一言、二言

過去の一言、二言
 2007年09月29日  出てます出てます
 今週は更新をさぼり気味になってしまった。それなりに新刊を買い続けてたのに・・・・・・
 というわけで、最近買った新刊を一気にドーン!!
 「名残り火」 藤原伊織(文藝春秋)
 「君たちに明日はない」 垣根涼介(新潮文庫)
 「探偵小説の論理学」 小森健太朗(南雲堂)
 「女王国の城」 有栖川有栖(創元クライム・クラブ)
 「劇場の迷子 中村雅楽探偵全集4」 戸板康二/日下三蔵編(創元推理文庫)
 「悪魔はすぐそこに」 D・M・ディヴァイン(創元推理文庫)
 「深夜の逃亡者」 リチャード・マシスン(扶桑社文庫)

 と、こんなところで今月発売予定の新刊は全て出揃った。そんな中で、もっとも注目をあびる小説は間違いなく「女王国の城」だろう。この有栖川作品を待ち続けていた人・・・・・・いや、既にあきらめていた人も少なくはないであろう。この作品の出版こそが今年の本格ミステリ界における一大事件といっても過言ではない。あとは、内容においても一大事件を巻き起こしてもらいたいものである(もちろん良い意味で)。これは絶対に10月中には読んでおこうと思っている。

 2007年09月25日  いろいろと
 原書房さんから献本、いただきました。
 「留美のために」 倉阪鬼一郎(原書房:ミステリー・リーグ)

 ミステリー・サークル内での朗読会というものをからめた青春ミステリーとのこと。最近の倉阪氏の作品はずいぶんとミステリ寄りになっているような気が。これまた楽しませてくれそうな予感。すぐにでも読まねば・・・・・・とりあえず、愛川氏の「道具屋殺人事件」を読んでからということで。


 今日の購入本
 「千の脚を持つ男」 スタージョン、デイヴィッドスン他/中村融 編訳(創元推理文庫)
 「遺跡の声」 堀 晃(創元SF文庫)
 「進化の設計者」 林譲治(ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

 SF作品、三冊購入!! どれも積読になってしまいそうな予感・・・・・・

 2007年09月22日  昨日今日とまとめて
 昨日と今日の購入本
 「ブラックペアン1988」 海堂尊(講談社)
 「心臓と左手」 石持浅海(カッパ・ノベルス)
 「第四の闇」 香納諒一(実業之日本社)
 「留美のために」 倉阪鬼一郎(原書房:ミステリー・リーグ)
 「六死人」 S=A・ステーマン(創元推理文庫)
 「フレンチ警部の多忙な休暇」 F・W・クロフツ(創元推理文庫)
 「宇宙をぼくの手の上に」 フレドリック・ブラウン(創元SF文庫)

 海堂氏が今度は講談社から。さらに来月にはミステリ・フロンティアから。がんばってるなぁ。
 石持氏の作品が連続で。まだ先月の作品を読み終えていない。早く読まねば。
 最近、香納氏の作品は文庫で購入しているのだが、この作品は単行本で購入。理由は単なるジャケ買い。
 倉阪氏の作品の購入も微妙なのだが、ミステリー・リーグからだとあれば、購入しないわけにはいくまい。ちょっとだけ期待。
 創元社の3冊は復刊フェアのもの。あと2冊ばかり、まだ購入したものが残っているので、後日また買いに行く予定。

 2007年09月19日  出る出る論創社
 本日の購入本
 「ジョン・ディクスン・カーを読んだ男」 ウィリアム・ブリテン(論創海外ミステリ68)
 「牧逸馬探偵小説選」 (論創ミステリ叢書30)

 論創社がんばって出してくるなぁ。まぁ、それでも以前のように論創海外ミステリ月3冊という怒涛の出版に比べればましになったけど。
 また、論創ミステリ叢書も思っていたより順調に出続けている。今回30作目で、次作は「風間光枝 探偵日記」となっているので、第3期シリーズとしてリニューアルされるのかもしれない。

 2007年09月17日  連休の読書
 この連休は西澤保彦氏の大作「収穫祭」に挑もうと思ったのだが・・・・・・全然進まず・・・・・・たぶん暑さのせいだろう。

 その代わりに読みやすい重松清氏の「青い鳥」や講談社BOXから出版された竜騎士07氏の「ひぐらしのなく頃 第一話 上下」、そして今年を通じて読書中の「ダーク・タワーZ 暗黒の塔 上」を読み終えた。

