正直なところ、前作では探偵の造形にピンとこなかったジェフリー・ディーヴァーの新シリーズ。その流浪の探偵、コルター・ショウがカルト村に潜入捜査を行うという今作。果たして、どのような内容になっているやら。今作こそ、探偵の存在を確立できるのか!?
今週の購入本
「ヨルガオ殺人事件 上下」 アンソニー・ホロヴィッツ(創元推理文庫)
「ダーク・デイズ」 ヒュー・コンウェイ(論創海外ミステリ)
「幸福の密室」 平野俊彦(講談社)
「メルカトル悪人狩り」 麻耶雄嵩(講談社ノベルス)
「犯罪乱歩幻想」 三津田信三(角川ホラー文庫)
麻耶氏の新刊が3年ぶりに刊行された。メルカトル鮎シリーズらしい。麻耶氏の作品は、近年は短編が多い。長編は10年前に出た「隻眼の少女」までさかのぼる。そろそろ、長編が読みたいと思うのだが・・・・・・そんなこと言わず、麻耶氏の新刊が読めるだけでも幸せか。
2021年09月11日 黒木瞳
今週の購入本
「木曜殺人クラブ」 リチャード・オスマン(ハヤカワミステリ)
「ボニーとアボリジニの伝説」 アーサー・アップフィールド(論創海外ミステリ)
「黒き瞳の肖像画」 ドリス・マイルズ・ディズニー(論創海外ミステリ)
「死体の汁を啜れ」 白井智之(実業之日本社)
「アフター・サイレンス」 本多孝好(集英社)
論創海外ミステリの「黒き瞳の肖像画」と入力しようとしたら、“黒木瞳”と変換された・・・・・・どうでもいい話だった。
2021年09月04日 まだまだガリレオ
今週の購入本
「透明な螺旋」 東野圭吾(文藝春秋)
「銀河帝国の興亡〈1〉」 アイザック・アシモフ(創元SF文庫)
東野氏によるガリレオ・シリーズ新刊が刊行。結構好きなシリーズではあるのだが、さすがに「容疑者x」を超えるようなものは、なかなか出ないかな。でも、いつかそれを超えるものを期待したいのだが。