一言、二言

過去の一言、二言
 2023年11月25日  ミステリ? ゲーム?

 今週の購入本
 「地雷グリコ」 青崎有吾(角川書店)
 「未来が落とす影」 ドロシー・ボワーズ(論創海外ミステリ306)
 「11枚のとらんぷ【新装版】」 泡坂妻夫(創元推理文庫)

 青崎氏の新刊はゲーム小説らしい。ゲームによる頭脳戦が行われるとのことで、漫画の「カイジ」みたいな感じの内容になっているのかな? 何はともあれ、青崎氏の作品ゆえに一筋縄ではいかないものになっているであろう。期待して読むとしよう。

 2023年11月18日  ドラマ化により復刊

 今週の購入本
 「ガラスの城 新装版」 松本清張(講談社文庫)

 松本清張氏の「ガラスの城」という作品が新装版で復刊された。ドラマ化されることがきっかけのよう。最近、松本清張氏の作品を読み出し始めたので、ちょうどよく読みきっかけとなりそう。どんな内容かとかは確認せずに、とりあえず購入。

 2023年11月11日  変わった外観、変わった装丁、変わった構成

 今週の購入本
 「瀬越家殺人事件」 竹本健治(講談社)
 「傍聴者」 折原一(文春文庫)

 竹本氏の新刊の内容が発売文句を読んでも良くわからなかったのだが、Amazonで注文した本が届いてみてびっくり。外観も通常の本の大きさと異なり、通常の本の体裁をとっていない。なんとなく小ぶりの写真集のような感じの外観。

 その中味は、普通の文章ではなく、“いろは歌”のように、全ての文字を一字ずつ使用したもので、一ページ分の内容を示すというもの。その“いろは歌”が全部で四十八あり、それで“瀬越家殺人事件”という物語を描いている。また、ひとつひとつの“いろは歌”にイラストが付けられており、それゆえにアートブックという呼び名となっている。そして、そんな構成であるから高めの値段となった作品。

 竹本氏のファン以外の人には、なかなか手を出しづらい作品であろう。値段云々の前に、本屋のどこに置いてあるかを見つけるのが難しそう。

 2023年11月04日  なんとなく気になって購入

 今週の購入本
 「叫びの穴」 アーサー・J・リース(論創海外ミステリ305)
 「抜け首伝説の殺人 巽人形堂の事件簿」 白木健嗣(光文社)

 白木氏は、昨年“ばらのまち福山 ミステリー文学新人賞”を「ヘパイストスの侍女」で受賞した作家。2冊目と言うことと、本格ミステリっぽいタイトルということで、手に取ってみた次第。はたして2作目の出来はどんなものやら。