一言、二言

過去の一言、二言
 2021年02月27日  今年の目玉になりそうな作品が多すぎる

 今週の購入本
 「或るギリシア棺の謎」 柄刀一(光文社)
 「雨と短銃」 伊吹亜門(ミステリ・フロンティア)
 「あなたも名探偵」 アンソロジー(東京創元社)
 「もう耳は貸さない」 ダニエル・フリードマン(創元推理文庫)
 「報復の密室」 平野俊彦(講談社:第13回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作)
 「狂った機関車 鮎川哲也の選んだベスト鉄道ミステリ」 鮎川哲也編(中公文庫)

 色々と注目本が多すぎて、もう何が何やら。

 柄刀氏の作品は、“或る国名シリーズ”。今回は長編。
 伊吹亜門氏は前作「刀と傘」が好評を喫する。今作もまた時代ミステリ。坂本龍馬が登場するよう。
「あなたも名探偵」はアンソロジー。作家陣は、市川憂人、米澤穂信、麻耶雄嵩、東川篤哉、法月綸太郎、白井智之の六人。豪華ラインナップにより思わず購入。
 フリードマンは前作から久々。シリーズ3巻目。高齢探偵シリーズ。
「報復の密室」は第13回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作。来月に同時受賞のもう1作も講談社から出るようである。
 鮎川哲也氏の鉄道ミステリ傑作選。なんとなく買わずにはいられなくなって購入。

 2021年02月20日  新装版を買い過ぎる

 今週の購入本
 「ステップファザー・ステップ 新装版」 宮部みゆき(講談社文庫)
 「天使の報酬」 真保裕一(講談社文庫)
 「そして扉が閉ざされた 新装版」 岡嶋二人(講談社文庫)
 「十日間の不思議 新訳版」 エラリイ・クイーン(ハヤカワ文庫)

 なんか最近、新装版の本ばかり買っているような。かつて読んだ本で、このHP上に感想を書いていなかったので、というのが主な理由。ただ、こういった本を買う割には、新しい作家の本を買ったり、知らない作家の本を試しに読んでみたりということがずいぶんと減った気がする。食わず嫌いとか、作風が合わないからとか、抜きにして、もう少し色々なものを読んだほうがと思う今日この頃。

 2021年02月13日  文庫書下ろしが増えつつある?

 今週の購入本
 「完全犯罪の死角」 香納諒一(光文社文庫)
 「ウェンディのあやまち」 美輪和音(光文社文庫)
 「静おばあちゃんと要介護探偵」 中山七里(文春文庫)
 「任務の終わり 上下」  スティーヴン・キング(文春文庫)
 「怨み籠の密室」 小島正樹(双葉文庫)
 「SFが読みたい! 2021年版」(早川書房)
 「ロンリーハート・4122」 コリン・ワトソン(論創海外ミステリ262)

 今週購入したものは文庫本が多いのだが、そのなかで小島正樹氏のものは文庫書下ろし。今まではハードカバーで普通に出ていたのだが、何故だろう? 単行本が売れなくなりつつあるのかな? また、文庫自体が高価格となりつつあり、あまり差異が感じられないと言うこともあるのか? 先月も長沢樹氏の作品が文庫書下ろしで出ていたのだが、今年はこのようなものが増えつつあるのだろうか?

 2021年02月06日  久々のビーフ

 今週の購入本
 「あと十五秒で死ぬ」 榊林銘(ミステリ・フロンティア)
 「ビーフ巡査部長のための事件」 レオ・ブルース(扶桑社文庫)

 レオ・ブルースの作品が久々に訳された。まだ未訳のものが何冊かある“ビーフ巡査部長”シリーズ。なかなか訳されないと言うことは、そんなに面白い作品ではないのかな?

 なんだかんだ言いつつも、扶桑社が結構、こういった古典ミステリを翻訳してくれるので助かるところ。昨年は、創元推理文庫や論創海外ミステリくらいしか古典ミステリを出してくれていなかったので、他の出版社にも検討してもらいたいところ。

 まだまだ未訳の作品があるはず。別に復刊でもいい!