一言、二言

過去の一言、二言
 2009年12月29日  また来年
 今年の更新はこれまで。

 そんなわけで、年末恒例の“Grand U-gnol”ミステリランキングを発表。

 □2009年ベストミステリへ


 年始の目標をみてみると、スティーブン・キングの「ザ・スタンド」は読み終える事ができたものの、ジェイムズ・エルロイの「アメリカン・デス・トリップ」は手を付けることができなかった。それが今年一番の遣り残し。来年は早々にとりかかることにしよう。

 年が明けたら、2010年の目標を掲げつつ、がんばっていきたいと思っている。


 それではまた来年。みなさんよいお年を。

 2009年12月26日  今年の購入はこれまでかな?
 昨日と今日の購入本
 「警官の血」 佐々木譲(新潮文庫 上下)
 「警官の証言」 ルーパート・ペニー(論創海外ミステリ)
 「シャーロック・ホームズの大冒険 下」 (原書房)

 と、こんなところで今年の新刊購入予定はおしまい。ランキング本を見ての購入本もだいたいそろえることができたので、これ以上購入する事はないかな? といっても実際に本屋に行けば欲しくなる本が出てくることもあるので、最後の最後まで油断はできないのだが。

 昨日、ようやく綾辻氏の「Another」も読む事ができたので、今年中に読んでおきたい本は、ほぼ読み終える事はできた。とはいえ、積読本はわんさかとあるので、読み終えたという表現は全くもって正しくない。来年は、とりあえず今年の年末に出て未読のものを読み干すところから始めなければ。

 2009年12月23日  創元社の本をまとめて
 最近の購入本
 「一角獣の殺人」 カーター・ディクスン(創元推理文庫)
 「殺す者と殺される者」 ヘレン・マクロイ(創元推理文庫)
 「ウィズ・ユー  若槻調査事務所の事件ファイル」 保科昌彦(ミステリ・フロンティア)

 今年中に読めなかったが、マクロイの復刊作品が今年2冊出版されたので、来年の早いうちにこれら2冊を読んでしまおうと思っている。

 また、「一角獣の殺人」は国書刊行会からのを持っているのだが、読んだのもずいぶん前で、感想を書いていないので、これも来年のうちには再読しておきたい。

 カーの作品で未入手の本がいくつかあるのだが、それらのいくつかが来年復刊されないかなぁとサンタクロースにでも祈っておこう。

 2009年12月19日  ランキングを見ての購入本
 今年のランキング本を見てから購入した本のまとめ

 「氷姫 エリカ&パトリック事件簿」 カミラ・レックバリ(集英社文庫)
 「静かなる天使の叫び」 R・J・エロリー(集英社文庫)
 「水時計」 ジム・ケリー(創元推理文庫)
 「死者を葬れ」 ジョシュ・バゼル(新潮文庫)
 「メアリー−ケイト」 ドゥエイン・スウィアジンスキー(ハヤカワ文庫)
 「泥棒が1ダース」 ドナルド・E・ウェストレイク(ハヤカワ文庫)
 「バッド・モンキーズ」 マット・ラフ(文藝春秋)

 「粘膜人間」 飴村行(角川ホラー文庫)
 「粘膜蜥蜴」 飴村行(角川ホラー文庫)

 と、こんなラインナップを購入。とりあえず、欲しいものは一通りそろえる事ができた。国内ミステリは興味のあるところはだいたいおさえることができていたようだが、さすがに海外作品は隅から隅までというわけにはいかない。こういった良書(実際のところ読んでみなければわからないが)の情報が得られるというだけでも、ランキング本というのは得がたい存在である。

 2009年12月17日  石持氏、新刊
 本日の購入本
 「君がいなくても平気」 石持浅海(光文社カッパ・ノベルス)

 石持氏の新刊は、今年はこれで2冊目。すくなかったなぁ。そのぶん、来年はどっと出るような事が、ランキング本の隠しだまのコーナーなどで書かれていた気が・・・・・・


 最近は、読書の方もそこそこ順調。伊坂氏の「モダンタイムス」を読み終え、綾辻氏の「Another」にとりかかり始めた。たぶん、来週中くらいには読み終えることができるだろう。あとは、今年中に読み終えるのにきりがよさそうなのものを選んでいかなければ。

 2009年12月12日  まとめて いろいろ
 最近の購入本
 「このミステリーがすごい!2010」(宝島社)
 「石の来歴 浪漫的な行軍の記録」 奥泉光(講談社文芸文庫)
 「世界記憶コンクール」 三木笙子(ミステリ・フロンティア)
 「閉じた本」 ギルバート・アデア(創元推理文庫)

 「このミス」については、あまり語ることもない。なんとなく、全てのランキングが似たり寄ったりだったような。

 それと、12月に買う本って、だいたい来年に持ち越しになってしまうんだよな。今年も、残り少ないので、どれとどれを読むのかをちゃんと決めながら読み進めなければ。

 2009年12月9日  「2010本格ミステリ・ベスト10」のランキングを見て
 今年もランキングの投票に参加させていただき、本日2010年版「本格ミステリ・ベスト10」が届きました!
 って言っても、待ちきれないから既に別に購入しちゃっているんだけど。


 中身の細かいところまでは見ていないが、ざっと見た感じの感想を。
 あれとあれは入っているだろうとか、漠然とした予想しかできなかったので、ランキングを一目見たときは、色々な意味で「・・・・・・そうなるか」と。

