一言、二言

過去の一言、二言
 2005年7月30日   モダール、あったが
 今日は、今月買い残していた本格ミステリ・マスターズの「モダールな事象」を買いに行った。そして本屋で「モダール」を見つけたものの・・・・・・状態が悪くて買うのを止める事に・・・・・・一冊しかなかったし・・・・・・。
 という事で、今度別の本屋へ捜しに行こう。

 そんなわけで、買ってきたのは日日日の「狂乱家族日記 弐」まだ“壱”も読んでないのだけれど。

 2005年7月29日   何年ぶりだウィンズロウ
 本日の購入本
 「ウォータースライド」 ドン・ウィンズロウ(創元推理文庫)
 「エラリー・クイーンの国際事件簿」 エラリー・クイーン(創元推理文庫)
 「人工進化の秘密!/魔法の月の血闘」 エドモンド・ハミルトン(創元SF文庫)

 久々のニール・ケアリシリーズ。あまりにも久々すぎて、今までの作品の内容などとうに忘れてしまっている。今回が第4作で、次の5作目がケアリシリーズの完結である。その5巻が出たら、全部通して読み直してみてもいいかもしれない。その5冊目がいつ出るかというのが問題ではあるが・・・・・・。というのは置いといて、必ず今年中に読んでおきたい一冊。

 エラリー・クイーンの作品は「エラリー・クイーンの国際事件簿」「事件の中の女」「テイラー事件」「あるドン・ファンの死」を収めた作品集。

 キャプテン・フューチャー全集は第8集。読書のほうは第1集を読んで以来とどこおっている。そろそろ第2集にとりかかろうかな。そうしなければ、ここで語るネタもない・・・・・・

 2005年7月28日   ホノブとヒヒヒ
 私にとって最近のはやりの作家というと、米澤穂信氏と日日日氏の二人。

 米澤氏は言わずと知れた、近年人気のミステリ作家の一人である。角川スニーカーからデビューし、その後ミステリ・フロンティアで本を出し、その勢いは拍車をかけるかのごとく。そして、今私はデビュー作の「氷菓」をようやくよんでいるところである。既読は2冊で、今家に読んでいない本が3冊ほどある。夏中の読破を目指したいと思っている。

 そしてもう一人は日日日と書いてアキラと読ませる、今年デビューしたライトノベルズ系作家。しかし、今年デビューしたばかりにもかかわらず、すでにその著書は5冊に達している。それもそのはず、同時期に各出版社の賞をそうなめしてのデビューであるからだ。
 今週、「アンダカの改造学」という作品を読み、そこそこはまり、他の著書も一気に集めてしまった。ゆっくり読んでいって日日日ワールドを存分に楽しんで行きたいと思っている。

 2005年7月22日   Jコレクション久々
 本日の購入本
 「日本怪奇小説傑作選1」 紀田順一郎・東雅夫編(創元推理文庫)
 「犬はどこだ」 米澤穂信(ミステリ・フロンティア)
 「ハイドゥナン 上下」 藤崎慎吾(ハヤカワSF Jコレクション)

 買っても読まない、新たなる積読シリーズがここに! 何て、そんな読まないなんて事はないですって・・・・・・たぶん。でも全3巻だから、かさばらなくていいかな(既に本棚の中に入れる事だけを考えている)。

 この間、米澤氏の作品買ったばっかり。そんなわけで米澤作品が4作積読。さて、どっから手を付けるかな。秋口までにはなんとか。

 Jコレクションもずいぶんと間が開いたな。心の片隅では、もう中止になったのではないかと思っていた。何しろ文庫化も始まっているし。で、その長く間が開いた期間のうちに全部読んでしまおうと思っていたのだが、1冊「グアルディア」だけ残してしまった。いやぁー、今回の作品も分厚いし・・・・・・これ、今年中に読めるのかな? 名作の予感はするのだけれども。

 2005年7月20日   ウェストレイク? カーマイクル?
 本日の購入本
 「弱気な死人」 ドナルド・E・ウェストレイク(villagebooks)

