一言、二言

過去の一言、二言
 2022年9月24日  Kappa One 揃い踏み!?
 今週の購入本
 「烙 印」 大下宇陀児(創元推理文庫)
 「紅はこべ 【新訳版】」 バロネス・オルツィ(創元推理文庫)
 「いけないU」 道尾秀介(文藝春秋)
 「加賀美雅之未収録作品集」 加賀美雅之(光文社)
 「魔物が書いた理屈っぽいラヴレター」 林泰広(光文社)
 「煉獄の時」 笠井潔(文藝春秋)
 「真夜中の密室」 ジェフリー・ディーヴァー(文藝春秋)

 懐かしの“Kappa One”受賞者の作品が揃った?? 亡くなってしまった加賀美氏に関しては、未収録の短編作品集が。林氏は4作目となる作品。石持氏の作品は、購入を見送ってしまったが、しっかりと刊行されていた。あと、東川氏のみの作品が光文社からは出ていなかったのだが・・・・・・来週末、この月末に東京創元社から新刊がでるからそれでよし!!

 そんなわけで、この4人の作品が揃ったことに、勝手にしておきたい。なんとも懐かしくなってしまう“Kappa One”ラインナップ。

 2022年9月17日  城塚翡翠の活躍は続く
 今週の購入本
 「ヨーク公階段の謎」 ヘンリー・ウェイド(論創海外ミステリ287)
 「invertU 城塚翡翠倒叙集」 相沢沙呼(講談社)
 「名探偵のいけにえ 人民教会殺人事件」 白井智之(新潮社)
 「桃 源」 黒川博行(集英社文庫)

 相沢沙呼氏、精力的に作品を書いているなと感嘆。城塚翡翠が活躍する「medium メディウム」から「invert インヴァート」。そしてそこからインヴァートの第2弾を今年も読むことができるとは思ってもみなかった。どうやら映像化もされるようで、とうとう著名な作家の仲間入りか。

 2022年9月10日  梶龍雄に挑戦
 今週の購入本
 「殺しへのライン」 アンソニー・ホロヴィッツ(創元推理文庫)
 「龍神池の小さな死体」 梶龍雄(徳間文庫)
 「リア王密室に死す」 梶龍雄(徳間文庫)

 毎年恒例となりつつあるアンソニー・ホロヴィッツの新刊。しかもレベルの高いミステリ作品を毎年あげているのだから、もはや何とも言いようがない。今作は、ホーソン・シリーズ。

 最近、徳間書店が日本人作家の掘り起こしを色々と行っている。そのなかで、注目してみたのが“梶龍雄”という人物の作品。乱歩賞受賞作くらいは読んだことがあるのだが、あまり印象には残っていない作家。それでも実は、結構な作品数を書いていたよう。ただ、今ではそのほとんどが入手不可という状況だとのこと。そんな作家の復刊作品を読んでみようと思い立つ。「竜神池の小さな死体」は、今年の4月に復刊されたもの。今月復刊された「リア王密室に死す」と合わせて購入してみた。

 2022年9月3日  大島清昭氏、2作品目
 今週の購入本
 「赤虫村の怪談」 大島清昭(東京創元社)
 「エフィラは泳ぎ出せない」 五十嵐大(ミステリ・フロンティア)
 「代表取締役アイドル」 小林泰三(文春文庫)

 昨年「影踏亭の怪談」でブレイク・・・・・・すると思っていたのだが、世評では盛り上がらなかったのが残念なところ。個人的には推しているので(それがブレイクしない理由か?)、今作で注目を浴びることになってもらいたい。ただし、その内容がどのようなものなのかは読んでのお楽しみと言うことで。