 結局のところは、これといった本命がなかったのでバラついたというのが実情であろう。そんな中、ベスト10のなかに西澤氏、東野氏、北村氏の名前があったのが意外なところ。
 ただ、これって「週刊文春」のランキングと代わり映えしないような・・・・・・さらには、ベスト10を見て、本格ミステリと言うべき作品はどのくらい入っているのだろうかというのが一番の疑問。

 よくさまざまなところで言われる本格ミステリの定義というもの自体があいまいで、個人によってその考え方は違うから、ランキングの結果は結果としてとらえるしかないのだろう。それでも微妙と思えるところは多い。

 しかし、「玻璃の家」の評価が低かったのにはびっくりした。小説としては拙い処があるにせよ、本格ミステリとしてはよくできていたと思っていたのだが。
 個人的には、この「本ミス」というのは、もっとマニアック度が高くてもよいのではないかと思っている。「このミス」や「週刊文春」でとりあげられないような、コテコテの本格ミステリが挙げられてこその「本ミス」の意義であると思っているのだが、まぁ、多数によるランキングであるのだから、個人の考えとは別物になるのが当たり前なのだろう。

 海外作品に関してはこんなものか。今年に出た本格ミステリ作品らしいものが全て挙げられているというような状況。それほど、ここで取り上げられる出版点数が少なかったという事を意味しているのだと思える。

 ちなみに私が1位2位にあげた「ルルージュ事件」と「チャーリー・チャン最後の事件」はどちらも圏外。昨年に出た本は印象も薄れてしまっているということか。

 2009年12月8日  献本いただきましたー
 原書房さんより献本をいただきました。ありがとうございます。
 「水魑の如き沈むもの」 三津田信三

 極力、早く読みたいと思っております(あくまでも極力)。


 本日の購入本
 「≠(ノットイコール)の殺人」 石崎幸二(講談社ノベルス)
 「プールの底に眠る」 白河三兎(講談社ノベルス:第42回メフィスト賞受賞作)

 印象としては、どちらもライト系のミステリのような。ページ数からしても、今年中に読めなくもなさそう。
 ちなみにメフィスト賞は今年三冊目!!

 2009年12月6日  アーサー王ってどんな人?
 最近読んだ本で「アーサー帝戦記T 曙光のエクスカリバー」 本田透著(幻冬舎 幻狼FANTASIA NOVELS)というものがある。これは見てのとおり、アーサー王を描いた物語である。

 ところで“アーサー王”を知っている人はどれくらいいるだろう。ただ単に名前を聞いた事のある人は多いと思われる。かくいう私もさまざまなファンタジー小説やら、アニメやらでアーサーという名前や、ランスロット、キャメロン、魔術師マーリン、円卓の騎士、エクスカリバーなどという名前は見たことや聞いたことがある。

 ただ、実際のアーサー王の物語ってどのようなもの? と聞かれたら答えにつまってしまう。これに関しては、かなり昔から感じていて、アーサー王に関するような作品があれば、なるべく触れてみようと思っていた。ただ、私が手に取ったものはわかりづらいものが多く、結局のところ作品を読んでもよくわからないまま今に至っている。

 そんななか本屋で見かけたのがこの「アーサー帝戦記」(2009年8月出版)。あとがきによる著者曰く、この著者自身もわかりやすく、納得のいくアーサー王の物語を求めていたという。そこで書かれたがこの作品。というわけで、決してこれが正史というわけではなく、唯一無二のものではないと思われる。しかし、今まで私が読んできた中で一番読みやすい作品であると言うことは確か。これを読んだ事によって、アーサー王を取り巻く事情の一部が非常にふに落ちるものとなった。

 同じような事情で悩んでいる(というのは言い過ぎにしても)人がいたら、是非ともご一読することをお薦めしたい。
 そんなわけで、私としては続刊がはやくでることを待ち望んでいるシリーズでもある。

 2009年12月5日  年度中に何を読んでおくべきか
 本日の購入本
 「うみねこのなく頃に episode2 下」 竜騎士07(講談社BOX)
 「水魑の如き沈むもの」 三津田信三(原書房)
 「2010 本格ミステリ・ベスト10」(原書房)

 といった作品を購入。「本ミス」の感想はまた後日とさせていただいて、ここで考えなければならないのは三津田氏の新刊を今年中に読むべきか、来年に持ち越すか。

 今年中に読んでしまいたい本で、まだ読み残しているのは、
 「身代わり」 西澤保彦
 「Another」 綾辻行人
 「新参者」 東野圭吾
 「ミレニアム3」 スティーグ・ラーソン

 と、こんなところ。「身代わり」と「ミレニアム」は読み始めているが、その他はまだ手付かず。そこに、結構分厚い「水魑の如き沈むもの」を加えるべきかどうするか。そんな他人にとってはどうでもよさそうな悩みをかかえつつ、師走も佳境へと入っていく事に。

 2009年12月3日  週刊文春のランキング
 本日の購入本
 「週刊文春 12月10日号」

 年に一度の週刊文春の日。
 そのランキングは、というと、海外作品については、「まぁ、こんなところか」と。今年は上位に入るだろうと容易に予想される本が多いので。むしろ、それ以外の本こそが注目すべきかもしれない。

 国内作品についてはというと、意外な作品が一位に。まだ読んでいなかった・・・・・・今月中に読もうとはしていたのだが、これは期待が高まってしまう。

 他の作品については、ハヤカワのランキングと似たりよったりのようにも思えるのだが、順位が異なるせいか、別物のようにも思える。日本の作品は混戦模様という気がするな。

 また、狙ってなのかどうかはわからないのだが、年末に注目すべき本が固まってしまっているようにも思える。これは、あえてランキングから外そうとしているのだろうか? それともたまたまか? 現在、今年中に読んでおきたい本が多すぎて困っているところ。