 昔の作品を掘り起こしたものかと思いきや、なんと2002年の作品。しかも最初はジャドスン・ジャック・カーマイクル名義で発表した小説。ウェストレイクといえば、色々な著名を持っているが、この名前を使用したのは初のよう。出版社との契約によりウェストレイクの名義が使えないゆえの変名とのこと。逆に、そういったしがらみの無い国ではウェストレイク名義で出版されているとの事。日本でもウェストレイク名義での出版となった。
 と、内容について触れずともこれだけの話題を提供してくれるのだから、ウェストレイクという作家はすごいものである。

 2005年7月17日   ようやく下巻を
 本日の購入本
 「コーネル・ウールリッチの生涯 下」 フランシス・M・ネヴィンズJr.(早川書房)

 先月、上巻を購入したものの下巻を見つける事ができずにそのまま7月に入ってしまった。そしてようやく今日下巻を見つける事ができたので購入。
 はじめから終わりまで、通して読むのはいつになるのかわからないのだが、下巻の巻末にはウールリッチの全著作が掲載されているので、それを元にウールリッチのページを追加するのもよいであろう。なにはともあれ、もう少し暇ができてからの話になるが・・・・・・

 2005年7月16日   1年に1度のアルテ
 本日の購入本
 「カーテンの陰の死」 ポール・アルテ(ハヤカワミステリ1773)
 「腕貫探偵 市民サーヴィス課出張所事件簿」 西澤保彦(実業之日本社)
 「橋本五郎探偵小説選U 論創ミステリ叢書12回配本」(論創社)

 今年私が読んだ海外ミステリの中では、未だ“これ!”といった作品が見つかっていない。そんなわけで、今回出版されたアルテの新作にはどうにも期待をしたくなってしまう。期待に応える良作になっているのだろうか? とにもかくにも読んでみよう。

 ようやく一冊の本となって出版された“腕貫探偵”。西澤氏の構想以来、単発にて1、2編読んだりもしていたのだが、やはりまとめて読んでみたかった。まず、面白いということにおいては、間違いないであろう。

 なんと半年振りに“論創ミステリ叢書”が出版された。あんまり売れないから、出版するのを止めてしまったのかと、かなり失礼な事をまじめに考えていた。しかし、ここにきちんと出版された事で、これからも続くのであろうということが予想される。とはいえ、一冊も読んでいないのだから、あまり大きな事を言える立場でもない。

 2005年7月15日   新刊じゃないけど
 本日の購入本
 「氷 菓」 米澤穂信(角川文庫)
 「愚者のエンドロール」 米澤穂信(角川文庫)

の2冊を購入。なぜこの2冊かと言えば、今月9日に買った「クドリャフカの順番」がこのシリーズの第3作目という事を知り、これは先に読んでおいたほうがいいだろうと思っての購入。
 ちなみにこの2冊、元々は角川スニーカー文庫から出ていたものが、再版の際に角川文庫へと昇格(?)。その角川文庫版となったのは今年の5月の事のようで、つい最近の話。よって、簡単に入手できてラッキーといったところ。
 そういったわけで、「クドリャフカの順番」を読むのはもう少し先のこと。盆休みくらいにでも一気に読んでみようかな。

 2005年7月13日   今日も色々
 今日は光文社文庫だけ買えばいいやと思いながら本屋へ行ったら、ハードカバーが何冊か置いてあった! というわけで、本日も大漁!!

