一言、二言

過去の一言、二言
 2005年10月31日  漫画で・・・・・・
 先週、こんな本を買ってみた。
 「マンガでわかる小説入門」 構成:すがやみつる、作画:横山えいじ(ダイヤモンド社)

 タイトルでわかるように漫画で小説の書き方がわかるという内容のもの。
 別に私自身は本を書こうと思う気はないのだが、そうでなくとも読んでみて色々とためになった。既にそういう世界に関して詳しい人にとっては物足りないかもしれないけれど、これから本を書いてみたいのだが、どのようにすればよいかわからないというに人には、まずこの本から始めればよいだろう。
 また、出版社の現状とか、本屋を取り巻く環境といった、業界の背景についても簡単にまとめられているので、それだけでも十分にためになる本。本好きの人であれば、一度手にとって見る事をお薦めする。

 2005年10月29日  色々と購入
 本日の購入本
 「現代SF1500冊 回天編 1996-2005」 大森望(太田出版)
 「摩天楼の怪人」 島田荘司(創元クライム・クラブ)
 「コールドゲーム」 荻原浩(新潮文庫)

 荻原氏の「コールドゲーム」は出ていたことを知らず(昨日買った別の新潮文庫の広告により知った)、今日あわてて購入。ただ、この「コールドゲーム」って元々講談社から出版されたもの。何故新潮文庫から??

 そして島田氏の新刊「摩天楼の怪人」。そういえば創元社から島田氏の本が出版されるのは初めてなのかな? 何はともあれ、今年最大の楽しみといえよう。ただ値段が高めなのが玉に瑕。

 というところで、今月の新刊はほぼ購入する事ができた。あとは、論創海外ミステリとハヤカワSF Jコレの「ストリンガーの沈黙」が出版されるのを待つのみ。

 2005年10月28日  色々と購入
 本日の購入本
 「丑三つ時から夜明けまで 」 大倉崇裕(光文社)
 「サイレント・ゲーム」 リチャード・N・パタースン(新潮文庫 上下)
 「フェティッシュ」 西澤保彦(集英社)
 「宇宙舟歌」 R・A・ラファティ(国書刊行会 <未来の文学>)
 「天の声・枯草熱」 スタニスワフ・レム(国書刊行会)

という事で、買いたい本のほとんどを買う事ができた。今月はあと、島田氏の「摩天楼の怪人」を待つばかり。

 そういえば、<未来の文学>シリーズが第1期完結となった。そして今度は第2期が刊行される。しかも年内にジーン・ウルフの作品が刊行予定。他のラインナップとしてアルフレッド・ベスターやクリストファー・プリーストらがそろっているというのだから楽しみである。

 2005年10月27日  リア王の前に
 本日の購入本
 「新リア王」 高村薫(新潮社 上下)
 「どんがらがん」 アヴラム・デイヴィッドスン(河出書房新社<奇想コレクション>)

 高村薫、3年ぶりの新作!・・・・・・なのだが、帯を見てみたら前作「晴子情歌」の続編だとか。・・・・・・読んでない・・・・・・家にはあるけれど。というわけで、先に「晴子情歌」でも読もうかな。そういえば、文庫版の「マークスの山」も積読だな。

 河出書房新社の<奇想コレクション>の新刊はアヴラム・デイヴィッドスンの「どんがらがん」。解説は殊能将之。

 2005年10月25日  法月・編
 今日もメールをチェックしたら、いつも通り大量のスパムメールが来ていたのだが、その中に題名が“怪人二十面相から”というのがあり、もう少しで開きそうになるところだった。あぁ、本当に怪人二十面相から来ていたのだったらどうしよう・・・・・・とか考えながら、本日の購入本を。

 「法月綸太郎の本格ミステリ・アンソロジー」 法月綸太郎編(角川文庫)

 本当は“法月・作”を読みたいのだが、とりあえず“法月・編”で我慢しておこう。今回はミステリー・アンソロジーながらクイーンをはじめ、豪華な顔ぶれがそろっているので読んで損はない一冊。海外ミステリーファンには特にお薦めできそうだ。

 2005年10月22日  C3PO みたいな
 本日の購入本
 「耳を傾けよ! 87分署シリーズ」 エド・マクベイン(ハヤカワ・ミステリ1776)
 「ハイブリッド−新種− ネアンデルタール・パララックス3」 ロバート・J・ソウヤー(ハヤカワ文庫SF)
 「メトロポリス」 デア・フォン・ハルボウ(創元文庫)

 マクベインが亡くなったこともあり、いつもは文庫で買っている87分署シリーズを、ついハヤカワミステリで買ってしまった。この本は、タイトルを見れば気づくと人もいると思うが、“デフ・マン”が登場する作品となっている。ちなみに、本書は遺稿ではなく、「Fiddlers」という作品らしい。

 ソウヤーの三部作がようやく完結。“原人”“人類”と来て、最後は“新種”。これはなんという壮大な作品なんだ・・・・・・って、実はまだ全然読んでいないからよくわからなかったりする。

