一言、二言

過去の一言、二言
 2012年10月30日  江神二郎の短編集がようやく
 本日の購入本
 「江神二郎の洞察」 有栖川有栖(東京創元社)
 「空耳の森」 七河迦南(ミステリ・フロンティア)

 有栖川氏の短編集といえば珍しくはないのだが、デビュー作品から描いている“江神二郎”シリーズの短編集というとこれが初。ゆえに、かなり古い作品から、新しいものまで揃えられているよう。作品の中では時代の移り変わりはないはずであるが、著者が過ごしてきた時間はそれなりに年月が経っている。それが作品にどのような影響を与えているかを見るのも面白いかもしれない。

 2012年10月28日  64
 最近の購入本
 「64」 横山秀夫(文藝春秋)

 7年ぶりの新刊。本当に久々の横山氏の作品。これは期待せずにはいられない。

 タイトルの「64」は昭和64年を指しているよう。ただ、昭和64年といえば、1月までの少しの期間のみで、平成元年とダブってる年のはず。横山氏得意の警察小説とのことであるが、どんな内容になっているやら。これは読むのが楽しみ。

 2012年10月23日  今年の鮎川哲也賞受賞作
 本日の購入本
 「体育館の殺人」 青崎有吾(東京創元社:第22回鮎川哲也賞受賞作)

 近年、毎年のように鮎川哲也賞受賞作を買い始めたような・・・・・・理由は、他に本格ミステリの新人を発掘する賞が減ってきているからかもしれない。

 とはいえ、ここ数年の受賞作を見ても、端正に書けてはいるものの、パンチ力が足りないような。今年の作品はどんなものであろうか。期待して読んでみたい。

 2012年10月21日  目玉になりうるか
 最近の購入本
 「祟り火の一族」 小島正樹(双葉社)
 「シューマンの指」 奥泉光(講談社文庫)

 小島氏は今年、2作品目の出版。近年は本格ミステリに正面から取り組んでくれる作家が減っているので、そういう意味では期待の作家である。そろそろ大きくブレイクする一作が欲しいところ。今年最後の目玉となりえるか!?

 2012年10月19日  これは読み逃せない
 原書房様から本をいただきました。

 「密室蒐集家」 大山誠一郎(原書房ミステリー・リーグ)

 今年のランキングの掲載するには微妙な時期であるのだが、読み逃してしまうのはどうにもおしい。厚さはそれほどでもないので、ここは一気に読み干すか。絶対に読んでおきたい一冊。

 2012年10月14日  久々のリンカーン・ライム
 最近の購入本
 「禁断の魔術」 東野圭吾(文藝春秋)
 「バーニング・ワイヤー」 ジェフリー・ディーヴァー(文藝春秋)
 「量子怪盗」 ハンヌ・ライアニエミ(新ハヤカワSFシリーズ5006)

 毎年のように新刊を出版し、日本でも紹介してくれているジェフリー・ディーヴァーであるが、リンカーン・ライムものに限ると、久しぶりの登場である。昨年は007で、その前の年はキャサリン・ダンスであったから、2009年の「ソウル・コレクター」以来となる。どのような内容になっていることやら。必ず今年中に読まなくては。

 2012年10月8日  先月分を忘れずに
 本日の購入本
 「法螺吹き友の会」 G・K・チェスタトン(論創海外ミステリ)

 先月、買い残しの一冊。休みということで、大きな本屋まで足を延ばして行ってきた。それでも売っているかどうか心配だったが、5冊くらい積んであったので一安心。

 そういえば、G・K・チェスタトンのミステリ関連の書籍は、これで全て訳されたのではないだろうか。ミステリ以外にも色々と書いているようなので、著作全てとなると見当もつかないのだが、とりあえずこれで日本では全て読めるということになったのかな。

 とはいえ、すでに絶版となっている本も何冊かありそう。

 2012年10月6日  10月序盤は軽めに
 今週の購入本
 「ストレイヤーズ・クロニクル ACT-2」 本多孝好(集英社)
 「噛む犬 K・S・P」 香納諒一(徳間文庫)
 「モラトリアム・シアター produced by 腕貫探偵」 西澤保彦(実業之日本社文庫)

 今週は軽めに。10月も9月に引き続き、それなりの購入本が。来週以降から、徐々に購入本が増えていきそう。

 今月の注目本はなんといっても、久々に新刊が出る横山秀夫氏の作品!!

 2012年10月1日  昨夜は停電で
 昨夜は停電で感想の更新ができなかった。そういうわけで、日が明けた本日更新。

 それにしても、夜から朝までの停電が今年で2回目。

 強い台風が来る回数がずいぶんと多くなったような。