのだから、それくらい時間が経っていてもおかしくない。ただ、東野氏があまりにもコンスタントに新作を出してくるから“東野氏の作品時間”は他の作家の時間と違う流れのように感じてしまうのだろう。
 新作「幻夜」に関しては、本に内容が記されてないので読んでみなければわからない。表紙の雰囲気としては「白夜行」と似たような作りになっている。「白夜行」が黄色だったのに対して、「幻夜」は緑色の表紙である。そして出版社も同じ集英社ということで、似たような雰囲気の物語になっているかもしれない。これは1月からいきなり今年の目玉が発売されたのではという期待にかられる一冊である。
 なお、購入しようとしている方はお急ぎにならなくても大丈夫であろう。本屋に行けば、横山秀夫氏の本の隣に山積みになっているので探さなくてもすぐにわかるはずだ。買いそびれるということはまずないだろう。


 2004年1月22日  ミステリー・リーグ巻き返しなるか
 去年のミステリー界の動向を見ると、文藝春秋「本格ミステリ・マスターズ」大躍進の年であったといえるのではないだろうか。それに比べると原書房の「ミステリー・リーグ」のほうは元気がなかったように感じられた。それもそのはず、「ミステリー・リーグ」のほうは、セカンドシーズンへの移行の準備を進めていたようで、年末近くにようやく刊行が始まったという状況であった。
 しかし、それだけに満を持して今年は「ミステリー・リーグ」の大攻勢が始まるのではないだろうか。というのも、「ミステリー・リーグ」のホームページの更新状況を見てもらえれば理解してもらえるはず。
ミステリー・リーグ HPへ

 ラインナップを見てみると1月は谺健二氏、2月は歌野晶午氏、3月は津原泰水氏と笠井潔氏と豪華な顔ぶれだ。これは期待せずにはいられない。
 そしてまた、ミステリー・リーグでは「ヴィンテージ・ミステリー・リローデッド」と題し、クラシックミステリーの復刊も今年から手がけるようである。まだラインナップはわからないのだが、これにも期待。

 とりあえず今週末には谺健二氏の新刊「星の牢獄」が本屋に並ぶとの事なので、探しにいこうと思っている。分厚い本なので一目でわかるそうである。
 今年の「ミステリー・リーグ」からは目を離すわけにはいかない。


 2004年1月21日  本日の購入本
「パーフェクト・プラン」 柳原慧(宝島社)
「闇先案内人」 大沢在昌(カッパ・ノベルス)
「復讐の女神」 アガサ・クリスティー(ハヤカワ文庫)

「パーフェクト・プラン」は第2回「このミステリーがすごい!」大賞、大賞受賞作。さて第2回の大賞作はどうだろうか? 楽しませてくれる内容になっているだろうか。去年の大賞作は内容が某作品と似ているということで、変な意味で話題になったのだが、今回はどんな話題を振りまいてくれるだろう。これは今月中に読んでおきたい本。
 ちなみに去年発売された大賞作「四日間の奇蹟」は今月もうすでに文庫化されて店頭にならんでいる。

「闇先案内人」は2001年に文藝春秋からハードカバーで発売されたもののノベルス化。と去年を振り返ると同様のパターンで「心では重すぎる」がノベルス化され購入した。しかし、積読のまま、ちょうど一年が経つ。先に「心では」から読み始めることにするか。読めばの話だが。

 あぁ、クリスティー文庫もたまってきたなぁ、と思いつつ「復讐の女神」を購入。まぁ、これは全巻コンプリートするぐらいの勢いで買ってもよいだろう。20年くらいかけて全部読めばいい。いや、30年か!?


 2004年1月19日  魔法の国ザンス
 最近めっきりファンタジー小説を読むことが少なくなったが、シリーズもので昔からずっと読み続けているものがある。それが「魔法の国ザンスシリーズ」。今回の新作のタイトルは
 「ゴブリン娘と魔法の杖」 ピアズ・アンソニイ(ハヤカワ文庫)

 もうシリーズ15作目である。このシリーズは当初、3作と考えられていたはずだったのに、それが15作まで続くとは。さすがに15作目までくると昔の登場人物らがあやふやになってしまう。いや、よく考えると、かえって昔に登場した人物のほうが思い入れが強かったり、初期の作品は二度読みをしたりしたせいか、ちゃんとおぼえているようだ。かえって、移り変わりがはげしくなった最近に登場した人物のほうを忘れてしまっているようである。とはいうものの、そんなことは気にせずに読むことができたし、あいかわらず楽しませてくれる作品である。
 こういうように長く続くシリーズだと、昔の設定が破綻してしまったりということが起こりうるのが普通なのだが、このシリーズにかぎっては、そのつじつまあわせが非常にうまいと感じられる。これからも長く続けて、その大いなる技をもっと見せつけてもらいたいものである。

 今だに私はザンスの魔法に魅入られ続けているようである。それは永遠に解けない魔法であるのかもしれない。


 2004年1月16日  訂正
 9日と13日の記述にて清涼院流水氏の作品「彩紋家事件」を「彩門家事件」と間違えて書いていたので訂正。今日、本をみて初めて気がついた。いやー、勘違い。

