一言、二言

過去の一言、二言
 2004年3月30日   新潮文庫から
 昨日、一冊本を購入。
 「しゃばけ」 畠中恵(新潮文庫)

 この著者の本はまだ読んだことがなかったのだが、そろそろ東京創元社ミステリ・フロンティアから「百万の手」という本が出るはずなので(もう出てるかな?)そちらを購入する予定でいる。それと同時期に新潮社からも「しゃばけ」という本が文庫化されることは知ってはいたものの、当初は買う予定ではなかった。しかし、実際に売られている本を見て、その内容を読んでみると面白そうであると思い買ってみたのである。
 なんでも、江戸人情推理帳とのことで、病弱な若旦那を妖怪たちが助けるという内容だそうだ。これは面白いのではないだろうか。また、この作品は「日本ファンタジーノベル大賞」受賞作でもあるようだ。さて、どんなものであるかは実際に自分で読んで確かめてみたいと思う。


 2004年3月27日   買い物日和の東京にて
 今日は本を探しに東京へと行ってみた。すると困ったことに、探していた本がすべて見つかってしまった。さすが東京、都会はやはり違う。でも、東京に住んでいたら金がいくらあっても足りないなと切に思う。
 とりあえず、購入本一覧
 「文学賞メッタ斬り!」 大森望、豊ざき由美(PARCO出版)
 「松本泰 探偵小説選T」 (論創社)
 「松本泰 探偵小説選U」 (論創社)
 「スターメイカー」 オラフ・ステープルトン(国書刊行会)
 「求む、有名でない人」 G・K・チェスタトン(国書刊行会)
 「あなたの人生の物語」 テッド・チャン(ハヤカワ文庫SF)
 「さよならの代わりに」 貫井徳郎(幻冬舎)
 「動物園の鳥」 坂木司(創元クライム・クラブ)
 「グール (上、下)」 マイケル・スレイド(創元推理文庫)
 「家族狩り 第三部 贈られた手」 天童荒太(新潮文庫)
 「『異邦』の扉に還る時」 島田荘司(原書房)

<探求本>
 論創社の本は、近辺では置いていない。最初に出た「平林初之輔選」はまだ置いてあるところがあるのだが・・・。あまり売れてないのだろうか。今後も続刊を買うには東京まで出ねばならない?
「スターメイカー」は「最後にして最初の人類」を買ったのでセットということで。これも近所では置いてなかった本。
 そして「求む、有名でない人」も探していた本。チェスタトンのコラム集。
「あなたの人生の物語」は「このSFがすごい」の海外第1位作品。

<今月の新刊>
 貫井氏の久しぶりの長編は幻冬舎から。どのようなミステリーになっていることやら。
 坂木氏の大三作は、シリーズ完結作。なんだかんだと言われているシリーズなのだが、結構楽しみに読んでいる。これで終わってしまうのは残念なような気も・・・。
 なんとマイケル・スレイドの作品が新装復刊していた。本屋で見つけて初めて知った。これは買わなくては、読まなくては。
 家族狩りは第三部。これって本当に第五部で終わるのか!?
 そしてミタライカフェ2たる作品が登場。しかし前作から比べると薄い・・・グレードダウン??

 といったところをリュックに全て詰め帰ってきた。さすがに他に本を探す余裕はなく、そのまま帰宅。まぁ、財布の中身にも限界があるからしょうがない。東京に行っても古本まで探す余裕はないなぁ。


 2004年3月26日   ミステリー・リーグ最新刊
 今日の購入本は、
 「ルピナス探偵団の当惑」 津原泰水(原書房:ミステリー・リーグ)

 この本は10年前に講談社の少女小説文庫にて“津原やすみ”名義で書き下ろしたものに、新たなパートを書き加えた作品との事。埋もれてきたミステリーがここに新装復刊という事のようだが、どのような作品になっているのやら。手軽に読めそうな本である。
 ミステリー・リーグが快調である。今年になって、すでに3冊が出版されている。そして来月早々にメフィスト賞作家である乾くるみ氏の新刊が出る予定。さらにはビンテージ・ミステリーという企画でカーの復刊も発売予定。2004年前半は原書房、怒涛の攻勢である。

