順位 | タイトル | 著 者 | 出版社 |
1位 | 石の猿 | ジェフリー・ディーヴァー | 文藝春秋 |
2位 | テンプラー家の惨劇 | ハリントン・ヘクストン | 国書刊行会 |
3位 | 夜より暗き闇 | マイクル・コナリー | 講談社文庫 |
4位 | コウノトリの道 | ジャン= クリストフ・グランジェ | 創元推理文庫 |
5位 | 鉤爪プレイバック | エリック・ガルシア | villagebooks |
6位 | 歌うダイアモンド | ヘレン・マクロイ | 晶文社 |
7位 | 魔法人形 | マックス・アフォード | 国書刊行会 |
8位 | シャッターズ・アイランド | デニス・ルヘイン | 早川書房 |
9位 | 廃墟の歌声 | ジェラルド・カーシュ | 晶文社 |
10位 | 半 身 | サラ・ウォーターズ | 創元推理文庫 |
第10位「半 身」 サラ・ウォーターズ(東京創元社 創元推理文庫)
新人とは思えない堂々とした筆さばきはすでに熟練の香りただようものである。知らずに読めば、絶対“復刊ミステリー”であると錯覚してしまうできばえ。これぞ2003年の大収穫。彼女にはミステリーから離れずに書き続けてもらいたい。
第9位「廃墟の歌声」 ジェラルド・カーシュ(晶文社 晶文社ミステリ)
前作の評判は決してだてではなかった。カーシュの作品、全てが最高傑作である。謎と皮肉に彩られた、何が起こるかわからないカーシュの文学。決してあなたを退屈させることはないだろう。
第8位「シャッター・アイランド」 デニス・ルヘイン(早川書房 単行本)
2003年ギリギリに間に合った、ミステリー会の奇書。“袋とじ”はだてじゃない! 閉ざされた島、衆人監視の中から消えた患者、謎の暗号、怒涛のように溢れ出す謎・謎・謎。あなたは正気を保ったまま最後まで本を読み終えることができるか?
第7位「魔法人形」 マックス・アフォード(国書刊行会 世界探偵小説全集)
「魔法人形」。あぁ、なんて妖しいタイトルだろうか。あたかもそれは血のかよわないゴーレムが夜な夜な殺戮を繰り広げていくかのよう・・・・・・。と、そんな内容ではないのだが、カーの系譜を継ぐ男・アフォードの不気味な彩りを見せるミステリーをぜひとも堪能していただきたい。
第6位「歌うダイアモンド」 ヘレン・マクロイ(晶文社 晶文社ミステリ)
これぞ、短編ミステリー傑作集。とはいってもその内容はミステリーに留まらずSFの世界までへもはみ出していってしまう。バラエティ色あふれた傑作短編集。これがマクロイだ!
第5位「鉤爪プレイバック」 エリック・ガルシア(ソニー・マガジンズ villagebooks)
恐竜はまだまだ絶滅しちゃぁいない。それどころかアメリカミステリ界はすでに恐竜ハードボイルドにのっとられてしまったかのよう。元気の無い、ハードボイルドをすべて尻尾でぶっ飛ばせ。
第4位「コウノトリの道」 ジャン=クリストフ・グランジェ(東京創元社 創元推理文庫)
牧歌的な題名に騙されてはいけない。あくまでもこれはサイコ・サスペンス・ミステリーである。コウノトリを追い求めて、主人公が見た事件の真実とはいったい!?
第3位「夜より暗き闇」 マイクル・コナリー(講談社 講談社文庫上下)
ハリー・ボッシュ対テリー・マッケイレブ。最重要容疑者はハリー・ボッシュである。他の視点から覗き見られることとなったハリー・ボッシュの暗黒部分。ひょっとしてこの作品のためにマッケイレブは創られたのか!?
第2位「テンプラー家の惨劇」 ハリントン・ヘクストン(国書刊行会 世界探偵小説全集)
イーデン・フィルポッツの別名義の作品。普通のオーソドックスなミステリーであるといえる。しかし、その事件の裏に隠された動機は尋常ではなかった! この犯罪は果たして許されざるものなのか!?
第1位「石の猿」 ジェフリー・ディーヴァー(文藝春秋 単行本)
リンカーン・ライム衰えることなし。相変わらずのチーム力と捜査力で事件解決に尽力をつくす。今回の相手はスネークヘッドの暗殺者。本書は最近のディーヴァーの作品のなかでは綺麗にラストがまとまったと感じられた作品。2003年のNo.1はこれに決まり。
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