一言、二言

過去の一言、二言
 2022年11月26日  新宿鮫新刊・・・・・・今年中にいけそう
 今週の購入本
 「新宿鮫12 黒石」 大沢在昌(光文社)

 3年ぶりに新宿鮫の新刊! ということで、それほど間を空けずに新作が出たなという印象。また、前作は長大な作品であったものの、今作はそこまで分厚い本ではないので、これは読みやすそう。なんとか年内に読み切れそうな塩梅。

 2022年11月19日  話題になっている本を先取り
 今週の購入本
 「方 舟」 夕木春央(講談社)
 「走馬灯のセトリは考えておいて」 柴田勝家(ハヤカワ文庫JA)

 そろそろ年末のランキングが出始めるころであり、それを見て未読の話題作等面白そうなものを探そうと思っている。それに先駆けて、話題になっている(らしい)作品を先取り。

「方 舟」が面白いと話題になっているそうなので、買ってみた。著者の夕木氏はメフィスト賞作家でデビュー作を読んでいたのだが、そのデビュー作はさほど好みではなかったので、その後の活動には注目していなかった。そうしたなかで、デビュー作以来の作品を手に取ることとなったのだが、果たして夕木氏に対しての評価は変わることとなるのだろうか? 年末ランキングに載る作品なのかということも合わせて、期待して読んでみようと思っている。

 2022年11月12日  ようやく抜けていたい270番が
 今週の購入本
 「フェンシング・マエストロ」 アルトゥーロ・ペレス=レベルテ(論創海外ミステリ270)

 論創海外ミステリの270番がなかなか埋まらず、気になっていたのだが(最新刊は289)、ようやくその270番を埋めてくれたのがこの作品。

 作家の高城氏からの推薦により、刊行が決まり、その高城氏の訳により出版されることに・・・・・・ようするに訳が遅れただけというような・・・・・・。その高城氏、昔フェンシングを行っていたことがあるようで、そういう履歴もあって興味を持ったようである。

 本書は、論創海外ミステリとしては新しい年代に書かれた作品であり、1988年に出版されている。ただし、舞台は1868年であり、映像化までされたとのこと。どちらかと言えば、冒険活劇っぽいのかな?

 2022年11月5日  ジプシー・ローズ・リー? クレイグ・ライス??
 今週の購入本
 「栞と嘘の季節」 米澤穂信(集英社)
 「Gストリング殺人事件」 ジプシー・ローズ・リー(国書刊行会〈奇想天外の本棚〉)
 「ポロック生命体」 瀬名秀明(新潮文庫)

「Gストリング殺人事件」というと、元人気ストリッパーのジプシー・ローズ・リーが書いたということでベストセラーになった本。一方、何故かクレイグ・ライスの著作リストにも載っていて、ライスが書いたという説も根強い。そのへんのいきさつについて、この作品に冒頭にしっかりと書かれているので、それを読むだけでも十分元がとれそうな作品。