順位 | タイトル | 著 者 | 出版社 |
1位 | スキン・コレクター | ジェフリー・ディーヴァー | 文藝春秋 |
2位 | あなたは誰? | ヘレン・マクロイ | ちくま文庫 |
3位 | レイナム・パーヴァの災厄 | J・J・コニントン | 論創海外ミステリ |
4位 | そして医師も死す | D・M・ディヴァイン | 創元推理文庫 |
5位 | リモート・コントロール | ハリー・カーマイケル | 論創海外ミステリ |
6位 | チェスプレイヤーの密室 | エラリー・クイーン | 原書房 |
7位 | ワシントン・スクエアの謎 | ハリー・スティーヴン・キーラー | 論創海外ミステリ |
8位 | 白 魔 | ロジャー・スカーレット | 論創海外ミステリ |
9位 | 悪夢はめぐる | ヴァージル・マーカム | ヴィンテージミステリ |
10位 | ようこそ、死のパーティーへ | レックス・スタウト | 論創海外ミステリ |
第10位「ようこそ、死のパーティーへ」 レックス・スタウト(論創社 論創海外ミステリ)
これこそ元祖・安楽椅子探偵! と称賛したくなるネロ・ウルフの活躍が堪能できる中編作品集。
第9位「悪夢はめぐる」 ヴァージル・マーカム(原書房 ヴィンテージ・ミステリー)
ミステリというよりも謎めいた冒険譚。しかもタイトルの通り、悪夢をさまようような冒険の数々。互いに関係のなさそうなできごとが、やがて一つに結びつき・・・・・・
第8位「白 魔」 ロジャー・スカーレット(論創社 論創海外ミステリ)
謎めいた屋敷のなかで起こる、謎めいた事件。一見、サスペンス風にして、実はしっかりと本格ミステリしている作品。
第7位「ワシントン・スクエアの謎」 ハリー・スティーヴン・キーラー(論創社 論創海外ミステリ)
偶然の積み重ねにより都合よく進んでいく展開がむしろすがすがしい。さらには、最後の最後で思いもよらぬバカミスっぷりを目の当たりにすることに!!
第6位「チェスプレイヤーの密室」 エラリー・クイーン(原書房 単行本)
エラリー・クイーン外典コレクション・・・・・・ということで、実際エラリー・クイーンが書いたわけではないのだが、きっちりと論理的な思考が描かれた推理小説となっている。
第5位「リモート・コントロール」 ハリー・カーマイケル(論創社 論創海外ミステリ)
まさしく、今年のノーマークの一冊。来年以降、この人の過去の作品がどんどんと発掘されるのでは!? あいまいな感じで進んでいく交通事故の話が、最後の最後で一筋の光が差し、真の犯罪が明るみにでることとなり・・・・・・
第4位「そして医師も死す」 D・M・ディヴァイン(東京創元社 創元推理文庫)
オーソドックスな推理小説であるのだが、ドラマチックなラストシーンが印象的。
第3位「レイナム・パーヴァの災厄」 J・J・コニントン(論創社 論創海外ミステリ 2014/11)
昨年読めなかったこの作品を3位に。元刑事部長による緻密な捜査が行われる。しかし、その先には思いもよらぬ展開が待ち受けることとなり・・・・・・
第2位「あなたは誰?」 ヘレン・マクロイ(筑摩書房 ちくま文庫)
一番意外なのは、ちくま文庫からヘレン・マクロイの新刊が出たこと。もちろん、それだけではなく、推理小説としては意外な要素を用いたサスペンス・ミステリが描かれている。
第1位「スキン・コレクター」 ジェフリー・ディーヴァー(文藝春秋 単行本)
いつもながらのディーヴァー推しとなってしまったが、よくできた作品なのだからしょうがない。リンカーン・ライム第1作「ボーン・コレクター」を彷彿させるタイトルと内容。しかし、その行く末は!!