 本日の購入本
 「実験小説 ぬ」 浅暮三文(光文社文庫)
 「怪人と少年探偵 江戸川乱歩全集第23巻」(光文社文庫)
 「異端の徒弟 カドフェル16」 エリス・ピーターズ(光文社文庫)
 「震度0」 横山秀夫(朝日新聞社)
 「鏡陥穽」 飛鳥部勝則(文藝春秋)

 浅暮氏の新刊は買うつもりがなかったのだが、実物を見てつい購入してしまった。脱力する表紙と、何やらバカバカしい香り漂う中身・・・・・・これは買うしかない! てなわけで、珍品購入。

 江戸川乱歩全集23巻は「おれは二十面相だ!!」「怪人と少年探偵」「妖星人R」「超人ニコラ」「探偵小説の『謎』」の5本。

 カドフェルはもうシリーズ第16巻。とはいえ、5巻までは読み終えているのだから積読とはいえ、そこそこ読んでいるほうである。この調子でマイペースでこなしていこうと思っている。

 横山氏の新刊はタイトルを見た限りでは地震に関する小説なのかなと思っていた。そしたら、これは警察小説であった!(地震には関係しているようではあるが)これは予期していなかったので、かなりうれしい!! やっぱり横山氏は警察小説でなくては。

「誰のための綾織」に続いて、早くも飛鳥部氏の新刊が登場! その名も「鏡陥穽(かがみかんせい)」。間違えて「かがみせんい」と読んでいた。今ちょうど光文社文庫で「冬のスフィンクス」を読んでいるところ。なんか最近、飛鳥部氏三昧のような気がしてならない。

 2005年7月11日   今日は色んなジャンルの本を
 本日の購入本
 「天の前庭」 ほしおさなえ(東京創元社:ミステリ・フロンティア)
 「星界の断章I」 森岡浩之(ハヤカワ文庫JA)
 「銀狼の花嫁 魔術師ベルガラス1」 デイヴィッド&リー・エディングス(ハヤカワ文庫FT)
 「バッテリー」 あさのあつこ(角川文庫)

 ミステリ・フロンティアの新刊は、ほしお氏の第2作目「天の前庭」。今度の内容はドッペルゲンガー、タイムスリップとすごい事になっていそう。

「星界の断章」は“星界シリーズ”初の短編集。しかし、このシリーズも始まって以来ずいぶん長い時間が経っているように思える。一応、シリーズ全冊買ってはいるものの内容をあまりよく覚えていなかったりする。もう一度読み直そうかな??

 リニューアルされた「ベルガリアード物語」も全5冊が発売され、とうとう日本では初お目見えの「魔術師ベルガラス」シリーズが刊行された。この話は「ベルガリアード物語」以前の話が描かれているものの、時系列としては「ベルガリアード」以後の「マロリオン物語」が終わった後に、ベルガラスから語られた話となっているそうなので、できれば「マロリオン物語」を読んでからこちらを読む事をお薦めしたい。その「マロリオン物語」は来年の1月から5月に刊行予定だそうだ。何はともあれ、私にとっては今年の楽しみがひとつ増える事となった。

 この「バッテリー」という作品、巷ではかなり有名な作品であるらしい。確かに私も本屋で児童書のコーナーにて見かけた事があるような気がする。本書はその児童書で出ていた本が文庫化されたもの。なんでこの本を今更買おうと思い立ったのかと言うと、「この文庫がすごい!」の中で紹介されていたからである。“熱い”スポーツ小説と言う事だそうだが、どのようなものなのか。読むのが楽しみである。

 2005年7月9日   復活のミステリーランド
 本日の購入本
 「神様ゲーム」 麻耶雄嵩(講談社:ミステリーランド)
 「ラインの虜囚」 田中芳樹(講談社:ミステリーランド)
 「明治探偵冒険小説集4 傑作短編集−露伴から谷崎まで−」(ちくま文庫)
 「クドリャフカの順番」 米澤穂信(角川書店)

 ミステリーランドが約一年ぶりに復活。今回は麻耶氏と田中氏の作品が発表された。本屋に行って驚いたのは、「ラインの虜囚」が山積みになっていたこと。これは人気作家ゆえなのか、それともよっぽど面白いと自身の表れなのであろうか? それとも何かのシリーズものだったり??
 また、どんな形であれ麻耶氏の新作が読めるのは楽しみである。

