ペルシャ猫の謎
「切り裂きジャックを待ちながら」 (IN★POCKET 1997年10月号)
劇団「屋根裏の散歩舎」にビデオテープが送られてきた。そのテープには劇団員の鴻野摩利がロープで縛られ、クリスマス・イヴまでに現金一千万を用意しないと殺されるとしゃべる姿が映っていた。有栖川に面識のある団員が相談を持ち掛けるものの、団員達はこの誘拐に半信半疑であった。「切り裂きジャックを待ちながら」という劇の公演を行おうとしていたその時、舞台のクリスマスツリーに死体となった摩利がぶら下げられていた。そのときちょうど火村が到着し・・・・・・
「わらう月」 (小説現代 1997年6月号)
月に恐怖を抱く女性。シドニーで起きた一つの殺人。一枚の写真。そしてアリバイ。火村英生が静かに謎を解く。
「暗号を撒く男」 (小説NON 1997年2月号)
警察から奇妙な事件が起きたと、火村英生に連絡が入った。会社員が自宅で喉をハサミで突かれ殺されていた。そばには黒いからの鞄、テーブルの上にはペアのこけし、など奇妙なものがいろいろと部屋に置かれていた。不可解な部屋の様子に火村はどう解釈するか? 独身男の必死なる生き方と一つの殺人事件。
「赤い帽子」 (なにわ 1997年12月〜1998年11月号)
木津川で死体があがった。溺死ではあるが殴打された後がある。警察は殺人として捜査を開始する。殺される前、被害者はスナックである男といっしょにいたようだった。そして被害者はその時赤い帽子をかぶっていたという。誰がどうして殺したか? 森下刑事が謎を解く!!
「悲劇的」 (小説現代 1997年12月増刊号メフィスト)
火村英生最初の小説!? 生徒のレポート+火村の18文字。
「ペルシャ猫の謎」 (小説現代1999年5月増刊号メフィスト)
一人の男が女性に去られ、去り際に女性は一匹の猫を残していった。ある日その男は自宅で何者かに殴り倒される。彼は意識もうろうとした中で弟の姿を見たという。しかし弟にはアリバイがあった。さてこの事件の結末は如何に? 火村はどう解く?
「猫と雨と助教授と」 (IN★POCKET 1997年4月号)
火村家の猫の紹介。
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