順位 | タイトル | 著 者 | 出版社 |
1位 | 13・67 | 陳浩基 | 文藝春秋 |
2位 | 代診医の死 | ジョン・ロード | 論創海外ミステリ |
3位 | 罪責の神々 | マイクル・コナリー | 講談社文庫 |
4位 | スティール・キス | ジェフリー・ディーヴァー | 文藝春秋 |
5位 | ブラックボックス | マイクル・コナリー | 講談社文庫 |
6位 | 1919年三部作 | ロバート・ゴダード | 講談社文庫 |
7位 | ミドル・テンプルの殺人 | J・S・フレッチャー | 論創海外ミステリ |
8位 | 雪と毒杯 | エリス・ピーターズ | 創元推理文庫 |
9位 | 月明かりの男 | ヘレン・マクロイ | 創元推理文庫 |
10位 | 青鉛筆の女 | ゴードン・マカルパイン | 創元推理文庫 |
第10位「青鉛筆の女」 ゴードン・マカルパイン(東京創元社 創元推理文庫)
不思議な感覚で読むことができる、大戦中の日系人の様相を描き出すメタミステリ。
第9位「月明かりの男」 ヘレン・マクロイ(東京創元社 創元推理文庫)
マイクロイの作品としてはイマイチのできではあるが、ミステリとしてそれなりの水準は十分に保っている。そろそろ未訳作品がなくなりそう・・・・・・
第8位「雪と毒杯」 エリス・ピーターズ(東京創元社 創元推理文庫)
クローズドサークルっぽいミステリ。さすが「修道士カドフェル」の作家だけあって、ストーリーの仕立て方が良い。
第7位「ミドル・テンプルの殺人」 J・S・フレッチャー(論創社 論創海外ミステリ)
新聞記者が身元不明の死体の謎を追い求めてゆく物語。どんな展開が待ち受けるかわからない、迷宮仕立てのミステリ作品。
第6位「1919年三部作」 ロバート・ゴダード(講談社 講談社文庫)
まさしくヒーローにふさわしいというような主人公が登場する、ガチガチの冒険サスペンス小説。善対悪、というようなわかりやすい構図がむしろ潔い。
第5位「ブラックボックス」 マイクル・コナリー(講談社 講談社文庫)
過去にボッシュが遭遇した未決事件を20年ぶりに取り扱うという内容。ストーリーは問題ないが、上司との軋轢が面倒と思えるが・・・・・・だいたい今どきの作品ってこんな感じか?
第4位「スティール・キス」 ジェフリー・ディーヴァー(文藝春秋 単行本)
一線を退いたライムに対して、アメリア・サックスが孤軍奮闘!? IT社会に警鐘を鳴らすような近代的犯罪がアメリアらを翻弄する。
第3位「罪責の神々」 マイクル・コナリー(講談社 講談社文庫)
結局検事にはなれず弁護士家業を続けることとなるミッキー・ハラー。今回扱う事件はミッキー知人が被害者となったものであり、さらには無実を勝ち取る難しさを痛感させられることに!!
第2位「代診医の死」 ジョン・ロード(論創社 論創海外ミステリ)
なんでこれが今まで訳されなかったと訴えたくなるほど良い内容。これを読むと、いくらロード作品が退屈の代名詞といわれようと、新刊を逃すわけにはいかなくなる。
第1位「13・67」 陳浩基(文藝春秋 単行本)
文句なしに、これぞ今年の海外ミステリNo.1! 香港警察に勤務するクワン刑事の活躍と人生を描いた作品集。