 買っているけど読んでいないシリーズ、「明治探偵小説集」もこの4巻がラスト。そろそろ読み始めるか、どうしようか。いや、本がたまってたまって。

 先月出版となっていたようで、出ていたけど気がつかなかった米澤氏の新作を見つけたので購入。青春ミステリとのことだが・・・・・・それはいつものことか。何はともあれ、楽しめる事は間違いないであろう。なるべく早めに読んでおきたい本である。ミステリフロンティアからもそろそろ出るであろうし。

 2005年7月8日   エド・マクベイン氏、死去

 エド・マクベイン氏死去

 確かに、もう高齢だとは思っていたのだが・・・・・・ご冥福をお祈りします。

 2005年7月7日   島田氏競作本
 本日の購入本
 「天に還る舟」 島田荘司・小島正樹(南雲堂ノベルス)
 「火事と密室と、雨男のものがたり」 浦賀和宏(講談社ノベルス)
 「SPEED」 金城一紀(角川書店)

 島田氏の新作はなんと新人作家との競作本。この小島正樹という人物だが「パロディサイト2」にて作品を書いていた人物らしい。しかし、どんな風に本を書いたんだか。その様子を是非とも知りたい。

 浦賀氏は前作に続いての松浦純菜シリーズである。思っていたよりも早い出版である。「ファウスト」にも短編が載っているし、今年は浦賀氏の当たり年か? まぁ、それはこの本の内容しだいだが・・・・・・。

 金城氏の新作「SPEED」。出ているのは知っていたが今日になってようやく書影をおがむことができた。よくよく考えてみれば、金城氏の作品って全部読んでいる。そんなわけで、これも即購入。たぶん、気軽に読める一冊だろうから、難解な本を読んでいる合間にでも読もうかな。

 2005年7月5日   この文庫が!
 昨日の購入本
 「現代SF 1500冊 乱闘編1975〜1995」 大森望(太田出版)
 「この文庫がすごい! 2005」(宝島社)

 以前から発売予告はされていたものの、なかなか見かけることのなかった本がついに登場! 「現代SF1500冊」!! 
 さらには今年の10月に「現代SF 1500冊 回天編1996〜2005」が発売予定。これは2冊合わせて1500冊という意味なのかな? とにもかくにもSFの事が知りたいならこの2冊を手に入れればOKだろう。SFファンならば・・・・・・って、言うまでもないか。

 本屋で見かけて即買いした「この文庫がすごい!」。そういえば、しばらくの間出ていなかったなと思ったら、なんと4年ぶりの出版らしい。最近のライト・ノベルスのランキング本などにあやかり発売決定したのだろうか? 今回からは文庫のランキング形式になり読みやすさは増したような気がする(ただ、それだけの本に見えてしまうところは残念なのだが)。

 2005年7月3日   ようやく「ファウスト」感想
 6月中にと思っていた「ファウスト Vol.5」の感想をようやく書き上げた。
 ファウスト Vol.5 感想

 よし、次は「2005インターネットで選ぶ本格ミステリ短編ベスト」を書き上げなければ。作品は読み終わっているのでいつでも書ける状態にはある。でも実際に書くとなると・・・・・・とりあえず今月中を目指して!

 2005年7月1日   北村氏、久々の小説
 本日の購入本
 「ニッポン硬貨の謎 エラリー・クイーン最後の事件」 北村薫(東京創元社)

 北村氏、久々の推理小説の上に、「ニッポン硬貨の謎」なんてタイトルを付けられた日には読まずにはいられない。他の本はさておいて、これから先に読んでしまおうか!?


 ということで、6月の新刊は買い終わり、チェックもだいたい済んだところ。結局発売されなかったのは、本格ミステリ・マスターズの新刊とミステリーランド。あと、島田氏の新刊もまだ出ていない。そんなところか。とりあえず、これらた7月中には出るという事なので引き続き楽しみに待つとしよう。
 今年は、“これ”というような大作は出てはいないものの、なかなかの秀作佳作が出ている模様。引き続きどんどん良作を捜して行きたい。ただ海外ものに関しては、まだ良い作品を見かけないのだが・・・・・・