一言、二言

過去の一言、二言
 2021年10月30日  ハヤカワ文庫JAの復刊本と、忘れていたシリーズ
 今週の購入本
 「産霊山秘録」 半村良(ハヤカワ文庫JA)
 「東海道戦争」 筒井康隆(ハヤカワ文庫JA)
 「たそがれに還る」 光瀬龍(ハヤカワ文庫JA)
 「悪夢のかたち」 平井和正(ハヤカワ文庫JA)
 「海の鎖」 ガードナー・R・ドゾワ(国書刊行会:未来の文学)

 ハヤカワ文庫JAが1500番到達記念ということで、6冊の作品が復刊され、そのうち4冊を購入してみた。このころの年代のSF作家の作品はあまり読んでいないので良い機会である。特に半村良氏の作品はほとんど読んでいないので、何かを読んでみたかった。半村氏は代表作が多いようで、どれを読めばよいかわからなかったので、こういう機会に手に取れる本というものはありがたい。

 それと、<未来の文学シリーズ>であるが・・・・・・6月に出ていたことを知らなった。ここ1、2年、大きな本屋に行く回数を減らしていたことが原因であろう。やはり、ネットだけでは限界があるということか。ちなみにこの<未来の文学>シリーズ、この作品で最後となる。

 2021年10月23日  亡くなってから、もう1年
 今週の購入本
 「逡巡の二十秒と悔恨の二十年」 小林泰三(角川ホラー文庫)

 昨年亡くなった小林泰三氏の作品。単行本未収録の短編を集めた作品集とのこと。

 デビュー作の「玩具修理者」や、「酔歩する男」などの初期作品は面白かったなと思い起こす。それ以外にも印象的な作品が色々。まだまだ作品を読み続けたかったなと、しみじみ思う。

 2021年10月16日  「夏と冬の奏鳴曲」、再読してないんだよなー
 今週の購入本
 「ポリフォニック・イリュージョン 飛浩隆初期作品集」 飛浩隆(河出文庫)
 「白い陥穽 鮎川哲也のチェックメイト」 鮎川哲也(光文社文庫)
 「24時間走の幻影」 倉阪鬼一郎(実業之日本社文庫)
 「霊魂の足 加賀美捜査一課長全短篇」 角田喜久雄(創元推理文庫)
 「夏と冬の奏鳴曲  新装改訂版」 麻耶雄嵩(講談社文庫)
 「赤いランプ」 M・R・ラインハート(論創海外ミステリ273)
 「クレタ島の夜は更けて」 メアリー・スチュアート(論創海外ミステリ275)

 今週は、色々買えた。というか、購入予定の本、全て買えた。論創海外ミステリもAmazonではなく、久々に本屋で買えた。

 そんな中の注目本は、何と言っても「夏と冬の奏鳴曲」。これ一回読んだきりで、再読してないんだよなー。なんか、最後の最後でわけのわからない一言が添えられていたような・・・・・・。どんなものであったか、久々に堪能してみたい。ただ、結構厚い本だから読むのはちょっと先になるかな?

 2021年10月09日  この作品の復刊を待っていた
 今週の購入本
 「混沌の王」 ポール・アルテ(行舟文化)
 「指切りパズル」 鳥飼否宇(南雲堂)
 「フーガはユーガ」 伊坂幸太郎(実業之日本社文庫)
 「山田正紀・超絶ミステリコレクション#1 妖鳥」 山田正紀(徳間文庫)

 山田正紀氏の「妖鳥」の復刊を待っていた。私が山田氏の作品を最初に読んだのは、実はこの本。ちょうど、幻冬舎ができたばかりのころで、幻冬舎ノベルスからこの作品が出ていたのを見つけた。当時、新本格ミステリを好んで読んでいた時期であったので、迷わず購入。このときようやく山田正紀という作家を知ることになり、その時から今にかけて著者の色々な作品を読み続けている。

 これを読んだ当時は、まだこのHPを始める前であったので、これでようやく感想を書くことができる。また、本書は“山田正紀・超絶ミステリコレクション#1”と銘打たれているので、その他の作品も色々と復刊してくれることを期待したい。

 2021年10月02日  この著者の本を買うのは2作品目
 今週の購入本
 「廃遊園地の殺人」 斜線堂有紀(実業之日本社)

 2年前に「楽園とは探偵の不在なり」が話題になり、斜線堂有紀氏の作品を初めて読んでみた。今回はタイトルになんとなく惹かれ、また読んでみようと購入してみた。他にも色々と本を出しているようだが、ミステリ色が強そうな作品があれば、読んでみてもいいかもしれない・・・・・・いや、とりあえず話題になった作品のみで充分かな? どうするかは、この作品次第??