Grand U-gnol   2016年海外ミステリBEST10


順位タイトル著 者出版社
1位ささやく真実ヘレン・マクロイ創元推理文庫
2位過ぎ去りし世界デニス・ルヘインハヤカワミステリ
3位扇動者ジェフリー・ディーヴァー文藝春秋
4位転落の街マイクル・コナリー講談社文庫
5位ハイキャッスル屋敷の死レオ・ブルース扶桑社文庫
6位ミステリ・ウィークエンドパーシヴァル・ワイルド原書房
7位カクテルパーティーエリザベス・フェラーズ論創海外ミステリ
8位ザ・カルテルドン・ウィンズロウ角川文庫
9位傷だらけのカミーユピエール・ルメートル文春文庫
10位闇と静謐マックス・アフォード論創海外ミステリ







第10位「闇と静謐」 マックス・アフォード(論創社 論創海外ミステリ)

 ラジオドラマの収録の際に起きた殺人事件を描いた作品。読み終えてみると、伏線がきっちりと張られていたことに驚かされる。
内容・感想


第9位「傷だらけのカミーユ」 ピエール・ルメートル(文藝春秋 文春文庫)

 カミーユ警部三部作のラストをかざる作品。シリーズとしての幕引きがさえる作品であるので、是非とも読んでいない人は1作目から。
内容・感想


第8位「ザ・カルテル」 ドン・ウィンズロウ(角川書店 角川文庫)

「犬の力」」の続編。メキシコにおける麻薬カルテルとの激しい戦争が描かれる。フィクションでありながら、ノン・フィクションとして読めてしまう力作。
内容・感想


第7位「カクテルパーティー」 エリザベス・フェラーズ(論創社 論創海外ミステリ)

 タイトルのとおり、パーティーの席で起きた事件。被害者はなぜ、まずいロブスターのパイを食べたのか? 浮かび上がる意外な動機が真相を明らかにする。
内容・感想


第6位「ミステリ・ウィークエンド」 パーシヴァル・ワイルド(原書房 ヴィンテージ・ミステリー)

“雪山の山荘”そのものの、クローズド・サークル・ミステリ。読者は消え失せる死体に悩まされることに。
内容・感想


第5位「ハイキャッスル屋敷の死」 レオ・ブルース(扶桑社 扶桑社文庫)

 地味な内容であるのだが、真相に気付いた探偵キャロラス・ディーンの苦悩と判断が見もの。異色系英国風本格ミステリ。
内容・感想


第4位「転落の街」 マイクル・コナリー(講談社 講談社文庫)

 何気に社会派ミステリであり、現代社会を描いた警察小説でもある。シリーズきっての悪役も登場し、ハリー・ボッシュの苦難は続く。
内容・感想


第3位「扇動者」 ジェフリー・ディーヴァー(文藝春秋 単行本)

 キャサリン・ダンスのことを侮っていた・・・・・・。私と同様にダンスを過小評価していた人は、この作品で足元をすくわれることとなるであろう。
内容・感想


第2位「過ぎ去りし世界」 デニス・ルヘイン(早川書房 ハヤカワミステリ)

「夜に生きる」の続編。ギャングとして振るっていた男のその後と生きざまが、まざまざと描かれた作品。
内容・感想


第1位「ささやく真実」 ヘレン・マクロイ(東京創元社 創元推理文庫)

 真実を語る薬が巻き起こす騒動を描いた作品。真相の解き明かし方が捻りが効いていて面白い。
内容・感想







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