「メトロポリス」は今行われている創元社の復刊フェアの一作品。スターウォーズのC3POのような表紙絵が気になり購入。映画で有名な作品の原作。

 2005年10月20日  早くも石持氏の新刊登場
 本日の購入本
 「魔 王」 伊坂幸太郎(講談社)
 「セリヌンティウスの舟」 石持浅海(カッパ・ノベルス)

 伊坂氏の新刊登場! こちらは帯に書いてある内容を見た限りではミステリーなんだか、文学なんだかよくわからない。とりあえず読んでみろと言ったところか。

「扉は閉ざされたまま」の興奮冷めやらないなか、早くも石持氏の新刊登場。今回の作品もページ数が薄いのだが、前作ではページ数が薄いので力を抜いた作品だろうと読んでみたら、ガツン! とやられたのでこんどは気を抜かずに読んでいこう。なにはともあれ、他の積読は放っておいてこれから先に読んでみるか。

 2005年10月18日  「ファウスト Vol.6」は2分冊!
 11月に「ファウスト Vol.6」が出るそうだ。ただ、全体があまりにも分厚くなったので2分冊にするとのこと。そのうちの“SIDE-A”が11月に出るとの事だ。では、続きの“SIDE-B”はいつかと言えば、たぶん1ヶ月後くらいを予想しているとの事。
 しかし、分冊するならばVol.7にして早めに出してしまえばと思うのだが・・・・・・まぁ、その辺は自由にやっているという事が「ファウスト」の魅力であるからそれも良いのであろう。とりあえず、出たら逃さずに買うとしよう。

 2005年10月15日  ちょっと当てが外れた
 本日の購入本
 「そして名探偵は生まれた」 歌野晶午(祥伝社)
 「死の鉄路」 F・W・クロフツ(創元推理文庫)
 「夜は千の目を持つ」 ウィリアム・アイリッシュ(創元推理文庫)

「女王様と私」を読んだばかりなので、ずいぶん早く新刊が出るなと思っていたのだが・・・・・・なんとすでに祥伝社文庫で出ていた「生存者、一名」と「館という名の楽園で」を収録した作品集であった。もちろんのこと既読作品。その2作と書下ろし作品「そして名探偵は生まれた」を含む3編となっている。どちらにしても書下ろし作品があれば、読み過ごすわけにはいかないので、購入するのは当然なのだが、何かお得感が薄れてしまったような感じがする。

「死の鉄路」と「夜は千の目を持つ」は創元社の復刊フェアによる作品。この2冊は持っていなかったので、そく購入。他の復刊フェアのラインナップはどうしようかと迷っているところである。

 2005年10月14日  空振り
 週末と言う事で、色々と本を買い込もうと思っていたが、購入予定の本は発売されず今日は空振りに終わる。そろそろ歌野氏の新作が出ているはずなのだが・・・・・・また、明日にでも捜しに行こう。

 とりあえず、本屋で見かけたのは桐野夏生氏「アンボス・ムンドス」(文藝春秋)、西澤保彦氏「黒の貴婦人」(幻冬舎文庫)、京極夏彦「分冊文庫版 鉄鼠の檻 1,2」(講談社文庫)、といったとこ。

 2005年10月12日  飛蝗の次は
 本日の購入本
 「サルバドールの復活」 ジェレミー・ドロンフィールド(創元推理文庫 上下)
 「刺青殺人事件 <新装版>」 高木彬光(光文社文庫)
 「江戸川乱歩全集 第24巻 悪人志願」(光文社文庫)

 ジェレミー・ドロンフィールドといえば、「飛蝗の農場」で有名な作家。その「飛蝗の農場」は処女作であり、本書が2作品目となる。怪異と謎が飛び交う小説となっているそうであるが、とにかく読むのが楽しみ。なんとしても今年中に読まなければ。

「刺青殺人事件」は既読であるが、新装版で集めているので購入。

 乱歩全集第24巻は「悪人志願」「探偵小説十年」「幻影の城主」「乱歩断章」というエッセイ、評論集。

 2005年10月11日  読書が進まないのは・・・
 あぁ、今回も<感想>を3冊しかUPすることができなかった。最低でも4冊ずつは更新していきたいと思っているのに・・・・・・
 確かに最近めったになく忙しかったという事もあるのだが、これというのも「ロマンシングサガ」のせいであろう。何を今更そんなゲームをと思う人もいるかもしれないが、8月に買って未だやり続けているのである・・・・・・まぁ、コストパフォーマンスに優れていると言う事で締めておこう。
 今週こそはと連休中に何冊か本を読み進め、クックの「蜘蛛の巣のなかへ」と「六とん2」を読了。今も何冊か読書中! 今週はどんどん読んでいくぞ!!
 何はともあれ、「モーダルな事象」をそろそろ読み終わりたいところ(読み始めてから2週間くらい経っている)。

