今週の購入本
「おしゃべり時計の秘密」 フランク・グルーバー(論創海外ミステリ233)
「十一番目の災い」 ノーマン・ベロウ(論創海外ミステリ234)
「死者の国」 ジャン=クリストフ・グランジェ(ハヤカワミステリ)
昨年、久しぶりにジャン=クリストフ・グランジェの作品が訳されたのだが、それにつづいて今年も刊行された。日本で一時期紹介されなかった間、決して本を書いていなかったわけではなく、結構な量の本を書いていたようなので、今後立て続けに紹介される可能性があるかも。ただ・・・・・・分厚本ばかりだと読むのが大変。
2019年6月1日 思ったことを一言
今週の購入本
「愛なんてセックスの書き間違い」 ハーラン・エリスン(国書刊行会〈未来の文学〉)
「金時計」 ポール・アルテ(行舟文化)
5月に出版されたハーラン・エリスン氏の「愛なんてセックスの書き間違い」を購入。この本について、ふと思ったことがあるので一言。
それは著者のハーラン・エリスン氏が昨年の6月に亡くなったことに関することなのだが、この「愛なんてセックスの書き間違い」、著者が生きているうちに出せなかったのかということ。
というのも、この国書刊行会<未来の文学>シリーズ自体がずいぶん前から刊行されているものであり、この作品を刊行することもだいぶ前から決まっていたはず。さらにいえば、<未来の文学>シリーズの前作「ジーン・ウルフの記念日の本」が出版されたのは2015年5月と、そこからもずいぶん間が空いてしまっている。
刊行にあたって、いろいろと事情があるのかもしれないが、これではエリスン氏の死去にともなって、慌てて出版したみたいであり、あまりいい感じがしない。
とにかく、もう少し早く出版することができなかったのかと思わずにはいられない。