Grand U-gnol   2017年海外ミステリBEST10


順位タイトル著 者出版社
1位13・67陳浩基文藝春秋
2位代診医の死ジョン・ロード論創海外ミステリ
3位罪責の神々マイクル・コナリー講談社文庫
4位スティール・キスジェフリー・ディーヴァー文藝春秋
5位ブラックボックスマイクル・コナリー講談社文庫
6位1919年三部作ロバート・ゴダード講談社文庫
7位ミドル・テンプルの殺人J・S・フレッチャー論創海外ミステリ
8位雪と毒杯エリス・ピーターズ創元推理文庫
9位月明かりの男ヘレン・マクロイ創元推理文庫
10位青鉛筆の女ゴードン・マカルパイン創元推理文庫







第10位「青鉛筆の女」 ゴードン・マカルパイン(東京創元社 創元推理文庫)

 不思議な感覚で読むことができる、大戦中の日系人の様相を描き出すメタミステリ。
内容・感想


第9位「月明かりの男」 ヘレン・マクロイ(東京創元社 創元推理文庫)

 マイクロイの作品としてはイマイチのできではあるが、ミステリとしてそれなりの水準は十分に保っている。そろそろ未訳作品がなくなりそう・・・・・・
内容・感想


第8位「雪と毒杯」 エリス・ピーターズ(東京創元社 創元推理文庫)

 クローズドサークルっぽいミステリ。さすが「修道士カドフェル」の作家だけあって、ストーリーの仕立て方が良い。
内容・感想


第7位「ミドル・テンプルの殺人」 J・S・フレッチャー(論創社 論創海外ミステリ)

 新聞記者が身元不明の死体の謎を追い求めてゆく物語。どんな展開が待ち受けるかわからない、迷宮仕立てのミステリ作品。
内容・感想


第6位「1919年三部作」 ロバート・ゴダード(講談社 講談社文庫)

 まさしくヒーローにふさわしいというような主人公が登場する、ガチガチの冒険サスペンス小説。善対悪、というようなわかりやすい構図がむしろ潔い。
内容・感想


第5位「ブラックボックス」 マイクル・コナリー(講談社 講談社文庫)

 過去にボッシュが遭遇した未決事件を20年ぶりに取り扱うという内容。ストーリーは問題ないが、上司との軋轢が面倒と思えるが・・・・・・だいたい今どきの作品ってこんな感じか?
内容・感想


第4位「スティール・キス」 ジェフリー・ディーヴァー(文藝春秋 単行本)

 一線を退いたライムに対して、アメリア・サックスが孤軍奮闘!? IT社会に警鐘を鳴らすような近代的犯罪がアメリアらを翻弄する。
内容・感想


第3位「罪責の神々」 マイクル・コナリー(講談社 講談社文庫)

 結局検事にはなれず弁護士家業を続けることとなるミッキー・ハラー。今回扱う事件はミッキー知人が被害者となったものであり、さらには無実を勝ち取る難しさを痛感させられることに!!
内容・感想


第2位「代診医の死」 ジョン・ロード(論創社 論創海外ミステリ)

 なんでこれが今まで訳されなかったと訴えたくなるほど良い内容。これを読むと、いくらロード作品が退屈の代名詞といわれようと、新刊を逃すわけにはいかなくなる。
内容・感想


第1位「13・67」 陳浩基(文藝春秋 単行本)

 文句なしに、これぞ今年の海外ミステリNo.1! 香港警察に勤務するクワン刑事の活躍と人生を描いた作品集。
内容・感想







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