密室殺人コレクション



「つなわたりの密室」 ジョエル・タウンズリー・ロジャーズ
 とあるアパートメントで殺人が連続して行われた。状況を見る限りでは出入り口に必ず誰かがいて、犯人は現場から脱出できたはずがないのだが・・・・・・。犯人は如何にして現場から脱出したのか?


「消失の密室」 マックス・アフォード
 パーティーの際、一人の夫人がこの建物の地下室では、昔にとある消失劇があったと発言した。その発言にのったふりをして、女性二人が男性陣を驚かそうと、その地下室で騒ぎを起こそうとしたところ、ひとりの女性が本当に消失してしまった! 部屋の中を調べても秘密の抜け道などは見つからない。いったいどのように・・・・・・と一同が調べているうちに今度は別の人物までもがその部屋の餌食に!?


「カスタネット、カナリア、それと殺人」 ジョゼフ・カミングズ
 撮影中に起こった不可能犯罪。ひとりの俳優が殺害され、どのようにして死んだかをまわしていたカメラによって確かめようと一同フィルムを見ることに。フィルムには殺害された俳優が現れ、衝立の陰に隠れる。そこで肌の露出もあらわなひとりの女性が現れる場面となるのだが、そしてそのまま女優が衝立の陰で俳優が殺されるのを発見する。カメラがとることのできなかった殺害方法とはいったい!?


「ガラスの橋」 ロバート・アーサー


「インドダイヤの謎」 アーサー・ポージズ
 ひとりの男を捕まえようと警察一同が大立ち回りを繰りひろげる。犯人はそれに対向してめくらめっぽうに拳銃を撃ちまくる。大活劇のすえ、犯人を捕まえはしたのだが、男が持っているはずのダイヤを警察は見つけることができなかった。いったいそのダイヤの行くへはどこに?


「飛んできた死 −三つの文書と一本の電報による物語」 サミュエル・ホプキンズ・アダムズ
 砂浜でひとりの男が殺害されていた。様々なもの達からうらみをかっていた男だが、殺された状況はというと、砂浜に足跡はいっさいなく、奇妙な跡がついていたのみ。いったいどのように殺害されたのか。調べていくうちにプテラノドンの存在が持ち上がっていくことに・・・・・・



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