 他に本屋で見かけた本は、「迷宮百年の睡魔」森博嗣(幻冬舎ノベルス)。ノベルス化が早い。しかも新潮社から出たり、幻冬舎から出たりと裏ではいろいろとあるのだろうと、いやがうえにも邪推したくなってしまう。それにしても森氏は毎月なんらかの本を出している。
 楡周平氏、久々の新刊「フェイク」(角川書店)。文庫になったら購入しようかな。この人の本は、テロだとかコンピュータ・ウィルスだとか、時代の先端をいく内容が書かれていることに、いつも後から驚かされる。というわけで、後から読んだほうがいいかもしれないとか思ったり。
 彩紋家で懲りたので、さすがに今年はもういいや。「キャラねっと 愛$探偵の事件簿」清涼院流水(角川書店)。しかしこの本、ノベルスサイズで出ているのに何故か“角川ノベルス”という表記がされてない。清涼院氏はもはや別格あつかいか。巻末にてなにやら、この本におけるイベントか何かのことが書かれていたような気がするが・・・・・・この本に注目してる人ってたくさんいるの??


 2004年3月25日   今日はどどーんと
 月末に入り、ようやく新刊が出てきたようである。そこで、一気にどどーんと購入。
 「木島日記 乞丐相」 大塚英志(角川文庫)
 「パンチとジュディ」 カーター・ディクスン(ハヤカワ文庫)
 「凹村戦争」 西島大介(ハヤカワSF Jコレクション)
 「海の稜線」 黒川博行(創元推理文庫)
 「はじまりは青い月」 新庄節美(創元推理文庫)
 「二人道成寺」 近藤史恵(文藝春秋:本格ミステリマスターズ)
 「探偵小説と日本近代」 吉田司雄編(青弓社)

“木島日記”のシリーズは文庫では2冊目のもの。これは漫画にもなっているが、どちらかといえば私は小説のほうが好きである。猟奇的な昭和の香りただよう本。

 とうとう手にすることができた「パンチとジュディ」。カーの本も徐々にコンプリート近くなってきた。この勢いで行けば全冊復刊も間近であろう。

 ハヤカワのSFコレクションシリーズということで何も考えずに買ったのだが、家に帰って見てみてびっくり! なんと漫画であった。表紙の挿絵、見たことあるな。この著者名どっかで聞いたことあるなと思ったら同一人物ということか。まぁ、軽く読んでみよう。

<黒川博行警察小説コレクション>もすでに第4弾。2冊目までは読んでいるので、これも早めに読んでおきたい。特に2冊目の「雨に殺せば」が面白かったので、結構期待しているシリーズなのである。

「スカーレット・パラソル1」という副題が付いている「はじまりは青い月」。当初は買う予定ではなかったのだが、帯に「怪盗スカーレット・パラソルは高校一年の美少女」と書いてあるのを見て、つい手がふらふらと・・・・・・。ライト系の作品なのかな。

 今年最初の本格ミステリマスターズは近藤氏の新刊。期待のシリーズであるだけに早めに読んでおきたい作品だ。実際ページ数も少なくて、すぐに読めそうである。今年話題の作品となるのか注目。

 最後はなんとなく買ってしまった評論集というか、論考集と書いてある。2,600円と高めなのだがタイトルに“探偵小説”と付くとふらふらと手が伸びてしまう。積読になりそうだが、できるかぎり読み通したい。しかし“青弓社”の本って初めて買ったなぁ。


 と、今回買ったものは以上であるが、今月の新刊はまだまだこれだけではない。明日、明後日も勝負をかけなくては!


