小林泰三氏の「肉食屋敷」(にくじきやしき)が復刊された。過去に読んだものの、感想を書いていなかったので、この復刊はうれしいところ。この作品の感想を書けば、全ての作品の感想のコンプリートとなる。とはいえ、他の作品も復刊された際には、いくつか読み直してみたいものも、ちらほらと。
今年も恒例のランキング掲載本を購入。
「週刊文春 12月14日号」 「2024本格ミステリ・ベスト10」 「このミステリーがすごい! 2024年版」
今回これらのランキングを参考に購入した作品は、
「頬に哀しみを刻め」 S・A・コスビー ハーパーBOOKS
「処刑台広場の女」 マーティン・エドワーズハヤカワ文庫
「恐るべき太陽」 ミシェル・ビュッシ 集英社文庫
この3冊。国内作品については、特に買いたいものはなかった。というか、今年は読んでいた本が多かったような気がする。
ちなみにこの3冊、購入してすぐに読んだので、既に既読(「頬に哀しみを刻め」と「処刑台広場の女」は明日感想をUP)。こららの読んでの感想はというと、ミステリファンには「恐るべき太陽」をお薦めしておきたい。この1冊だけでも必須と勝手に思っている。他の2冊についても、これから感想に書くが決して面白くないことはないので、読んでも決して損はないと思う。それでも「恐るべき太陽」は、強めに推しておきたい。
2023年12月9日 なぜか年末に論創海外ミステリ、ラッシュ
今週の購入本
「おわかれはモーツァルト」 中山七里(宝島社文庫)
「騙 る」 黒川博行(文春文庫)
「もしも誰かを殺すのなら」 パトリック・レイン(論創海外ミステリ307)
「アゼイ・メイヨと三つの事件」 P・A・テイラー(論創海外ミステリ308)
いや、この間、論創海外ミステリの作品を購入したばかりだと思えば、月の初めにさっそく2冊の新刊。さらに今月は、来週にもう2冊刊行される予定。なんで年の瀬になって、こんなに・・・・・・。たくさん出すのはいいのだが、もう少し作品の“質”にもこだわってもらいたいところ。
2023年12月2日 フィルポッツの短編集、面白そう
今週の購入本
「案山子の村の殺人」 楠谷佑(ミステリ・フロンティア)
「孔雀屋敷」 イーデン・フィルポッツ(創元推理文庫)
イーデン・フィルポッツといえば、長編ばかりが有名であるので、短編集を読むことができるのは貴重という感じ。これは楽しみ。