 本日入手した書籍は
「看守眼」 横山秀夫(新潮社)
「学ばない探偵たちの学園」 東川篤哉(ジョイ・ノベルス)
「麦の海に沈む果実」 恩田陸(講談社文庫)

 早くも出た横山氏の新刊。もはやどこの本屋にいっても山積みになっていること間違いなし。あわてなくてもゆっくり買えるでしょう。短編集。

 カッパワン、登竜門からデビューした東川氏。早くもこれが4冊目。この本はデザインがなかなかのもの。間違いなく手に取りたくなる一冊。今年最初の本格推理小説か!? 読むのが楽しみ。

 そして恩田氏の2000年に出版された本の文庫版。これも早く読みたい一冊である。内容からすると、これは学園物か!? ますます読みたい。

 さて、この週末は何から手をつけるかな・・・


 2004年1月13日  「彩紋家 前編」読了につき
「彩紋家」読了。感想は後編を読んだあとにでもまとめて。とはいうものの、とりあえずは一言二言ぐらいはここに書きとめておこう。
 感想を一言で言えば、やっぱり清涼院は清涼院であったと。
 氏の本は推理小説という前提で入って行っては、いけないのですな。探偵が登場し、殺人事件が起こる、推理小説ではないエンターテイメント小説。そんな枠組みなのだろうか(「カーニバル」はその枠組みさえ超えていたような気がするが)。
 で、今回の「彩紋家」、これがまた度肝を抜いてくれる。相変わらず、読者の予想だにしない裏切り方をしてくれる。今回の作品では清涼院氏特有のアナグラムなどは出てこない(隠されていないという保障はしませんが)。今回はとにかく、手品ずくめ。

 前置き、奇術、奇術、奇術、奇術、奇術、手品、手品、手品、奇術、奇術、奇術、奇術、後編へ

 こんな感じ。ただし奇術自体に決して意味がないとはいいきれない。この手品が事件の解決を示唆している可能性があるようなのだ!(本気にしていいのか?)とはいうものの、もう、ほんと奇術でおなかがいっぱい。

 教訓:清涼院氏の本を楽しく読むには、それなりの読み方というのを自分自身で確立すべきである。


 2004年1月10日  おっ、復刊してたのか
 本日は特に購入すべき新刊の本は見つからなかった。角川ホラー文庫のラインナップが出ていたが、興味のあるものはなし。そんななか本屋で目に留まった本を購入。
「毒薬の小壜」 シャーロット・アームストロング(ハヤカワ文庫)
「八点鐘」 モーリス・ルブラン(新潮文庫)

「毒薬の小壜」は何度も本屋で見かけたことはあるのだが、いままで購入しようとは思わなかった。しかし最近またMWA賞受賞作品フェアにより、本屋に並んでいたので、とうとう買ってみることにした。1977年に文庫化されてから今だ残っているということは名作たる一冊なのであろうか。とりあえずは積読。

 小学生のころポプラ社から出版されていたルパン全集を読んで推理小説の虜となった。そして近年、たまにルパンの作品を東京創元社や新潮社などから文庫化された作品を手にとって読んでいる。その中で探していた一冊がこの「八点鐘」である。廃刊になっていたのかなかなか見つからなかったのが、このたび改定再印刷されたようである。丁度、本屋に並んでいたので購入。これは推理小説としても名作の呼び声が高い短編集である。これはなるべく早いうちに読むようにしよう。


 2004年1月9日  なんでだろう
 あぁ、なんでだろう。
 あれほどこりたはずだったんじゃないか?
 いったい、何に期待しているというんだ。
 結局、いつもいつも後悔してばかりじゃないか。
 本当にそのページに見合った金額だと思っているのか?
 その重厚そうな外見に、いつもだまされているんじゃないのか。
 せめて、他のHPの感想を待ってからでもよかったんじゃないか?
 なにしろ上下巻だぜ。
 上巻を買ったら下巻も買わなきゃしょうがないじゃないか。
 いいかげんにしろよ。
「ジョーカー」でやめるならまだしも、「カーニバル」まで全部そろえたくせに。
 そしてそれを全部古本屋に叩き売ったのは誰なんだよ。
 薄さにだまされた「トップランド」を読んで、もうやめたと誓ったはずじゃあなかったのか。

 結局今回も買っちまったよ。「彩紋家」
 なんでも本人にいわせると最高傑作だってさ。それが逆に、ちょーー不安。
 それでも手元にあるんだからしょうがいないよ。
 さぁ、読んでみようぜ。

 ということで今回の購入本は、
「彩紋家事件 前編 極上マジックサーカス」 清涼院流水(講談社ノベルス)
「四季 秋」 森博嗣(講談社ノベルス)

 他にも講談社ノベルスでは島田氏の「ロシア幽霊軍艦事件」が売っていたがこれは原書房のハードカバーを持っているのでスルー。また、高田氏の「QED」新作も出ていて、タイトルはなんと竜馬暗殺。明治維新の時代には興味があるので買おうか迷ったのだが、QEDシリーズは途中読んでないのでこれもスルー。文庫で集めてみようかな。

