順位 | タイトル | 著 者 | 出版社 |
1位 | 64 | 横山秀夫 | 文藝春秋 |
2位 | 奇面館の殺人 | 綾辻行人 | 講談社ノベルス |
3位 | 衣更月家の一族 | 深木章子 | ミステリー・リーグ |
4位 | 密室蒐集家 | 大山誠一郎 | ミステリー・リーグ |
5位 | 祟り火の一族 | 小島正樹 | 双葉社 |
6位 | キングを探せ | 法月綸太郎 | 講談社 |
7位 | 幽女の如き怨むもの | 三津田信三 | ミステリー・リーグ |
8位 | 体育館の殺人 | 青崎有吾 | 東京創元社 |
9位 | 夏服パースペクティヴ | 長沢樹 | 角川書店 |
10位 | いわゆる天使の文化祭 | 似鳥鶏 | 創元推理文庫 |
第10位「いわゆる天使の文化祭」 似鳥鶏(東京創元社 創元推理文庫 2011/12)
2011年末に出た作品だが、見過ごすわけにはいかない作品。単なる愉快犯探しのはずが、意外なサプライズを見せてくれる。
第9位「夏服パースペクティヴ」 長沢樹(角川書店 単行本)
「消失グラデーション」に続く2作目。今回はやや陰惨な雰囲気がにじみ出ているが、想像を超える構成に思わずうならされた作品。
第8位「体育館の殺人」 青崎有吾(東京創元社 単行本)
2012年の鮎川哲也賞受賞作。論理にこだわった本格ミステリ作品。こんな新人が出てくるのは久方ぶり。次の作品にも期待大!
第7位「幽女の如き怨むもの」 三津田信三(原書房 ミステリー・リーグ)
ランキング常連の三津田氏による刀城言耶シリーズ。語られる遊郭の歴史から意外な真相が導き出される。
第6位「キングを探せ」 法月綸太郎(講談社 単行本 2011/12)
普通に交換殺人が描かれている作品のように思わせながら、後半に思わぬサプライズが待ち受けている。何が待ち受けているのかは読んでからのお楽しみ。
第5位「祟り火の一族」 小島正樹(双葉社 単行本)
小島氏は今年「綺譚の島」という作品も書いているのだが、個人的にはこちらに軍配が上がった。詰め込み過ぎミステリの真骨頂。
第4位「密室蒐集家」 大山誠一郎(原書房 ミステリー・リーグ)
読者を待ち受ける5つの密室。しかも単に密室だけでは終わることのないそれぞれの作品。これぞ本格ミステリファンが待っていた推理小説。
第3位「衣更月家の一族」 深木章子(原書房 ミステリー・リーグ)
3つの話が思いもよらぬ形でひとつにつなげられる。新進の作家による新たな試み。最終章で明かされる真実に驚愕必至!!
第2位「奇面館の殺人」 綾辻行人(講談社 講談社ノベルス)
みんなが待っていた館シリーズ第9作。奇怪な面をかぶったまま集められた面々。そして、当然のごとく起こる殺人事件。犯人を当てる鍵はいったい!?
第1位「64」 横山秀夫(文藝春秋 単行本)
横山秀夫完全復活! これぞ歴史に残る誘拐ミステリ。分厚いからと言って敬遠することなかれ。ミステリ史上歴史に残る一作となること間違いなし。