 2004年3月23日   新刊は出ていないのだが
 先週末から、これという新刊が出ていない。本屋に行っても目当てのものは売ってなく、からぶりの状態が続く。それでは、最近本は買っていないのかというとそういうわけでもない。買うものがないときは、ついついクリスティー文庫を手にしてしまうのだ。
 当初の予定では、1ヶ月に2冊ずつくらいと考えていたのだが、もはやそれどころではない。今月だけでもう10冊くらい買っているような気がする。ここでお金を使っていてはと抑えようと思うのだが、どうしても買ってしまう。なぜかといえば、やはり美本が買いたいからである。去年創刊されたときの本を見てみると、もうあまり良い状態のものがなくなっている。これはやはり、良い状態である出たばかりのときに買っておきたいと思うのが人情である。しかも、今のところ買った本全てに帯が付いているので、それならば帯がついた状態ですべての本を集めたくなるというのもまた人情ではないだろうか。
 そんなこんなで買い続けています。部屋の隅にどんどん山積みになっていく・・・・・・


 2004年3月19日   予定が狂ったことにより本屋へ
 今日は、夕方から遠くまで出かける予定であった。そして帰ってくる頃には時間が遅く、本屋によることはできないだろうと思っていた。そう思いつつ高速道路に乗り、車を走らせていたのだが、途中でアクセルを踏んでもスピードがあがらなくなってしまった。あわてて、路肩に車を止めて時間をおいて車をまた走らせようとしたのだが、それがまったく走らなくなってしまった。結局JAFを呼んで牽引してもらうことに・・・・・・。
 そのせいで、予定の場所へは出かけることができなくなったので、断りの電話を入れた。そしてJAFに運んでもらい、修理工場で代車を借り、家に帰ることになったのだが・・・・・・・「あっ、この時間なら本屋によれるじゃん!」 
 ということで、予想外にも本屋によることができたのであった。アンラッキーという見方もあるのだが、車の修理については、結局のところ消耗品を取り替えるということになったので、それは遅かれ早かれ行うことになっていた事柄である。そう考えると今日、本屋によることができたのはラッキー以外のなにものでもないであろう。

 そんな今日の購入本は
 「スチール・ビーチ(上、下)」 ジョン・ヴァーリイ(ハヤカワ文庫)

 今週の新刊予定のものは全て買っていたので、特に買うべきものはなかったのだが、この間本屋に行った時に気になっていたこの本を買うことにした。これは今行っている早川書房の「読者アンコールフェア」による復刊作品のうちの一冊である。全然知らない作者だが、なんとなく表紙が気になったので購入。いわゆる“ジャケ買い”というやつか。
 まぁ、こういったアクシデントのなかでの本ということで大事に読もうと思う(つまり積読ということ)。


 2004年3月17日   ミステリー作家の官能小説
 結局買ってしまった。「eRotica」(講談社)
 ミステリー作家(厳密にはミステリー以外の作家もいる)による官能小説への挑戦ということで、e-NOVELSとして公開されたもの。それと同時に「小説現代」にも掲載されていたようである。
 執筆陣は津原泰水、山田正紀、京極夏彦、桐野夏生、貫井徳郎、皆川博子、北野勇作、我孫子武丸の以上8名。
 さて、どんな具合にできあがっているものか。色々な意味で読むのが楽しみである。

 他は今月のクリスティー文庫を何冊か購入。今週は以上かもしれない。


 2004年3月16日   講談社文庫の新刊が並んでる
 講談社文庫の新刊が出た。ミステリー関連では、「QED 東照宮の怨」高田崇史、「時の誘拐」芦辺拓、「邪魔(上下)」奥田英朗、「今夜はパラシュート博物館へ」森博嗣といったところが並んでいた。これらは「QED」以外は既読ゆえに、買わず。また、読んでいない「QED」はというと、これは集めていない。最初の2作までは読んでみたものの、あまりこのシリーズはあわないと思い、購入するのをやめてしまった。ただし、高田氏の「QED」以外の本は全て読んでいる。最近では「QED」のシリーズを古本屋にて文庫本でそろえようかと思っている。

 今週、メフィスト賞作家、小路幸也氏の「高く遠く空へ歌ううた」(講談社)が発売予定となっていたので、本屋で探す前に小路氏のHPにて発売されているかを確認しようとしたら4月8日に延びたとのことらしい。「新人作家は辛い」などと書かれていたので、まぁ色々とあるようだ。

 というわけで、今週は何も買わずということになるかもしれない。いや、ここは買うかどうしようか迷っていた本「eRotica」(講談社)でも思い切って買ってみるか。でもミステリー作家が書く官能小説というのも変に恥ずかしい気がするのだが、それは私だけが感じることなのだろうか?


