Grand U-gnol   2017年国内ミステリBEST10


順位タイトル著 者出版社
1位ブルーローズは眠らない市川憂人東京創元社
2位しあわせな死の桜竹本健治講談社
3位ifの悲劇浦賀和宏角川文庫
4位紅城奇譚鳥飼否宇講談社
5位ディレクターズ・カット歌野晶午幻冬舎
6位神の手廻しオルガン須田狗一光文社
7位マスカレード・ナイト東野圭吾集英社
8位双蛇密室早坂吝講談社ノベルス
9位ミステリークロック貴志祐介角川書店
10位屍人荘の殺人今村昌弘東京創元社






第10位「屍人荘の殺人」 今村昌弘(東京創元社 単行本)

 設定にゾンビを用いるという今風のミステリ。そして謎解きもしっかりと書き上げられた鮎川哲也賞受賞作。謎解きが、ややわかりやすかったのが惜しかったかなと。
内容・感想


第9位「ミステリークロック」 貴志祐介(角川書店 単行本)

 期待しすぎて、個人的にはいまいちと思ったのだが、密室にこだわった4つの作品を堪能できることは間違いない。最初の「ゆるやかな自殺」が一番良かったような・・・・・・
内容・感想


第8位「双蛇密室」 早坂吝(講談社 講談社ノベルス)

 援交探偵という設定など関係ない作品かと思いきや・・・・・・ラストでは、このシリーズだから許せる飛びぬけたバカミスっぷりが炸裂!!
内容・感想


第7位「マスカレード・ナイト」 東野圭吾(集英社 単行本)

 エンターテイメントっぷりをまざまざと見せてくれる作品。とにかく読み手を楽しませてくれるというところはさすが!
内容・感想


第6位「神の手廻しオルガン」 須田狗一(光文社 単行本)

 地味というか、ミステリ色がやや薄いというか、微妙なところは色々とあるのだけれど、物語は非常にうまくできている。国際色と歴史を感じさせる作品。
内容・感想


第5位「ディレクターズ・カット」 歌野晶午(幻冬舎 単行本)

 著者は読者に対して何を仕掛けようとしているのか? 最後まで読めばタイトルの意味を痛感させられるはず。
内容・感想


第4位「紅城奇譚」 鳥飼否宇(講談社 単行本)

 鳥飼否宇氏版、「妖異金瓶梅」!! とでも言いたくなるような作品。単なる時代ミステリと侮るなかれ。
内容・感想


第3位「ifの悲劇」 浦賀和宏(角川書店 角川文庫)

 今年一番の隠し玉。文庫書下ろしなので読み逃している人も多いのでは? 何の気なしに読んでいたら、後半の展開に驚愕させられた!
内容・感想


第2位「しあわせな死の桜」 竹本健治(講談社 単行本)

 ノン・シリーズ短編集であるのだが、その中に本格色の強い作品が入っており、個人的にツボ。ミステリっぽくはなかったが、“トリック芸者”作品も含まれている。
内容・感想


第1位「ブルーローズは眠らない」 市川憂人(東京創元社 単行本)

 今年一番の作品はこちら! 鮎川賞受賞者による2作目の作品。“青い薔薇”にまつわる事件に魅入られること間違いなし。
内容・感想







<総評>に戻る    2017年海外ミステリBEST10へ 



Mystery Note に戻る    Top に戻る