順位 | タイトル | 著 者 | 出版社 |
1位 | カササギ殺人事件 | アンソニー・ホロヴィッツ | 創元推理文庫 |
2位 | あやかしの裏通り | ポール・アルテ | 行舟文化 |
3位 | タラント氏の事件簿【完全版】 | C・デイリー・キング | 創元推理文庫 |
4位 | 燃える部屋 | マイクル・コナリー | 講談社文庫 |
5位 | ピラミッド | ヘニング・マンケル | 創元推理文庫 |
6位 | アリバイ | ハリー・カーマイケル | 論創海外ミステリ |
7位 | 牧神の影 | ヘレン・マクロイ | ちくま文庫 |
8位 | 犯罪コーポレーションの冒険 | エラリー・クイーン | 論創海外ミステリ |
9位 | 通過者 | ジャン=クリストフ・グランジェ | TAC出版 |
10位 | 十三の謎と十三人の被告 | ジョルジュ・シムノン | 論創海外ミステリ |
第10位「十三の謎と十三人の被告」 ジョルジュ・シムノン(論創社 論創海外ミステリ)
「十三の謎」に登場する刑事(?)G7の活躍に目を奪われる。まるでシムノン風シャーロック・ホームズとでも言いたくなるような。
第9位「通過者」 ジャン=クリストフ・グランジェ(TAC出版 単行本)
久しぶりに訳されたグランジェ作品。本の分厚さにめまいを覚えるだけではなく、その内容についても眩暈をさせられるようなめくるめく怪作。
第8位「犯罪コーポレーションの冒険」 エラリー・クイーン(論創社 論創海外ミステリ)
痛快ラジオドラマ集。クイーン親子、ヴェリー部長刑事、秘書ニッキーの4人の活躍が楽しめる。
第7位「牧神の影」 ヘレン・マクロイ(筑摩書房 ちくま文庫)
とにかく暗号尽くしのミステリ。これは、訳した人を褒めたたえたくなる一冊。
第6位「アリバイ」 ハリー・カーマイケル(論創社 論創海外ミステリ)
「リモートコントロール」に負けず劣らずの快作。意外な角度から真相が明らかになる展開が楽しめる。
第5位「ピラミッド」 ヘニング・マンケル(東京創元社 創元推理文庫)
地道な警察小説であるが、この1冊でクルト・ヴァランダーの全てがわかるといっても過言ではない。
第4位「燃える部屋」 マイクル・コナリー(講談社 講談社文庫)
新人警察官と共に、過去に起きた二つの未解決事件を追っていくハリー・ボッシュ。事件の真相は? そしてボッシュの行く末は??
第3位「タラント氏の事件簿【完全版】」 C・デイリー・キング(東京創元社 創元推理文庫)
昔、出版された作品であるが“完全版”ということで新たな未訳作品が含まれているゆえにここに掲載。探偵タラントの活躍を堪能できる作品集。
第2位「あやかしの裏通り」 ポール・アルテ(行舟文化 単行本)
これだけ面白い作品を書いているのであれば、もっともっと訳してもらいたいと皆が思っていることであろう。久しぶりに訳された作品は、ツイスト博士ではなく、新たなるオーウェン・バーンズ・シリーズ。
第1位「カササギ殺人事件」 アンソニー・ホロヴィッツ(東京創元社 創元推理文庫)
単なるクリスティーのトリビュート作品というだけではなく、古き良き古典ミステリと近代的なサスペンスの両方を一冊(上下巻だけど)で味わえる欲張りな作品。今年No.1のうたい文句に偽りなし。