 2004年3月13日   古本屋にて
 今日は特にめぼしい新刊はなかった。見つけたけど買わなかったものとしては「富士山大噴火」鯨統一郎(講談社)。鯨氏の本はかなり読んでいるのだが、量産作家ゆえにもうわざわざ全部の作品を追う必要はないかなと最近思うようになってきた。話題作だけで十分である。もし、「富士山大噴火」が面白いとのことであれば文庫で読もうと思う。

 そしてたまたま寄った古本屋で見つけて、つい買ってしまったのがこの本。
 「長野・上越新幹線四時間三十分の壁」 蘇部健一(講談社文庫)

 この本はかつて講談社ノベルスで買って読んだはずなのだが、内容を全く覚えてない。そしてその本はすでに手放しているので、これが古本屋で目に止まったとき、ついついそのままレジへ持っていってしまった。まぁ、美本だということもあったのだけれど・・・・・・。なんかくだらない内容だった気もするんだけどなぁ。
 なんか、なんだかんだと言いながらも蘇部氏の本は全て買って読んでいる。「六枚のとんかつ」などはノベルス版だけでなく、文庫でも買ってしまった(追加短編があったため)。結局のところ、自分は蘇部氏のファンなんじゃないだろうかと考えてしまう。いや、そんなことはないだろう。たぶんこれはネタのために違いない。と自分を納得させながら、この本も再読してみたいと思う。


 それから今日はこんなネタをUP。 干支で読むミステリー
 本当であれば2月くらいにはUPする予定であったのだが、だらだらと延ばしてしまって今日までかかってしまった。延びたがゆえに、あまりまとめられていないような気もするのだが、とりあえず区切りをつけておきたかったので公開してみた。もう少し、作品を集めたり内容を充実させることができたら改訂版にとりかかるのも悪くないかもしれない。


 2004年3月12日   ランキン新刊
 今日も本屋に行ったのだが、そこはあまり大きな本屋ではないので、さすがにハヤカワミステリは置いてないだろうと思ったのだが、1冊だけ置いてあったのを見つけることができた。
 というわけで今日の購入本は、
 「貧者の晩餐会」 イアン・ランキン(ハヤカワ・ミステリ)
 「ミステリーズ! Vol.04」 (東京創元社)

 イアン・ランキンの新刊は短編集。リーバス警部もの7編とそれ以外の作品14編。この著者の短編というのはどんなものなのか。楽しみな一冊である。でも読むのはずっと先のことであろう。

 そして買ってるけど読んでいない雑誌「ミステリーズ」の新刊。今回の犯人当て小説は麻耶雄嵩氏が担当。これだけでも読んでみようかな。

 といったところで、今週発売のものはだいぶ押さえることができたのではないだろうか。来週は講談社から単行本が何冊か出るようなので、書店でチェックしてから買うかどうか決めることにしよう。


 2004年3月11日   週末まで待てなくて
 明日にでも本屋によろうかと考えたのだが、結局待てなくて今日行ってきてしまった。
 というわけで今日の購入本はこれ。
 「ペニス」 津原泰水(双葉文庫)
 「江戸川乱歩全集16 続・幻影城」(光文社文庫)
 「新・本格推理04」 二階堂黎人編(光文社文庫)
 「修道士カドフェル8 悪魔の見習い修道士」 エリス・ピーターズ(光文社文庫)
 「シーザーの埋葬」 レックス・スタウト(光文社文庫)

 まずは先月から延びた津原氏の「ペニス」。よかった光文社文庫が一緒に出てて。これ一冊だけで買うのはなんかはずかしい。

 そして今月の江戸川乱歩全集は「続・幻影城」。「幻影城」は双葉社文庫の推理作家協会賞全集で目を通したことがあるのだが、“続”というものが在ることすらしらなかった。興味津々。