 目標であった「収穫祭」は次の連休へ持ち越し・・・・・・それでも読み終えられるかは微妙そう・・・・・・

 2007年09月14日  どんどん新刊
 本日の購入本
 「犯人に告ぐ」 雫井脩介(双葉文庫 上下)
 「月蝕の窓 建築探偵桜井京介の事件簿」 篠田真由美(講談社文庫)
 「終決者たち」 マイクル・コナリー(講談社文庫)

「犯人に告ぐ」は、いつだかそこそこ話題になった作品が映画化(ドラマ化?)されることによって早めに文庫化されたもの。文庫化されるのを待っていたので、これだけ早く文庫を入手できたことはラッキーといえよう。

 建築探偵シリーズは文庫で買っているので、これは当然の購入作品。

 そしてマイクル・コナリーの作品は当然、逃すわけがない。今年中に絶対読まなくては。

 それと今日買わなかった本で気になっているのが講談社文庫からの「叔母殺人事件」折原一と「螢 坂」北森鴻の2作。折原氏の作品はてっきり既読のものだと思っていたのだが、未購入の作品であった。読んだのは叔父殺人事件だったか・・・・・・・。北森氏の作品は今まではずっと読み続けていたのだが、ここにきてそろそろスルーし始めるかどうか迷っているところである。また明日本屋へ行って考えることとしよう。

 2007年09月11日  長らくの積読
 ジェイムズ・クラムリーの「ダンシング・ベア」を読了。

 この本を購入したのは10年以上も前。一時期、ハードボイルド小説に中途半端に凝っていたことがあって、チャンドラー、マクドナルドはもちろんのこと、V・I・ウォーショスキーやその他もろもろ、そこそこ有名な作品を手当たり次第に読んでいた。そういったなかで、当然のことながらクラムリーの作品にも出会うこととなる。当時、クラムリーの本で出版されていたのはハヤカワ文庫から「さらば甘き口づけ」「酔いどれの誇り」とこの「ダンシング・ベア」の三冊。立て続けに購入し、前述の2作は読みはしたものの、なぜか「ダンシング・ベア」だけ残してしまい、その後読むきっかけもないまま本棚の片隅に埋もれさせ続けることとなってしまった。それからしばらくして、クラムリーの新刊が徐々に出始め、さらにはそれらが文庫化され、ここはまたひとつ最初から読み直してみようと思い、現在最初の作品から読み始めているしだいである。そしてようやく、日本で出版されている三冊目の作品となる「ダンシング・ベア」を読み終えることができた。

 クラムリーの小説を今のこの時期に読んで感じるのは10年以上前にこの小説を読むのはまだ早かったのかなということ。これこそ大人が味をかみ締めながら読むべき濃厚な味わいの書というべきなのであろう。そして、ひょっとすると今これを読むにしてもまだまだ早すぎるのかもしれないとさえ思えてしまう。今回は、これを機に現在出版されている全作品を読んでしまおうと思っているのだが、きっとまた10年後20年後にも読み直すことになるであろうと感じている。

 2007年10月にはクラムリーの新刊「正当なる狂気」が出版される。ハードカバーで買うか、文庫化されるのを待つのかは悩むところだが、あわてて買う必要はないだろう。日を置けば置くほど本が熟成され、また歳月が経てば自分自身もそれなりに熟成されるであろう。そうして全てが熟されるのを待ってからゆっくり読めばいいのだから。

 2007年09月08日  どんどん新刊
 本日の購入本
 「ダイアルAを回せ」 ジャック・リッチー(河出書房新社<KAWADE MYSTERY>)
 「キラー・イン・ザ・レイン チャンドラー短編集1」 レイモンド・チャンドラー(ハヤカワ文庫)
 「軍犬と世界の痛み 永遠の戦士フォン・ベック1」 マイクル・ムアコック(ハヤカワ文庫)

“KAWADE MYSTERY”はこの作品から第2期とのこと。何の区切りかよくわからないが・・・・・・。この作品の出版とともに新刊6冊のラインナップも発表。新刊情報のほうにUP。

 チャンドラーの新訳短編全集がハヤカワ文庫から刊行開始。全4冊の4ヶ月連続刊行。これをそろえれば、チャンドラーの作品は長編短編共にそろえたこととなる。ちょうど今、チャンドラーの長編を読み直しているところなので、来年くらいから短編のほうも順次読んで行きたいと思っている。

“永遠の戦士フォン・ベック1”とのことなのだけど・・・・・・1冊のみ!? 11月に刊行されるのは“永遠の戦士コルム”とのこと。11月で2年にわたって続いたムアコック作品の刊行も終わりとなってしまうのだろうか?

