一言、二言

過去の一言、二言
 2012年12月26日  今年の更新はお終い
 本日の購入本は
 「エデン」 近藤史恵(新潮文庫)
 「ゴースタイズ・ゲート 「世界ノ壊シ方」事件」  中井拓志(角川ホラー文庫)

 これで今年の購入予定本は終了。あとは、掘り出し物でもあれば、何冊か購入するかもしれないといったところ。


 今年の更新は今日でお終い。更新は年明けの4日あたりを予定。

 年末恒例の“Grand U-gnol ベスト10”を書き上げましたので、年末年始の読書の参考にしていただければ幸い。

 □2012年ベストミステリへ


 今年の一年を振り返ると・・・・・・年々読書量が減ってきているような気がする。さすがに、年か。仕事がやや忙しくなったせいか(←決していいわけにはできない)。今年も課題図書としていた作品のうちのコニー・ウィリス「航路」を読み終えることができなかった。下巻の3分の1くらいまでは読めたのだが、ちょっと時間が足りなかった。なるべく、来年の1月中に読むとしよう。それと2013年には長らく積読となっている「薔薇の名前」あたりにでも挑戦しようかな。


 今年も当サイトをご覧いただき、ありがとうございました。
 来年もまたよろしくお願いします。
 皆さん、よいお年を。

 2012年12月23日  今年のランキングを見て(海外編)
 今年の海外ランキングを見て、強かったのは「解錠師」。昨年末の作品にもかかわらず圧倒的な強さを見せた。なんといっても少年の成長物語というところにツボにはまった人も多かったのか。

 個人的には「解錠師」よりも、ジョン・ハートの「アイアン・ハウス」のほうが印象が強かったのだが、ランキングでは10位以内に入っていない。こちらはあまりツボにはまらなかったのか。

 ノワール作家、デイヴィッド・ピースの「占領都市」も上位に位置している。他にも「湿地」「鷲たちの盟約」あたりが目立つところか。

 有名作家の2作目以降、またはシリーズものも相変わらず強い。順番はランキングによってさまざまだが、スコット・トゥロー「無罪」、サフォン「天使のゲーム」、ディーヴァー「バーニング・ワイヤー」、シーラッハ「罪悪」などなど。

 個人的にはウィンズロウ「紳士の盟約」、コナリー「真鍮の評決」あたりもよかったのだが、軒並み11位以下。

 注目したいのは本格ミステリ界では1番人気ともいえるパトリック・クェンティンの作品がミステリランキングに取り上げられていないこと。一般的には不評なのか、単に興味がないということなのか。どうも本格ミステリのカテゴリに入る作品は一般的なエンターテイメント系のミステリとは違うジャンルに組み込まれているような気がしてならない。

 2012年12月22日  年末と言えば
 本日の購入本
 「サイモン・アークの事件簿W」 エドワード・D・ホック(創元推理文庫)

 年末と言えば、ここ数年「サイモン・アークの事件簿」が出版されるのが恒例。今年は第4作目が刊行された。本格ミステリ関連のランキングでは常連の一冊である。今作も読むのが楽しみである。

 今週は、これくらいしか購入本がなかった。ランキング本の購入も落ち着いたので、そろそろ色々な意味で年末という感じ。

 2012年12月16日  今年のランキングを見て(国内編)
 今年のランキングも一通り出たようだが、ミステリ界では横山秀夫氏の「64」が一番人気で、それに続いて宮部みゆき氏の「ソロモンの偽証」というのが目立ったところ。

 本格ミステリ界隈では、法月氏の「キングを探せ」が昨年発売された割には、長い人気を誇っている。綾辻氏の「奇面館の殺人」のほうが上位を占めるかと思っていたのだが、そうでもなかった。それと三津田氏の新作も安定した人気となっている。

 驚かされたのは「機龍警察」「盤上の夜」「屍者の帝国」といったSF作品がベスト10内に入っていること。このへんはSF界が元気になってきたということか、それともミステリ界が元気がないということなのか。

