一言、二言

過去の一言、二言
 2015年4月29日  今日は祝日
 本日の購入本
 「犬はまだ吠えている」 パトリック・クェンティン(原書房ヴィンテージ・ミステリ)

 クェンティンによる、ジョナサン・スタッグ名義の作品。このシリーズが数冊出ているようであるが、翻訳されるのは初。今後、どんどんと訳されてゆくこととなるのであろうか。クェンティンは、過去の絶版作品といい、未訳作品といい、翻訳・復刊してもらいたい作品に事欠かない。この勢いで、どんどんと新刊・復刊を望みたい。

 2015年4月25日  今年も麻耶氏の新刊が・・・
 本日の購入本
 「福家警部補の追及」 大倉崇裕(東京創元社)
 「あぶない叔父さん」 麻耶雄嵩(新潮社)
 「紙の動物園」 ケン・リュウ(新・ハヤカワSF)
 「ノヴァーリスの引用/滝」 奥泉光(創元推理文庫)

 また、今年も麻耶氏の新刊が読めるなんて・・・・・・最近、どうしちゃったんだ麻耶氏。単に短編作品がたまった時期が重なったという理由なのか。それにしても、ずいぶんと続けて出してくれているような。それならば、そろそろ長編を・・・・・・なんて、贅沢は決して言うまい。マイペースで良作を出していただければ十分。

 2015年4月18日  年に一度の恒例
 本日の購入本
 「フロム・ミー・トゥ・ユー」 小路幸也(集英社文庫)

 東京バンドワゴンの文庫化作品。そして例によって、月末には東京バンドワゴンの新刊が発売される。2年後に文庫化され、そのときに購入というルーチンワーク。

 2015年4月17日  訃 報
 4月16日、作家の白川道氏が自宅で意識を失っているのを発見され、病院に搬送されたが死亡が確認されたとのこと。

 享年、69歳。ご冥福をお祈りします。

 2015年4月11日  リーバス警部復活
 本日の購入本
 「他人の墓の中に立ち」 イアン・ランキン(ハヤカワミステリ)
 「幸せスイッチ」 小林泰三(光文社文庫)
 「ビッグデータ・コネクト」 藤井太洋(文春文庫)
 「死のドレスを花婿に」 ピエール・ルメートル(文春文庫)

 新潮文庫からイアン・ランキンの新シリーズが紹介されていて、今月末にはそのシリーズ2作目が刊行される。それに先立ち、リーバス警部復活の作品がハヤカワミステリから刊行された。この作品には、新潮文庫のシリーズ主人公であるマルコム・フォックスも登場するよう。作品の順列では、月末に出る新潮文庫のほうが先となっている。

 今回購入した小林氏の「幸せスイッチ」と藤井氏の「ビッグデータ・コネクト」は、文庫書下ろし。ピエール・ルメートルの「死のドレスを花婿に」は、ノン・シリーズ作品であり、2009年に柏書房より刊行されている。

 2015年4月4日  文庫化、待ってました
 本日の購入本
 「パールストリートのクレイジー女たち」 トレヴェニアン(ホーム社)
 「犯 罪」 フェルディナント・フォン・シーラッハ(創元推理文庫)
 「小説家 森奈津子の華麗なる事件簿」 西澤保彦(実業之日本社文庫)

 近年、よく名前を聞くシーラッハ。実はいまだ未読。というのも、文庫されるのを待っていたから。ようやくそのシーラッハの出世作ともいえる(邦訳では)「犯罪」が文庫で出版された。評判の良かった本なので、外れることはないであろう。楽しみに読むとしよう。

 西澤氏の新刊「小説家 森奈津子の華麗なる事件簿」は、以前に刊行された「なつこ、孤島に囚われ。」と「キス」の合本とのこと。