 2007年09月07日  今日こそ講談社ノベルス
 本日の購入本
 「ファイロ・ヴァンスの犯罪事件簿」 ヴァン・ダイン(論創海外ミステリ67)
 「キラレ×キラレ」 森博嗣(講談社ノベルス)
 「<移情閣>ゲーム」 多島斗志之(講談社ノベルス)

 先月、出版されていたはずのヴァン・ダインの短編集、ようやく入手することができた。ヴァン・ダインが短編を書いていたこと自体知らなかったのでびっくり。それはそうと、ややカバーや帯の具合がよくなかったので、もう少し探し回ったほうがよかったかも・・・・・・

 本日、ようやく講談社ノベルスの新刊を見つける。色々と出ているものの、購入したのは森氏のシリーズ作品と25周年記念本の中からは多島氏のものをピックアップ。戸川氏の作品は既読なので見送り、都筑氏の作品のほうは時代物なので敬遠。ということで、消去法で多島氏の作品を買ってみた。どんな内容なのか全然知らないけど・・・・・・だけど、かえってそのほうが楽しめることであろう。

 2007年09月06日  台風が来ようとも
 たとえ台風が近づこうとも、本を買うこととはなんら関係がない・・・・・・といいつつ、近場の小さい本屋で妥協。光文社文庫の新刊が売ってはいたものの、既読のものばかりだったのでスルー。というわけで、今日は何も買わずに帰ってきた。

 しかし、この9月は魅力的な新刊が多すぎて困っている。購入したばかりのトマス・H・クックの新刊や、これから出るマイクル・コナリーの新刊、さらにはジェフリー・ディーヴァーの新刊まで出てしまったら、まさに3者そろいぶみ。ただ、ディーヴァーの作品については文藝春秋のHPに掲載されていないので、まだ本当に出るかどうかは定かではない。
 あと、10月に文春文庫から出る予定のマイケル・スレイドの新刊のことまで考えるとうれしい悲鳴しか出てこない。
 さらには、今月発売の有栖川有栖氏の新刊。これがかつての新本格をほうふつするような内容(←になっているだろうという期待)だと思うと居ても立ってもいられなくなりそうだ。

 9月は連休が何回かあるので、その間に完読を目指したいものだが、どうなることやら。

 2007年09月04日  先月買いそびれたものやら、今月の新刊やら
 本日の購入本
 「ハッピーエンドにさよならを」 歌野晶午(角川書店)
 「悪魔の薔薇」 タニス・リー(河出書房新社<奇想コレクション>)
 「ひぐらしのなく頃に 第1話〜鬼隠し編〜 下」 竜騎士07(講談社BOX)
 「池袋ウエストゲートパーク5 反自殺クラブ」 石田衣良(文春文庫)
 「石のささやき」 トマス・H・クック(文春文庫)

 といったところを。
 歌野氏の新刊は長編ではなく、短編集のようである。ちょっと残念。
 奇想コレクションはタニス・リー。有名な作家であるが、今まで読んだことがないような気が・・・・・・
「ひぐらし」も上下巻そろったので、そろそろ読むかと思いきや・・・・・・来月には2巻が・・・・・・買い続けるのか??
 文庫で買っているIWGPシリーズ。これは読むのが楽しみな本。
 ほぼ、1年にいっぺん、9月に新刊が文春文庫から出ているクックの作品。今年もまた、秋の楽しみのひとつが増えたようだ。

 2007年09月01日  いや、それほどでもないんだけど
 本日の購入本
 「平成関東大震災」 福井晴敏(講談社)
 「Rのつく月には気をつけよう」 石持浅海(祥伝社)


 購入本のことは置いといて、今日、漫画「それでも町は廻っている 1巻」(石黒正数:少年画報社 2006年3月出版)を購入し、読んでみた。その中の第4話「目」という話が若干ミステリーっぽく、その真相が明らかになったとき、思わず“これこそバカミスだ”とうなってしまった。
 興味ある方はぜひ・・・・・・と、薦めるほどのものでもないので、たまたま読む機会があれば目を通してみればという程度で。

(注:あまりにもくだらないその内容に、時間と金を返せと言われても当方はいっさい責任を負いません)
(注2:表紙はメイド姿ですが、普通のメイドものとは程遠い、ナンセンスギャグ漫画となっております)