順位 | タイトル | 著 者 | 出版社 |
1位 | ささやく真実 | ヘレン・マクロイ | 創元推理文庫 |
2位 | 過ぎ去りし世界 | デニス・ルヘイン | ハヤカワミステリ |
3位 | 扇動者 | ジェフリー・ディーヴァー | 文藝春秋 |
4位 | 転落の街 | マイクル・コナリー | 講談社文庫 |
5位 | ハイキャッスル屋敷の死 | レオ・ブルース | 扶桑社文庫 |
6位 | ミステリ・ウィークエンド | パーシヴァル・ワイルド | 原書房 |
7位 | カクテルパーティー | エリザベス・フェラーズ | 論創海外ミステリ |
8位 | ザ・カルテル | ドン・ウィンズロウ | 角川文庫 |
9位 | 傷だらけのカミーユ | ピエール・ルメートル | 文春文庫 |
10位 | 闇と静謐 | マックス・アフォード | 論創海外ミステリ |
第10位「闇と静謐」 マックス・アフォード(論創社 論創海外ミステリ)
ラジオドラマの収録の際に起きた殺人事件を描いた作品。読み終えてみると、伏線がきっちりと張られていたことに驚かされる。
第9位「傷だらけのカミーユ」 ピエール・ルメートル(文藝春秋 文春文庫)
カミーユ警部三部作のラストをかざる作品。シリーズとしての幕引きがさえる作品であるので、是非とも読んでいない人は1作目から。
第8位「ザ・カルテル」 ドン・ウィンズロウ(角川書店 角川文庫)
「犬の力」」の続編。メキシコにおける麻薬カルテルとの激しい戦争が描かれる。フィクションでありながら、ノン・フィクションとして読めてしまう力作。
第7位「カクテルパーティー」 エリザベス・フェラーズ(論創社 論創海外ミステリ)
タイトルのとおり、パーティーの席で起きた事件。被害者はなぜ、まずいロブスターのパイを食べたのか? 浮かび上がる意外な動機が真相を明らかにする。
第6位「ミステリ・ウィークエンド」 パーシヴァル・ワイルド(原書房 ヴィンテージ・ミステリー)
“雪山の山荘”そのものの、クローズド・サークル・ミステリ。読者は消え失せる死体に悩まされることに。
第5位「ハイキャッスル屋敷の死」 レオ・ブルース(扶桑社 扶桑社文庫)
地味な内容であるのだが、真相に気付いた探偵キャロラス・ディーンの苦悩と判断が見もの。異色系英国風本格ミステリ。
第4位「転落の街」 マイクル・コナリー(講談社 講談社文庫)
何気に社会派ミステリであり、現代社会を描いた警察小説でもある。シリーズきっての悪役も登場し、ハリー・ボッシュの苦難は続く。
第3位「扇動者」 ジェフリー・ディーヴァー(文藝春秋 単行本)
キャサリン・ダンスのことを侮っていた・・・・・・。私と同様にダンスを過小評価していた人は、この作品で足元をすくわれることとなるであろう。
第2位「過ぎ去りし世界」 デニス・ルヘイン(早川書房 ハヤカワミステリ)
「夜に生きる」の続編。ギャングとして振るっていた男のその後と生きざまが、まざまざと描かれた作品。
第1位「ささやく真実」 ヘレン・マクロイ(東京創元社 創元推理文庫)
真実を語る薬が巻き起こす騒動を描いた作品。真相の解き明かし方が捻りが効いていて面白い。