順位 | タイトル | 著 者 | 出版社 |
1位 | エージェント6 | トム・ロブ・スミス | 新潮文庫 |
2位 | 背後の足音 | ヘニング・マンケル | 創元推理文庫 |
3位 | 007 白紙委任状 | ジェフリー・ディーヴァー | 文藝春秋 |
4位 | 三本の緑の小壜 | D・M・ディヴァイン | 創元推理文庫 |
5位 | 夜明けのパトロール | ドン・ウィンズロウ | 角川文庫 |
6位 | 暗い鏡の中に | ヘレン・マクロイ | 創元推理文庫 |
7位 | 悪 童 | カミラ・レックバリ | 集英社文庫 |
8位 | 四十面相クリークの事件簿 | トマス・W・ハンシュー | 論創社 |
9位 | ディーン牧師の事件簿 | ハル・ホワイト | 創元推理文庫 |
10位 | 三つの秘文字 | S・J・ボルトン | 創元推理文庫 |
第10位「三つの秘文字」 S・J・ボルトン(東京創元社 創元推理文庫)
今年一番のサイコ・サスペンス。閉鎖された地域での恐怖を描いた作品。実際の諸島が舞台となっているようであるが、島民から訴えられないか心配したくなるような内容。
第9位「ディーン牧師の事件簿」 ハル・ホワイト(東京創元社 創元推理文庫)
現代において、このような本格ミステリを書く人が現れてくれただけでも幸せ。サム・ホーソンのシリーズが好きな人はこちらもお薦めしたい。
第8位「四十面相クリークの事件簿」 トマス・W・ハンシュー(論創社 論創海外ミステリ)
ついに幻の名怪盗が登場。名前の通り、怪人二十面相の元となった人物。その怪盗が心を入れ替え、探偵として活躍し始めるという話。まさにこれこそ怪盗乱麻!!
第7位「悪 童」 カミラ・レックバリ(集英社 集英社文庫)
これぞ群像小説。シリーズ3作目にしてようやくキャラクターが立ってきた。生活感あふれる地域ミステリ作品。非喜劇がうまく組み合わされている。
第6位「暗い鏡の中に」 ヘレン・マクロイ(東京創元社 創元推理文庫)
幻の作品がついに復刊。ドッペルゲンガーは実在するのか!? 奇怪な謎に心理学者ウィリング博士が挑戦する。
第5位「夜明けのパトロール」 ドン・ウィンズロウ(角川書店 角川文庫)
ウィンズロウの新シリーズが登場! とのことなんだが、この物語の結末を見ると、本当にシリーズ化されるのかが心配になってきた。いや、内容はいつもどおり良い作品となっているのだが。
第4位「三本の緑の小壜」 D・M・ディヴァイン(東京創元社 創元推理文庫)
今や古典本格ミステリを支えてくれるのはディヴァインしかいない。未訳作品が出つくすまで、がんばれディヴァイン、まけるなディヴァイン。
第3位「007 白紙委任状」 ジェフリー・ディーヴァー(文藝春秋 単行本)
ディーヴァーが007なんて・・・・・・これが驚くほどぴったりと合う。現代のジェームス・ボンドは携帯アプリを駆使して凶悪犯に挑み続ける。ディーヴァー流、どんでん返しも顕在!!
第2位「背後の足音」 ヘニング・マンケル(東京創元社 創元推理文庫)
シリーズとしても大きな転換を迎える作品。主人公のヴァランダーは恋愛に悩み、病気に悩み、仕事に悩みと三重苦を抱えながらも、事件はきっちりとこなし続けてゆく。今回は活躍しすぎだぞヴァランダー。
第1位「エージェント6」 トム・ロブ・スミス(新潮社 新潮文庫)
「チャイルド44」「グラード57」に続く集大成的作品。決してハッピーエンドへと至ることなく、運命に翻弄され続けるレオ・デミドフ。ソ連からアメリカまでの長く闇に閉ざされた旅が始まる。
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