Grand U-gnol   2023年国内ミステリBEST10


順位タイトル著 者出版社
1位エレファントヘッド白井智之角川書店
2位涜神館殺人事件手代木正太郎星界社FICTIONS
3位友が消えた夏門前典之光文社文庫
4位エフェクトラ霞流一南雲堂
5位化石少女と七つの冒険麻耶雄嵩徳間書店
6位或るスペイン岬の謎柄刀一光文社
7位三人書房柳川一ミステリ・フロンティア
8位アミュレット・ホテル方丈貴恵光文社
9位歩く亡者三津田信三角川書店
10位ヴァンプドッグは叫ばない市川憂人東京創元社






第10位「ヴァンプドッグは叫ばない」 市川憂人(東京創元社 単行本)

 着地点の予想がつかない、バイオ・ホラー・ミステリ。本格ミステリが成されているにもかかわらず、その背景のスケールの大きさに驚かされる。
内容・感想


第9位「歩く亡者」 三津田信三(角川書店 単行本)

 怖がりの探偵と、それをけしかける女子大生とのコンビが織りなすホラーミステリ。三津田氏の作品を色々と読んでいる人には、ボーナス的な楽しみも。
内容・感想


第8位「アミュレット・ホテル」 方丈貴恵(光文社 単行本)

 軽めのミステリか、はたまたサスペンス小説か、と思いきや、結構本格ミステリしていて驚かされる作品。犯罪者御用達のホテルで起こるミステリ模様。
内容・感想


第7位「三人書房」 柳川一(東京創元社 ミステリ・フロンティア)

 江戸川乱歩が作家になる前に古書店を営んでいたと言うことで、それを舞台としたミステリ模様が展開される。時代性もうかがうことができる作品となっている。
内容・感想


第6位「或るスペイン岬の謎」 柄刀一(光文社 単行本)

 柄刀氏による国名シリーズもこれが最後。今回の短編集はチャイナ橙、スペイン岬、ニッポン樫鳥の3編が収められている。
内容・感想


第5位「化石少女と七つの冒険」 麻耶雄嵩(徳間書店 単行本)

 ミステリとして、というよりも毛色の異なる青春小説として目を見張るものがある作品。最後まで読めば、また麻耶氏に「やられた!」と思わず唸ってしまう。
内容・感想


第4位「エフェクトラ」 霞流一(南雲堂 単行本)

 いかにも霞氏らしい本格ミステリ作品。最後まで読んで、とある事実を告げられた時には、その馬鹿馬鹿しさに、ただただ笑うしかない。
内容・感想


第3位「友が消えた夏」 門前典之(光文社 光文社文庫)

 密室殺人あり、不可能犯罪あり、そしてさらには・・・・・・とにかくミステリ要素がてんこ盛り。これが文庫で読めるのだから、お得という他ない。
内容・感想


第2位「涜神館殺人事件」 手代木正太郎(星界社 星界社FICTIONS)

 邪教の館に霊能力者たちが集うとき、陰惨な殺人が巻き起こる。それらは全て超常現象によるものなのか? はたまた・・・・・・!?
内容・感想


第1位「エレファントヘッド」 白井智之(角川書店 単行本)

 パラドックス空間のような並列世界を用いて、倫理観度外視にした犯罪模様が展開されてゆく。どんでん返しの果てに見出すこととなる真相に驚愕すること間違いなし。
内容・感想







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