 とうとう出た! 第4弾。1年ぶりくらいだろうか。初々しい本格推理小説が読める本といえば現在はこれしかあるまい。早めに読みたい本である。

 修道士カドフェルシリーズの復刊本もこれで8巻目。まだ1冊しか読んでない。それでも買っとけ、買っとけ。買っておかなきゃ、また絶版だ(オイオイ)。

 そして、これまた復刊ネロ・ウルフシリーズの「シーザーの埋葬」。とりあえず、このシリーズの復刊はこれだけなのだろうか。せっかく、出したのだから他の本もどんどん復刊してもらいたいものだ。それもこの本の売り上げしだいということだろうか。

 といったところを買ってきたのだが、明日はどうしようかなー。まだ、なんか出てそうだし、土曜日でもいいんだけど。明日の気分しだいでというところ。


 2004年3月10日   篠田真由美の箱入り大作
 今日の購入本は、
 「アベラシオン」 篠田真由美(講談社)
 「AΩ(アルファ・オメガ)」 小林泰三(角川ホラー文庫)
 「チェーンレター」 折原一(角川ホラー文庫)
 「妖怪新紀行」 瀬川ことび(角川ホラー文庫)

 今日の目玉、いや今年の目玉となるかもしれない本、抗争10年という篠田氏の大作「アベラシオン」。箱入りの豪華仕様という凝りに凝った本となっている。篠田氏の本は“建築探偵シリーズ”を文庫で集めているだけなのだが、これは思わず買ってしまった。これは名作の予感。ちなみにお値段3,200円とこちらも豪華だ。

 待ちに待った文庫が登場。それが小林泰三氏の「AΩ」。発売された年に脚光を浴びたSF作品である。単行本で買いそびれていた本がようやく手元に。

 折原氏の「チェーンレター」は文庫書き下ろし作品なのかと思っていたのだが、なんと青沼静也という別名義で出版されていた本の文庫化である。なんでもミステリーのイメージをひきずらないようにホラー作品として別名義で出したのだが、あまり売れなかったようなので文庫化の際は折原名義で出版されたとのこと。

 そして毎度お楽しみなのは瀬川氏のホラー短編集「妖怪新紀行」。瀬川氏の作品は怖いだけでなく、ときには笑わせてくれたりとお手軽に読める良い作品が書かれている。すぐにでも読みたくなるような作品集だ。

 といったところが今日発売されていた本である。他にはハヤカワ文庫から「永遠の森 博物館惑星」菅浩江が出ていた。これは単行本で持っているのでスルー。とはいえ、文庫でもう一回読んでみようかなと思うくらいすばらしい作品である。あやうく買いそうになってしまった。
 今週は週末に光文社文庫が出るといったところか。週末もまた本屋を回らねば。


 2004年3月6日   ハヤカワ「読者アンコールフェア」
 今日はハヤカワ文庫の「読者アンコールフェア」による復刊本を購入。
 「眠れるスフィンクス」 ジョン・ディクスン・カー
 「疑惑の影」 ジョン・ディクスン・カー
 「騎士の盃」 カーター・ディクスン
 「光の塔」 今日泊 亜蘭

 これでは復刊フェアというよりは、ディクスン・カー・フェアといったほうがいいかもしれない。ちょうど、カーの3冊は持っていなかったので、この機会に即ゲット! 今月中には「パンチとジュディ」も出るし、来月には原書房からも復刊される。これでカー作品コンプリートもあと少し。しかし、全冊読了は当分先。

 そしてこの復刊フェアでのアンケート第1位に輝いたのがSF作品「光の塔」とのこと。著者の名前は“きょうどまり あらん”と読むようである。私自身は全く知らない著書、著者であるのだが、これを機に読んでみようかと思う。

<売っていたが買わなかった作品>
 「四季 愛蔵版」 森博嗣(講談社)
  ようやく見つけた。分厚い。重厚だ。所在を確認しただけで満足。
 「イノセンス THE NOVEL」 山田正紀(徳間書店)
  アニメ映画のノベライズ。文庫になったら考えるか。
 「黄昏の百合の骨」 恩田 陸(講談社)
  これは文庫待ち。というか恩田氏の文庫が3冊ほどたまっている。

 来週はランキンと角川ホラー文庫と講談社文庫だ!