 文春文庫からはエルロイの「わが母なる暗黒」、大沢氏の「心では重すぎる(上下)」が売っていたが、これらも持っているのでスルー。「心では重すぎる」は去年カッパ・ノベルスで買ったのだが、いまだに読んでいない。これも今年中の課題である。

 ということで、今年一番に読む、今年の新刊は「彩紋家」になりそうである。いろいろな意味でドキドキしながら読むことになるだろう。なんか肝試しの気分。


 2004年1月8日  今日の収穫
 あぁ、講談社ノベルスは手に入らなかった。明日また別の本屋に行ってみよう。今日置いてあった新刊は光文社文庫。
「銀杏坂」 松尾由美(光文社文庫)
「聖域の雀 修道士カドフェルシリーズ7」 エリス・ピーターズ(光文社文庫)
「甦る推理雑誌10『宝石』傑作選」(光文社文庫)
「江戸川乱歩全集 第14巻 新宝島」(光文社文庫)

 松尾氏の本はちょうど「バルーンタウン」を読んだばかり。近年、作家活動が活発になってきた作家では。

 カドフェルシリーズはとうとう7巻。まだ1巻だけしか読んでいない。今年は何冊読めるかな。

 とうとう甦る推理雑誌シリーズも完結。その前に刊行された幻の探偵雑誌シリーズを入れれば、全部で20冊。いまだ一冊も読んでいない。本棚にきちんと並んでます。どうしよう(←読めよ!)

 そして江戸川乱歩全集、新刊。こちらは少しずつ読んでいる。リアルタイムとまではいかないものの、少しずつこなしていくつもり。

 さて、明日こそは講談社ノベルスを手に入れたい。それと文春文庫が出るころか。


 2004年1月7日  最近の読書
 今年最初に読了した本は「アブナー伯父の事件簿」M・D・ポースト(創元推理文庫)。去年の復刊フェアのときに購入したものだ。いや、この本はなかなか味があって面白かった。最近はこういった、“シャーロック・ホームズのライヴァルたち”などと銘打たれる海外の本格短編推理小説がお気に入りである。
 少し前に夢中になったのがジャック・フットレル著の「思考機械の事件簿」。絶対的なヴァン・ドーゼン教授の存在に魅入られてしまい、一気に読み倒したものである。
 他には科学捜査ものの「ソーンダイクン博士の事件簿」も面白かった。これは1巻しか読んでないので、2巻も読んでみたいと思っている(家にあったかな?)。
 そして今、手に入れたいと思っているのが盲目の探偵「マックス・カラドスの事件簿」。これがなかなか本屋で見つからない。いっそのこと、復刊フェアかなにかで本屋に並べてもらいたい。それと、だいぶ前に読んだ「隅の老人の事件簿」を再読してみたいと思っている。ただし聞くところによると、この事件簿にのっているのが全ての短編というわけではないようなので完全版として読み通してみたいものである。また、出版してもらいたいものとしてクレイトン・ロースンが書く「グレイト・マーリニ」の作品の短編集を希望したい。けっこうすぐれた作品があるようなのだが、あまり目にしたことがないので、どこかの会社でまとめてもらいたいものである。

 さてと、新年から世の中も動き出してきたようなので、そろそろ新刊が出るはずだ。明日あたりは本屋を回ってみようと思う。そろそろ講談社ノベルスあたりがでていないかな。


 2004年1月5日  今年最初に買ったのは
 さすがにまだ新刊は出ていないようである。それでも月曜日ということもあり、雑誌などはいろいろと新刊が並んでいたようだ。とりあえず、今日は去年落としていた本を物色しつつ購入。

「ABC殺人事件」 アガサ・クリスティー(ハヤカワ・クリスティー文庫)

 去年から創刊が開始されたクリスティー文庫は少しずつ買い集め、現在10冊くらいになっている。さすがに1月に10冊は無理なので、ちょびちょびと買って行こうと考えている。クリスティーの作品ならば根強く本屋に残ることだろう。
 しかしここで気をつけなければならないのは、購入本の重複。ここまで数が多いと、買ったのか買っていないのか忘れてしまいそうである。これは自分でチェックシートでも作っておいたほうがよさそうだ。
 とりあえずは、今年中に何冊集められるかが楽しみだ。何冊読めるかはまた別の話・・・


 2004年1月4日  あけましておめでとうございます
 新年あけましておめでとうございます。ことしも Grand U-gnol をよろしくお願いいたします。

 というわけで、ちょこっとリニューアル。Top とIntroduseをちょこっとだけ変えました。

 正月は、あまり本を読む気になれず、少ししか読んでません。そんななか、なんとか読みきったのは「アブナー伯父の事件簿」M・D・ポーストと「首吊りの庭」イアン・ランキンの2作。そのうち、感想をUPしたいと考えています。

 そんなところで、今年もがんばっていきたいと思っています。



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