 私が抑えていなかった作品は原田マハ氏「楽園のカンヴァス」、高野史緒氏の「カラマーゾフの妹」。そういえばどちらも発売当初から本屋に並べられていたような。ただ、「カラマーゾフの妹」は「カラマーゾフの兄弟」を読んでいないので、やや敷居が高そう。

 2012年12月15日  年末に来年の目玉が
 「ポケットに地球儀」 安萬純一(創元推理文庫)
 「謎解きはディナーのあとで3」 東川篤哉(小学館)
 「コモリと子守り」 歌野晶午(光文社)
 「犯罪ホロスコープU」 法月綸太郎(カッパ・ノベルス)

 この時期に「犯罪ホロスコープU」が出るとは。昨年の「キングを探せ」と一緒で、次の年のランキングを賑わすこととなるであろう。気持ち的には今年中に読みたい気もするが、新年の楽しみにとっておこうかな。

 歌野氏の作品は舞田ひとみシリーズの最新作。このシリーズはカッパ・ノベルスで出ていたのだが、今作は長編となるためか、単行本での刊行。また、ページ数も厚いということもあり、それゆえの単行本化か? これも来年の目玉作品になりうるか!?

 2012年12月9日  とりあえず買ってみた
 各種ランキングが発表されたのを受けて、面白そうだなと思った本をさっそく購入。

 「楽園のカンヴァス」 原田マハ(新潮社)
 「猫間地獄のわらべ歌」 幡大介(講談社文庫)
 「深い疵」 ネレ・ノイハウス(創元推理文庫)
 「湿 地」 アーナルデュル・インドリダソン(東京創元社)
 「失脚/巫女の死」 フリードリッヒ・デュレンマット(光文社古典新訳文庫)
 「鷲たちの盟約」 アラン・グレン(新潮文庫 上下)

 どれも面白そうだが、特に幡大介氏の作品はバカミスらしく、しかも文庫ということでお買い得。これで内容がよければ言うことなし。

 他の作品もそれぞれ味がありそう。読むのは来年以降になるであろうが(場合によっては再来年)、どれを読むのも楽しみである。

 2012年12月8日  年末集大成
 昨日と今日の購入本
 「ソフト・ターゲット」 スティーヴン・ハンター(扶桑社文庫:上下)
 「蒼ざめた眠り」 香納諒一(小学館文庫)
 「皇帝の新しい服」 石崎幸二(講談社ノベルス)
 「大いなる眠り」 レイモンド・チャンドラー(早川書房)
 「ゴリアテ」 スコット・ウエスターフェルド(新ハヤカワSFシリーズ)

 香納氏の作品は単行本で出ていた「虚国」という作品を改題しての文庫化。単行本を持っていなかったから良かったものの、持っていても何も考えずに購入していた気がする。

 一番の楽しみはハヤカワSFの「ゴリアテ」。これは3部作の完結編。早いところ読みたいのだが、着手するのは年明けになりそう。

 それと「このミス」「文春」「本ミス」とランキングが出そろったので、これらについては、徐々に。

 2012年12月2日  今年もあとひと月
 12月となったので、新刊情報を更新したが、目玉となる作品がないなぁ。記載はしていないけれども、法月氏の新作がでるかもしれないので、それが一番の注目本といったところか。

 今月の新刊よりも重要なのは、今年中に読まなければならない作品のほう。あと1か月で何冊読むことができるか。これを読まなければ年を越せない作品をあげるとするならば、

 「64」「夏服パースペクティブ」「江上二郎の洞察」「体育館の殺人」

 4冊というと、楽に読めそうな冊数だが、結構余計な本を手に取ってしまったりするので、ぎりぎりのライン。これらを読んで、年末の自分ランキングをきっちりとこなしたい。

 2012年12月1日  11月分完了
 本日の購入本
 「湿 地」 アーナルデュル・インドリダソン(東京創元社)
 「フライ・バイ・ワイヤ」 石持浅海(東京創元社)
 「製鉄天使」 桜庭一樹(創元推理文庫)
 「のぞきめ」 三津田信三(角川書店)

「湿地」は今年の話題作ということで購入してみた。6月に出た作品。

 その他、石持氏や三津田氏の新刊も面白そうだが、読むのは来年になりそうな気が・・・・・・