一見、既出の本のようではあるが、一冊の本としてこの作品単体で出るのは、初めてのよう。古い作品と思わないで、是非とも読んでもらいたい作品。こちらはアリバイトリックにこだわった作品。
と、2冊挙げてみたら、どちらも東京創元社だった。東京創元社といえば、どちらかといえば、海外作品のほうが強い印象。それが、国内ミステリまで良い作品を出し続けてしまったら、ミステリ界では無双となってしまいそうな。
今週の購入本
「カインの傲慢 刑事犬養隼人」 中山七里(角川文庫)
刑事犬養隼人シリーズ、第5弾。もうそんな数になるのか。結構続いているな・・・・・・と、再確認。
中山氏の作品は、最初のころはシリーズ作品があまりないという印象であったが、近年段々とシリーズ化が顕著になってきたという気がする。今や、シリーズ作品が多いなと思えるくらい。それだけ長く・・・・・・というか、それだけ多くの作品を書いてきたゆえであろう。
2022年6月4日 5月末の作品と6月初めの作品を
今週の購入本
「囚われのスナイパー 上下」 スティーヴン・ハンター(扶桑社文庫)
「デイヴィッドスン事件」 ジョン・ロード(論創海外ミステリ282)
「クロームハウスの殺人」 G・D・H&M・コール(論創海外ミステリ283)
「銀河帝国の興亡〈3〉」 アイザック・アシモフ(創元SF文庫)
「清 明 隠蔽捜査8」 今野敏(新潮文庫)
「プリズム」 貫井徳郎(実業之日本社文庫)
5月は、あまり購入したい新刊がなかったのだが、5月末と6月初めに一気に買いたい作品が出たので、一気に購入。購入予定の本を全て買うことができた。
期待しているのは、論創海外ミステリのジョン・ロードの作品。この著者の作品は、結構当たり外れがあるのだが、何気にまだまだ当たりの作品が隠れているので油断できない。今作はどんなものやら。