 2004年3月5日   3月の講談社ノベルス
 今日は講談社ノベルスを3点購入。
 「ウサギの乱」 霞流一(講談社ノベルス)
 「白昼蟲 ハーフリース保育園推理日誌」 黒田研二(講談社ノベルス)
 「四季 冬」 森博嗣(講談社ノベルス)

 霞氏、講談社ノベルス初登場! 当初は軽めの本かと思っていたのだが、買ってみたら370ページの大作である。これは期待したくなる作品である。

 黒田氏の今年最初の新作はハーフリース保育園もの。シリーズものであるのだが、前作が2年も前の話なので、キャラクターとか全く覚えてない。読みながら思い出していこうと思う。

 そしてとうとう、四季完結。シリーズの終わりは、新しいシリーズの幕開けとなろう。いろいろな意味で楽しみだ。しかし、いまだに出ているはずの「四季 愛蔵版」を見ていない。探しているとはいっても、買うつもりは全くない。とりあえず、見たいだけ。

 最後に余談ではあるが、今日は月間「ぼく、ドラえもん Vol.2」の発売日でもある。買い忘れた人はお早めに。


 2004年3月3日   新刊はまだ
 まだ今月の新刊は出ていないようだ、って気が早すぎるか。やはり週末の5、6日あたりが第一の山というところか。そんなわけで今日は特に買うべきものもなかったのだが、とりあえずこの間買った「第六大陸」の2巻とクリスティー文庫を買ってきた。それにしても「第六大陸」って全2巻なのに、なんで上下巻ではなくて、1巻2巻なんだろう。

 私的の今月の目玉をいくつか挙げてみると、まずはイアン・ランキンの新作「貧者の晩餐会」。買っても積読になってしまうのが残念なのだが、このシリーズもどんどん読んで行きたい(ストックが4冊くらいある)。
 それとハードカバーをスルーしてしまい、文庫待ちをしていた小林泰三氏「AΩ」(角川文庫)。
 そろそろ新作が待ち遠しくなっていた黒田研二氏「白昼蟲」(講談社ノベルス)。
 噂では大作と評判が高い篠田真由美氏「アベラシオン」(講談社)。
 本格推理小説を読みたければこれを買えばいい、「本格推理04」二階堂黎人編集(光文社文庫)。
 待ちに待っていた復刊本、カーター・ディクスン「パンチとジュディ」(ハヤカワ文庫)。
 そして、実は密かに期待をしている、坂木司氏「動物園の鳥」(東京創元社)。

 こんなところが今月の期待作品か。あぁ、あとSFの名作と声を大にして言いたい、菅浩江氏の「永遠の森 博物館惑星」がハヤカワから文庫で出版される。これはSFの名作というだけでなく、小説の名作といってもよいであろう。ハードカバーで読んだのだが、ひょっとしたら文庫版はハードカバーに収録されていない短編が入ってくるのかなと期待している。場合によってはこれも購入するかもしれない。もう一回読んでも良い本である。
 と、いろいろ考えていたら待ち遠しくなってしまった。とりあえず、これら新刊を買ったときになるべく早く読むことができるよう、積読本をどんどんこなしていかなくては。現在「刹那の魔女の冒険」関田涙(講談社ノベルス)を読み中。


 2004年3月1日   TOPを春っぽく
 TOPを春っぽく変更。春っぽくとはいうものの、今日は冬に逆戻りの気温であった。土日は暖かかったのに・・・・・・。まぁ、暑さも寒さも彼岸までというから、暖かくなるまではもう少し我慢せねばならないだろう。3月になったからといって油断しないように気をつけなくては。

 昨日、このページで「四 季」のハードカバー版は出ていないと書いたが、講談社のHPを見てみたら発売しているということになっていた。まだ本屋で未確認なのだが、とりあえずノベルスよりは先に出たということか。それにしても、この本がまた・・・・・・

「四季 愛蔵版」 森博嗣 2004年2月29日発行 本体価格:3,800円

だそうです。値段といい、やることといい、“豪華絢爛”といったところか。私は愛蔵版はスルーして、今月出るノベルスを買って読もうと思っている。それよりも今年は森氏の新作が始まるかどうかが気になるところ。今年も書きまくるんだろうなぁー。



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