Grand U-gnol   2012年海外ミステリBEST10


順位タイトル著 者出版社
1位バーニング・ワイヤージェフリー・ディーヴァー文藝春秋
2位エラリー・クイーンの災難飯城勇三編論創海外ミステリ
3位アイアン・ハウスジョン・ハートハヤカワミステリ
4位技師は数字を愛しすぎたボワロ&ナルスジャック創元推理文庫
5位死の扉レオ・ブルース創元推理文庫
6位真鍮の評決マイクル・コナリー講談社文庫
7位巡礼者パズルパトリック・クェンティン論創海外ミステリ
8位紳士の黙約ドン・ウィンズロウ角川文庫
9位死を哭く鳥カミラ・レックバリ集英社文庫
10位通信教育探偵ファイロ・ガップエリス・パーカー・バトラー国書刊行会







第10位「通信教育探偵ファイロ・ガップ」 エリス・パーカー・バトラー(国書刊行会)

 今年最大の海外バカミス。「ファイロ・ガップ最大の事件」にご注目!
内容・感想


第9位「死を哭く鳥」 カミラ・レックバリ(集英社 集英社文庫)

 シリーズ4作目なのだが、回を重ねるごとに面白くなってくる。内容のみならず、各キャラクターの動向にも目が離せない。
内容・感想


第8位「紳士の黙約」 ドン・ウィンズロウ(角川書店 角川文庫)

「夜明けのパトロール」の続編となるのだが、思いのほかシリーズ化がはまっている。前作に負けず劣らず良い作品。さらなる続編を是非とも希望。
内容・感想


第7位「巡礼者パズル」 パトリック・クェンティン(論創社 論創海外ミステリ)

 今年はクェンティン祭りだ! 「俳優パズル」も出ているで、好き嫌いは人好き好き。当サイトでは大人のミステリと呼びたくなる出来のこちらをお薦め。
内容・感想


第6位「真鍮の評決」 マイクル・コナリー(講談社 講談社文庫)

 リンカーン弁護士シリーズであるが、ハリー・ボッシュも登場。基本的には法廷ものであるのだが、ボッシュが負けず劣らず嫌な存在感を出しまくり。
内容・感想


第5位「死の扉」 レオ・ブルース(東京創元社 創元推理文庫)

 レオ・ブルースの硬いイメージを払しょくする軽快な本格ミステリ。歴史教師キャロラス・ディーンが活躍するシリーズ作品。
内容・感想


第4位「技師は数字を愛しすぎた」 ボアロ&ナルスジャック(東京創元社 創元推理文庫)

 復刊作品であるのだが、ここにあげずにはいられなかった完成度の高い作品。今年一押しの海外本格ミステリ作品。また絶版しないうちに入手しておくべし。
内容・感想


第3位「アイアン・ハウス」 ジョン・ハート(早川書房 ハヤカワミステリ)

 今までのジョン・ハートの作品のなかで個人的には、これが一番インパクトが強かった。強引な手腕で家族の絆へと導く荒技がすばらしい。
内容・感想


第2位「エラリー・クイーンの災難」 飯城勇三編(論創社 論創海外ミステリ)

 エドワード・D・ホックによる「インクの輪」という作品が素晴らしい。これのためだけでも買う価値あり。
内容・感想


第1位「バーニング・ワイヤー」 ジェフリー・ディーヴァー(文藝春秋 単行本)

 やっぱりディーヴァーが凄い。リンカーン・ライムを煙に巻く新手の犯罪劇と電気の恐ろしさが見事に表されている。いつもどおり、最後の最後まで気を抜くべからず。
内容・感想







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