順位 | タイトル | 著 者 | 出版社 |
1位 | ヨルガオ殺人事件 | アンソニー・ホロヴィッツ | 創元推理文庫 |
2位 | 自由研究には向かない殺人 | ホリー・ジャクソン | 創元推理文庫 |
3位 | オクトーバー・リスト | ジェフリー・ディーヴァー | 文春文庫 |
4位 | 鬼 火 | マイクル・コナリー | 講談社文庫 |
5位 | 死まで139歩 | ポール・アルテ | ハヤカワミステリ |
6位 | 見知らぬ人 | エリー・グリフィス | 創元推理文庫 |
7位 | オールド・アンの囁き | ナイオ・マーシュ | 論創海外ミステリ |
8位 | もう耳は貸さない | ダニエル・フリードマン | 創元推理文庫 |
9位 | 運命の証人 | D・M・ディヴァイン | 創元推理文庫 |
10位 | ビーフ巡査部長のための事件 | レオ・ブルース | 扶桑社文庫 |
第10位「ビーフ巡査部長のための事件」 レオ・ブルース(扶桑社 扶桑社文庫)
ホロヴィッツのホーソン・シリーズは流行っているが、ビーフ部長刑事シリーズは流行らない。嫌な奴としては、引けをとらないのに・・・・・・
第9位「運命の証人」 D・M・ディヴァイン(東京創元社 創元推理文庫)
古典なのか近代作品なのか、どこか曖昧な感じがするディヴァインの作品。今まで未訳であったのだから大したことないか・・・・・・と思っていたが、これがなかなか。
第8位「もう耳は貸さない」 ダニエル・フリードマン(東京創元社 創元推理文庫)
退職した老人刑事が活躍するシリーズ第3弾。前作までとは流れが違い、ちょっと捻った内容になっている。今風のミステリらしい展開の作品。
第7位「オールド・アンの囁き」 ナイオ・マーシュ(論創社 論創海外ミステリ)
今年の古典ミステリ一推しの作品。古き良きミステリを楽しむことができる地道な内容。
第6位「見知らぬ人」 エリー・グリフィス(東京創元社 創元推理文庫)
ゴシック調の雰囲気のみならず、サスペンスミステリとしても楽しめる作品。また、展開においても工夫がなされていて、決して読者を飽きさせない。
第5位「死まで139歩」 ポール・アルテ(早川書房 ハヤカワミステリ)
ツイスト博士復活。というか、単に長らく訳されなかったというだけなのだが。それにしても、今まで訳されなかったのが惜しいと思えるくらい、良くできたミステリ。
第4位「鬼 火」 マイクル・コナリー(講談社 講談社文庫)
ハリー・ボッシュの身に新たな展開!? まだまだボッシュのほうがキャラクターとしては強いが、徐々にレネイ・バラードへシフトチェンジされていっているような。
第3位「オクトーバー・リスト」 ジェフリー・ディーヴァー(文藝春秋 文春文庫)
物語の結末から始まり、時系列を遡り、最初へ戻るという趣向の作品。この趣向がうまく扱われており、しっかりと一つの作品として成立しているところがお見事!
第2位「自由研究には向かない殺人」 ホリー・ジャクソン(東京創元社 創元推理文庫)
ミステリとして内容云々ではなく、女子高生が単独で事件を掘り下げるという趣向が、ばっちりとはまった作品。普通の警察小説よりも、よりリアルな人々の生活風景を味わうことができたように思われた。
第1位「ヨルガオ殺人事件」 アンソニー・ホロヴィッツ(東京創元社 創元推理文庫)
もうずっとホロヴィッツ作品ばかりを1位にしている気がする。そうはいっても、出来が良いのだからしょうがない。何と言っても作中作だけでも、古典ミステリ風として良くできているのだから、申し分ない。