 2005年10月8日  ようやく9月刊行本をかたづける
 本日の購入本
 「クライム・マシン」 ジャック・リッチー(晶文社ミステリ)
 「陶人形の幻影」 マージェリー・アリンガム(論創海外ミステリ25)
 「啓示空間」 アレステア・レナルズ(ハヤカワ文庫SF)
 「湖畔のマリニア グイン・サーガ104」 栗本薫(ハヤカワ文庫JA)
 「運命の姉妹 女魔術師ポルガラ1」 デイヴィッド&リー・エディングス(ハヤカワ文庫FT)

 ようやく「クライム・マシン」を見つけられた。そして「陶人形の幻影」もそこそこ綺麗な本を選ぶ事ができた。これでようやく9月刊行本をかづけられた。もう、今日見つからなければ通販かなと思っていただけに嬉しい限りである。

「グイン・サーガ」と「ポルガラ1」はシリーズものなので予定通り。
 予定外で買った本は「啓示空間」というSF本。アレステア・レナルズという人のことは何も知らないのに、なぜこの本を買ったかというと、その本の分厚さを見て。なんと1000ページを越す本となっているのだ。なんか、もう少しで正方形という感じの本。書店にて是非とも見てもらいたい一冊。

 2005年10月7日  懲りもせずに第2弾
 本日の購入本
 「六とん2」 蘇部健一(講談社ノベルス)
 「ハ ル」 瀬名秀明(文春文庫)

 懲りもせずに、とうとう第2弾が出てしまった。とはいえ、デビュー作「六枚のとんかつ」から早8年。
 デビュー作にいたっては、どうでもいいと思いつつもノベルスだけでなく、加筆された文庫版も買ってしまった。それならば、今回の「六とん2」も買わねばならないだろう。どれだけくだらないことか、それこそを楽しみにしたい本である。

 もう1冊は打って変わって、絶対まじめであろう瀬名氏の短編集。これは2002年10月に「あしたのロボット」というタイトルで文藝春秋から出版された本の文庫化である。

 2005年10月4日  あるにはあったが
 相変わらず、晶文社ミステリの新刊「クライム・マシン」を見つけることができない。困った!
 そんな中、ようやく論創海外ミステリが置いてあるのは発見した。というわけで、本日の購入本は、
 「藪に棲む悪魔」 マシュー・ヘッド(論創海外ミステリ26)
 「アプルビイズ・エンド」 マイケル・イネス(論創海外ミステリ27)

 普通、論創海外ミステリというのは毎回3冊づつ新刊が出ている。にもかかわらず、なぜ2冊しか買っていないかというと、・・・・・・きちんと3冊おいてあったにもかかわらず、その中の一冊(「陶人形の幻影」マージェリー・アリンガム)の状態が非常に悪かったからである。なんせ、カバーがしわくちゃで、こんなもの並べておくなよ! というような本。残念ながら、その本を買う勇気は持ち合わせておりませんでした。
 ということで、また買い残しを捜す旅に出かけなければ。

 2005年10月3日  10月の目玉は?
 10月はなんといっても東京創元社から出る島田荘司氏の「摩天楼の怪人」。とにかくこれが楽しみ。
 また、他にも講談社からの伊坂幸太郎氏「魔王」、カッパ・ノベルスからの石持浅海氏「七月の祝祭」、祥伝社からの歌野晶午氏「そして名探偵は生まれた」なども見逃せないところである。
 さらには大穴中の大穴、講談社ノベルスからの蘇部健一氏「六とん2」もある意味楽しみである。
 今月もネタが尽きる事はないであろう。

 あと、「ネコソギラジカル(下)」が11月に出版されるそうなので、そろそろ上巻から読み始めてもいいころかもしれない。

 2005年10月1日  論創と晶文は??
 昨日から、論創社海外ミステリと晶文社ミステリの新刊を探しているのだが、結局今になっても見つからず。本当に出ているんだか、出てないんだか。ネット上では出ているらしいんだけどなぁ。

 そんな中、とりあえず本日の購入本
 「太陽ぎらい」 小泉喜美子(出版芸術社)
 「笑う男 」 ヘニング・マンケル(創元推理文庫)
 「フューチャーメン暗殺計画/危機を呼ぶ赤い太陽」 エドモンド・ハミルトン 創元SF文庫

 小泉氏の作品は「弁護側の証人」くらいしか読んでいないのだが、短編も読んでみたいなと思い購入。
 ヘニング・マンケルの作品はヴァランダー警部シリーズ第4作。といっても、まだ第1作しか読んでいないので、早く読まねば。これを読むのは来年になりそう。
 キャプテン・フューチャー・シリーズは・・・・・・虚しくなるほどまだほとんど手付かず。早く読まねば・・・・・・と何回言ったことか。

 あと、買わなかったのだが、創元推理文庫で戸松淳矩氏「剣と薔薇の夏」が売っていた。これは最近出たばかりの本だったと思うのだが、早くも文庫化である。というか、ハードカバーで売れなかったから、推理作家協会賞を受賞した勢いで売ってしまおうという戦略かな? などと邪推してみたり。